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枇杷(ビワ)「あなたに打ち明ける」

母方の祖母が枇杷が好きで、亡くなる前の病室には枇杷の実がありました。
きっと入院していたのが初夏だったのでしょう。
見舞いに行って、祖母に皮を剥いてもらって食べました。
小学校1年生の時のことです。

枇杷の季節

ビワの実は5月6月頃に収穫されます。今は温室栽培もされていて、1月頃にも出回るようです。
対して、花が咲くのは11月12月晩秋から初冬にかけてです。
花が咲いて実が熟すまでそれだけの期間がかかることに感動を覚えます。
ほとんど半年はかかるということですね。

花言葉

黄色みを帯びた白い花は小さくて、ひと目につかないことから、「愛の告白」「ひそかな告白」「あなたに打ち明ける」などの花言葉があります。

しかし、違和感がぬぐえないのは、ひと目につかない花なのに、「告白」という花言葉がついたことです。告白を衆人環視の下でするイメージはあまりありません。それなのに、わざわざ「密かな告白」とするのが分からないのです。告白はもともと密かに人目につかないように二人きりでするのが普通じゃありませんか。現代にいたってはメールやSNSで告白する人もいるくらいで、そういう告白ならば「密かに」と言えるかもしれません。
いえ、大昔にも手紙という告白手段があったので、それなら「密かな告白」というのも、あながち間違った表現ではないのでしょうか。

生薬として利用されるビワには、他に「治癒」という花言葉もあるそうです。

ビワの効能

生薬名では「枇杷葉」というようです。
ビワは暖地で育ちます。九州人として育った私にはなじみのある果物です。
日本と中国の果物だと思っていましたが、インドの仏教医学では3000年前から取り入れられていたというから驚きです。

3000年前と言えば、日本は古墳時代の終わりごろ。その頃、日本に中国琵琶があったかなかったのか。果実を食してもただ美味しいと思うだけだったのでしょうね。

ビワは以下のような症状に効くとされています。

・ガン治療
・自然治癒力の促進
・咳止め
・暑気あたり
・胃腸病
・高血圧
・糖尿病
・リウマチ


ネットの記事を漁って読むと癌治療には効かないとされているものもありました。しかし、それ自体が事実かどうかも分からなかったので、一応一般的に言われている効能として列挙しておきます。

それにしても、これまでイチジクやナツメなど万能薬のような力がある薬草や薬木をnoteで紹介してきましたが、ビワまでそんなに効果があるとは驚きです。いったい不老長寿や万能の薬草は世界にどれだけあるのでしょうか。
しかし、人間の命には限りがあります。
どんなに効く薬であっても、人間に永遠の命を与えてくれるわけではありません。
薬効には限度があることを肝に銘じて、「信じる者は救われる」くらいの気持ちで薬草を楽しんでいたいです。

利用法

ビワの実は傷みやすく、日持ちがしません。
私もビワ酒やビワジャムくらいしか加工する術を思いつきませんでした。
しかし、ビワはビワの葉も利用できます。
ビワの葉をお風呂に入れたり、湿布薬として用いたり、ビワ茶にしたりするようです。
ビワの効能に美容効果と書かれているサイトもありました。定かではありませんが、胃腸によくて血圧を正常にしてくれるのであれば、実際内側から肌にも良い効果が期待できそうです。
一方で、ビワの種の利用には注意が必要のようでした。ビワは種が大きく、可食部分は3分の1しかありません。種まで利用したいというのはよく分かる心理ではありますが、ビワの種には、人間には毒になる成分が含まれているようです。情報を精査せず、生半可な知識で利用しようと思うのは危険だと私も肝に銘じておきます。
また、果物を食べるとかぶれるという人がいると思います。
ビワも口の中がかぶれる人がいるようです。どんなに優秀な効能を持っている食べ物でも、体質に合わないなら仕方がありません。
本来、病気の治療と同じで、副作用が強いとか症状が改善しないのであれば、他の治療を探す他ないのです。

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