「ばけばけ」「鬼太郎」を巡る旅(松江編)~日本一周・海外25か国 旅好き家族の足跡♯250
2025年も年の瀬。家族で山陰旅行へ行ってきました。
なぜ、山陰か。
一つは、朝ドラ『ばけばけ』。
また幼稚園児の娘に妖怪ブームが到来し、『ゲゲゲの鬼太郎』が大好き。小学生のお兄ちゃんは、城と鉄道があればどこでも喜んでくれます。
温泉もあり、屈指の漁獲高を誇る境港もあり、魚も安くておいしい!
大人は大人で日常の疲れを癒すため、2泊3日、京都から島根・鳥取に行ってきました。
ざっくり、
1日目:松江・玉造温泉泊
2日目:出雲・皆生温泉泊
3日目:境港
といったスケジュール。
まずは、山陰をより楽しめるように、大人も子供も事前学習から。
といっても、堅苦しいものではありません。
仕事に育児、忙しい日々の合間にできるものをご紹介。
まず私は、小泉八雲に対する理解を深めたいと、池田雅之先生のこちらの本を。
余談ですが、池田先生、大学時代の私の恩師なのです。他学部であったにもかかわらず、池田先生のゼミの活動にしょっちゅう参加させてもらっていました。とても優しく朗らかで気さくな先生。そんな先生の人となりがにじみ出るような、小泉八雲の人生に対するわかりやすい解説書でした。(大学時代に、もっと自分が小泉八雲についての興味・関心を持っていたら…とちょっと後悔。)
また、こちらの番組もおもしろかったです。経営学者の入山章栄先生がMCをされている番組、浜松町Innovation Culture Cafeで、たまたま、山陰×京都の放送回がやっており「京都は山陰にもっと学べ」と入山先生がおっしゃっていた回でした(笑)。出雲の歴史、文化を知ることができました。
子供たちには、水木しげるさんの伝記を。フリガナ付きの漫画なので、幼稚園児も一人で読んでいました。
では、そろそろ本編に…
1日目、京都から車で約4時間。昼過ぎに松江に到着しました。松江市内に入る際、宍道湖の穏やかな美しい景色を車窓から眺めながら。
まずは、松江城の北側にある小泉八雲記念館と旧居を訪問。
小泉八雲記念館は、八雲の生い立ちから日本での生活、また亡くなるまでの生涯の理解を深めることができます。
本や『ばけばけ』で、事前知識を入れていた分、より詳しく理解できました。旧居には解説がほぼ無い分、小泉八雲について知りたい方は、記念館はおすすめ。
記念館はそれほど広くはありませんが、2階には関連書籍が自由に読めるライブラリーがあり、また『怪談』を聴けるブースなんかもありました.

正直、私は、小泉八雲と言えば『怪談』『日本の面影』を書いた外国人
程度の雑な理解でおりました…
しかし、小泉八雲から学ぶことが実に多かった。
五感で当時の日本の良さを感じようとしていた点。またオープンマインドで、日本を、西洋人の視点からではなく、日本人の視点に立とうとしながら理解しようとした点。これって、ブレイディみかこさんのエッセイに出てくる「他人の靴を履く」姿勢。つまりエンパシー(共感)に通ずる姿勢で、今の社会に求められる姿勢じゃなかろうかと感じたのでした。
また、教育者としても、知識よりも生徒の想像力に重きを置いていたとのこと。AI時代となり、知識・情報を詰め込むことより、五感や経験・体験から得られる暗黙知的なものに価値が置かれるようになってきた昨今。
小泉八雲は凡そ120年以上前に生きた人物ではありますが、八雲から学べることって沢山あるのではないだろうか、と思うのでした。
八雲は左目を失明したからこそ、五感が研ぎ澄まされたという記述もあり、去年、乳がんで胸の喪失を経験した私にとっても、「失ったことで、得られるものもあるんだ」と励みになりました。
1月から後半に突入する『ばけばけ』がより面白くなりそう。
続いて、小泉八雲旧居へ。ここは、小泉八雲とセツが暮らした旧松江藩士の屋敷。松江の人々や風土に触れて日本文化への理解を深めました。
旧居では当時のままの庭と書斎が保存されています。

小泉八雲のことを学んだあとは、松江城の南側に移動して、少し遅めのお昼ご飯。お城の南側エリアには県庁などが集まっており、土日は駐車場がおもてなし駐車場として無料開放されていました。ありがたし。
民芸茶房 鷦。雰囲気がある店内で、蕎麦にしじみ飯、しじみ汁が頂けました。地のものはやはり美味しい!

食後、夕方のいい時間になってきたので、夫・息子チームは松江城。私と娘はばけばけ展がやっているカラコロ工房へ。
カラコロ工房は、昭和13年に「日本銀行松江支店」として建てられたものを改装したもの。とても素敵な近代建築でした。
ここの地下でばけばけ展が開催されています。
また1階では、センスの良いお土産品や民芸品が購入できるショップも。

その後、雰囲気のある喫茶店、珈琲館で休憩。
数年前にも家族で訪れ、その雰囲気の良さが記憶に残っていました。
今回も前回同様、ウィンナーコーヒーを注文。

その後、閉館まで残り30分の竹島資料室へ移動し、夫・息子と合流。

この夏、北海道では北方領土を自分の目で眺めながら、資料館で領土問題について学びました。
領土問題も、まずは事実を知ることから。
日本としての課題、問題も、地域によって、興味・関心の差が随分あると実感することが多々あります(自戒の念もこめて…)。私が住む京都では、私が知る限り領土問題について学べる施設なんてない。だからこそ、各地方に訪れた際、こうした日本の課題・問題が学べる場所に、子供たちを連れて行く機会は大切にしています。その甲斐あってか、子供たちは自然とニュースを見て、旅先での経験を結び付けながら、自分で考えようとする姿勢はほんの少しですが見られるかも‥‥子供に「学ばせる」のではなく、親である私も知らないことが沢山あるから、一緒に学ぶ。
ちなみにヨーロッパでも、各国の第二次世界大戦の足跡を、親子でずっと巡っていました。日本とは異なる視点で、戦争の輪郭が見えることが、すごくいい学びになった。こうした旅先で親子で一緒に学ぶ時間が、私にとっては楽しい時間でもあります。
資料室は、菊竹清訓の建築。建物だけでも一見の価値ありです。

冬至で日が短く17時には日が暮れます…
この日の観光は終了。玉造温泉で一泊。

2日目以降はまた次回!
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^
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京都を拠点にキャリアコンサルタント・高校教員(女性学)・不動産業をしているパラレルワーカーです。元JTC会社員、転勤・駐在妻。2児の子育て中であり、乳がんサバイバー(ホルモン療法中)。子育て・治療と仕事の両立中。
普段、キャリアや教育、子育て、乳がんについての記事を多く書いていますが、旅行記も書いています。旅好きの方と繋がれると嬉しいです!
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