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秋の七草の朝顔って桔梗(キキョウ)のことなんですね

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花。萩(はぎ)の花 尾花(おばな) 葛(くず)花 撫子(なでしこの花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花」

秋の七草のキキョウ

秋の七草には覚え方があるんですね。植物の名前を並べただけのようですが、その植物をよく知りません。万葉集に残る上の2首は、山上憶良がよんだものだそうです。奈良時代あたりですから、相当な大昔ですね。

まず、尾花。これはススキのことです。ススキの穂が動物の尾(しっぽ)に似ているからそう呼ばれたという説があります。

そして、朝貌(あさがお)。
これがまさか、キキョウのことだとは思いもしませんでした。
たまに俳句をよんでいるので、そういえば秋の七草ていつなんだろうと思って調べたら、このことを知りました。

秋の七草は食べるためじゃない?お供えするのはいつ?

春の七草が粥にして食べて無病息災を願うものとしたら、秋の七草は美しさを鑑賞するものだそうです。さらに、この七草は薬用にもなるのだとか。美しくて有益で、欠点のない植物ということです。※ススキには薬効がないという記事もありました。

秋の七草は、十五夜にお供えするものです。
十五夜は秋の収穫祭。
十五夜は、旧暦の8月15日の行事で、毎年変わります。

今年の十五夜は910日(土)です。

話題としては、7月には早すぎますね。しかし、そもそもキキョウを調べて十五夜に行きついたので、十五夜のことを話したいわけではないのです。

よく似ている桔梗(キキョウ)と竜胆(リンドウ)

まず、キキョウの花期は初夏~秋です。
キキョウを家に植えられないかとネットで調べて、今の時期の花だと知ってほっとしました。先に七草のことが出てきたので、夏の花のイメージを持っていたのが間違いだったのかと(七草のイメージが先行する人から見れば夏花と考えるのは間違いにちがいないでしょう)早合点しそうになりました。
見出しだけでなく、ネット記事は中身をきちんと読むことが大切ですね。

初夏には咲かない秋の花はリンドウです。
一般的にはキキョウとともに秋の花として知られ、よく似ています。
山上憶良は実は、秋の代表としてリンドウをキキョウとよんだのではないかと思ってしまうほどです。
昔の人は今ほど間違いや勘違いに敏感ではなかったそうなので、別の植物を見て別の植物の名を借りて和歌や句をよむことはあったというのを聞いたことがあります。私もそういう勘違いよくするので、秋の花としてリンドウとキキョウを山上憶良も間違ったんじゃないの?なんて、つい勘ぐってしまいました。

しかし、ネットで画像を調べると、キキョウとリンドウには見た目に明確な違いがあります。どちらも青紫色の花が一般的なことは共通しています。
一方で、キキョウは、花弁が開き切って五芒星のような形をしています。
リンドウは、花弁の下の方が膨らんでいて、袋状になっています。

さらに、キキョウはキキョウ科。
リンドウはリンドウ科の植物です。

同じ仲間じゃないんですね!
同じく薬用になり、色合いが青紫なので、そのイメージで似ていると思ってしまうのかもしれません。

絶滅危惧種のキキョウ

ところが、何事にも例外があります。
キキョウには、青紫だけでなく白い花もあります。
そして、花弁が袋状になっているキキョウ科の花もあるのです。
キキョウを調べたら、キキョウが絶滅危惧種ということをしりました。
では、元は日本各地に生育するというキキョウが、自分の地元の県の山にはもう咲いていないのか?ということが、気になりますよね?

熊本県のどこにキキョウが咲いているかは、膨大なネット情報の中で探しきれませんでした。知りたい情報を見つけるって、ネットでもなかなか難しいことがありますね。

しかし、そこで、県内の地名を冠したヤツシロソウ(八代草)というキキョウ科の植物があるというところに行き当たりました。

地元でしか見られない特別な植物かと思ったら、Amazonや楽天市場などのネットショップで普通に売られていました。なんでしょう。絶滅品種ではないことは喜ばしいことなのかもしれませんが、希少種じゃないと聞くとそれはそれでがっかり感があるのは、地名のついた植物のなせる業なのでしょうか。

そして、問題は、見た目です。白と青紫の色合いは確かにキキョウっぽいですが、花弁が膨らんでいて、袋状にみえないこともありません。
四角い紙風船のように見えなくはないですが、五芒星のような平べったい感じがない。
リンドウの方が似ていませんか?
専門的によく知らなければ、どれがリンドウ科でキキョウ科か見た目では区別がつけられないものもあるなと思いました。

キキョウは庭で育てられるか?

絶滅危惧種と聞くと手に入らないんじゃないかと思ってしまいますが、実は私は、キキョウを鉢で買ったことがあります。
植物の名前がなかったので、その時はリンドウのつもりで買いましたが、今考えると、花がついているものを初夏に買って秋まで花が観賞できたので、キキョウだったと思います。
自生するキキョウが貴重なのでしょうね。山間に住んでいますが、山歩きしてキキョウを見つけたことがありません。

霜の強い地域では特別なケアが必要なようですが、キキョウは鉢でも地植えでも育てられるようです。
花弁はそれなりに大きさがあり、草丈に幅があるようなので、群生させなくても、一株だけで観賞して楽しめるでしょう。
株分けや挿し芽でも増やせるそうですが、まずはもう種まきの頃は過ぎてしまったので、ホームセンターで咲いているキキョウを探さなくてはいけません。


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