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65万円の不正利用。絶望した私を救ったのは、ひとつの電話だった

ある日、銀行から通知が来た。

11月分のクレカの引落とし額の確認メール。 いつもより桁が違う数字が表示されている。

その金額なんと、65万円。


え????????


我が目を疑った。
まさか自分が不正利用されるなんて思ってもいなくて、指先が冷たくなるのがわかった。






カード会社からのお知らせメール


カード会社からの「引き落とし額が決まりました」というメール。
毎月くるのだけど、被害にあったクレカはサブカードでほとんど利用していないためスルーしていた。

今思えば、そのメールには金額の記載がないのに、なんで「いつも通り」と思い込んでいたんだろう。


引き落とし前日に銀行から通知が来て、そこで初めて気付く。
明細を確認すると、見覚えのない請求が並んでいる。 Google Ads。Apple。 どちらも使った覚えがない。

9月中旬から11月にかけて、合計約65万円。
これは明らかに不正利用だ。



最初の対応:カード会社に連絡


すぐにカード会社に電話をした。

カードは即座に停止してもらえた。
ただ、引き落としは止められないそうだ。データがすでに銀行に渡っているため、システム上どうにもできないらしい。

そして、追い打ちをかけるように「調査・補償期間は60日以内」と告げられる。
実は今回、Appleで9月に決済されているものが11月の支払いに乗っていた。

反映にタイムラグがあったせいで、それが命取りになっている。


いやいやいやいやいや、そうは言ってもいつもはほぼ2〜3日でちゃんと反映されてるじゃん。
なんで唐突に遅れてるんだよ!!!!!!!!
そもそも利用通知だってアプリから来なかったじゃん!!!!!!

電話しながら、不安で手が震えている。
コールセンターからの回答は冷たく、「規約上、調査・補償の対象外なので、何もできない」とのこと。

「本当に申し訳ないのですが、こちらでは何もできなくて…」と担当者が言う。
嘘つけ、申し訳ないなんて思ってないだろ…と頭の中を被害者ムーブが駆け巡る。

担当者からは、まず自分でGoogleとAppleに問い合わせてほしいとのこと。
特にAppleについては、Apple側が利用解除すれば支払わなくて済むらしい。
ただ、仮にApple側が利用解除してもタイムラグがあるので「まずは月末までに一旦振り込んでほしい」とのこと。

念のためネットで調べると、Appleの利用解除はかなりハードルが高く絶望的だとわかった。
念のため、我が相棒のAIにも相談したが、やたら楽観的な回答が来るだけだった。



Googleに問い合わせてみた


調べると、明細に記載されている「GoogleADS」は広告アカウントIDらしく、私のクレカで何かの広告をかけたようだ。
問い合わせ窓口に電話しても、全て自動音声。
最後には「ホームページをご覧ください」で電話が切れてしまう。

仕方なくフォームから不正利用の申請を試みた。
以下のトラブルシューティングのページから申請すると、すぐに返事が電話やメールで来るらしい。
※スマホでもできるけど、わかりづらいのでPCがおすすめです。

申請した日の夜に、Googleからメールがあった。

不正利用したアカウントは停止、決済も解除したと。そして「カード会社にチャージバックを求めてください」という回答。

Googleに関しては、調査・補償期間内だし、なんとかなりそうだ。



Appleに直接問い合わせてみた


次に、Appleに問い合わせた。
AppleもGoogleみたいな仕組みだったらどうしようと思っていたが、案内をすすむと意外とあっさりとオペレーターの方が出てくれた。

住所や電話番法、クレカ情報を伝えて確認すると、「注文履歴がないですね」とのこと。
これも不正利用で決定だ。

しかし、これは簡単な調査なので、本格的な調査を行うためにはカード会社からの調査依頼がないとダメらしい。
「カード会社に調査依頼をかけてもらってください」と言われたものの、ちょっと雲行きが怪しい…。


ただそれでも、カード会社に電話するしかないわけで。

カード会社に電話し、それぞれの回答を伝えたものの、やはりAppleについては調査対象外のため調査依頼がかけられないとのことだった。

Googleで30万、Appleで32万。
Googleは調査・補償対象なのでなんとかなるとして、32万…。
これから厳しい交渉をしなければならないと思うと、頭を抱えるしかなかった。



消費者センターの窓口へ駆け込んだ


このままでは、埒があかない。

悩んだ末に駆け込んだのが「消費者生活センター」だった。
60万円という金額を聞いた相談員の方は、すぐに寄り添って相談に乗ってくれた。

「ちょっと電話してみましょうか」


マジか。
ここで断られると、もう後は弁護士しかないんだが…。


ドキドキしながら見ていると、やはり相談員の方は慣れているので、相手としっかり交渉してくれて。

よくよく聞いていると、私がコールセンターと話した内容は、カード会社の担当者に全く伝わっていなかった。
後から聞いたのだが、相談員が電話した先はセンターだけに知らされている連絡先だそうで、私からの連絡はコールセンターで止まっていたようだった。


結局、消費者センターの方が頑張ってくれて、9月の請求も調査対象にしてもらえることになった。
さらに「まず全額振り込んでください」と言われていた分も、自分が実際に使った分だけでいいという回答に変わった。

交渉がうまく進んでいくのがわかって、ようやくほっとした。
本当に、すごく心強かった。



今困っている人へ


現在は、カード会社の調査待ちの状態。 1〜2ヶ月かかるらしいが、もう不安はない。
この数日で学んだことを、今まさに困っている人に伝えたい。


①まず、カードを止める


不正利用に気づいたら、すぐにカード会社に連絡してカードを停止してもらう。 これは最優先。
被害額が少なくてもやった方がいい。

ただし、引き落とし自体は止められない可能性がある。
データがすでに銀行に渡っていると、システム上どうにもできないらしい。そうなると、ケースによっては一度お金を振り込む必要がでてきてしまうので、やはり早めには確認したい。


②明細や対応を記録しておく


証拠として、明細のスクリーンショットを保存しておく。
日付や金額、請求元の情報が重要になる。

またコールセンターや加盟店(今回の場合はGoogleやApple)とのやりとりも、簡単にメモしておくといい。
対応してくれた担当者の名前や話した内容、電話した番号などを記録しておくと、後から話が大きくなったときに時系列が整理できて良い。


③加盟店に問い合わせる


GoogleやAppleなど、不正利用先の加盟店に直接問い合わせる。
だいたいGoogleやAppleは不正利用先として定番なようで、検索するとすぐに問い合わせ先が出てきた。

ただし、だいたいの結論は「カード会社に言ってください」と言われるようだ。それでも、こちらも対応したということが大事。


④カード会社の対応が厳しくても、諦めない


調査・補償期間が絶対というわけではない。

私の場合、反映のタイムラグで60日を超えてしまっていたが、消費者センターから「利用者が見れるようになった日を起算日にすべき」という論理で交渉してもらえた。

カード会社も、状況によっては例外的に対応してくれる。最初の電話で「難しい」と言われても、それが最終回答じゃない。


⑤消費者生活センターに相談する


これが一番伝えたい。

お住まいの都道府県や市役所では、無料で相談できる窓口があるので、ぜひ活用しよう。

62万円の不正利用を回避できたので、払っている税金以上のリターンだ。感謝しかない。

実際の対応はケースバイケースだと思うけれど、公的機関が入るとカード会社の対応も変わってくる。
実は1年ほど前に夫も不正利用の被害に遭っているのだが、そのときも消費者センターが間に入ってくれて事なきを得た。



予防策:使わないカードは利用上限を下げておく


今回の件で、カード管理の大切さを痛感した。
たまたま銀行からの通知で早く気づけたけれど、もし気づかなかったらと思うと本当に怖い。

そして、使わないカードは利用上限を下げておくこと
これだけで、被害を最小限に抑えることができる。

アプリの通知も設定しておくといいけれど、私のように通知が来ないこともあるので、過信は禁物。
やっぱり自分の目で確認するのが一番確実である。



最後に


今回は、私が不正利用にあった経緯と今後の対策をまとめて記事にしてみました。
まだ調査期間内ではありますが、一旦は落ち着いたので安心です。
この記事が、今困っている方の参考になれば嬉しいです。

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森山ゆりこ │ 旅と日常のフォトグラファー チップは機材か大好きなカフェ代にさせていただきます*