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キッチンペーパーとの関係性

また、買ってしまった。

家の中をすっきりさせるために、あれほど、
「無駄なストック買いはやめよう」
と誓ったばかりなのに。

今日、つい手を伸ばしてしまったのは、
5箱セットのキッチンペーパーである。

私は、あるメーカーのキッチンペーパーを気に入っている。
吸水性がよく、使い勝手がいい。
あくまで当社調べである。

ただ、このキッチンペーパーを取り扱っている店舗が限られている。

以前通っていたスーパーでは、
途中で取り扱いが終了してしまったことがあった。

そのため、一時期はネットで購入していた。

ところが、引っ越してきてから気づいた。
最寄りのスーパーに置いてあるではないか!

しかも、ネットでまとめ買いする方が安いと思っていたのに、
なんとスーパーで買う方が一箱あたり断然安かった。

それ以来、私は
このキッチンペーパーをリアル店舗で買うことに決めた。

ただし、今住んでいる地域でも、
どのスーパーにも置いてあるわけではない。

今日、なぜ誘惑に負けたのか。

その数少ない取り扱い店舗で、
棚に残っていたのが、たった二つだったからである。

たった二つ。

これが人の心を乱す。

「もし、この二つで仕入れ終了だったらどうしよう」
「また、手に入らなくなるのでは」

そんな不安が、急に胸の中で立ち上がった。
飢餓感とでもいうのだろうか。

いや、キッチンペーパーなのに。

だが、私の中では一瞬で、
「今、確保せよ!」ピピー
という使命感がめらめらと湧き上がった。

そして私は、買ってしまった。

実は先日も買ったばかりである。

今、開封しているものを除くと、5箱セットが二つ。
さらに、ばらで3箱。
合計、13箱のストックがあることになる。

安心は、手に入った♡

世間ではよく、
「災害に備えて備蓄を」と言われる。

私も最低限の用意として、
簡易トイレや電池、アルミブランケットなどは、
非常用バッグに入れている。

しかし、食料や水に関しては、ほぼ無頓着であった。

その一方で、キッチンペーパーだけは豊富にある。

果たして、これを備蓄と呼んでよいのだろうか。

災害時には、ご近所に
キッチンペーパーを配ることはできそうである。

ただ、よくよく考えると、
キッチンペーパーは「備蓄」というより、
「ストック」や「買い置き」の部類なのかもしれない。

そう言い換えた瞬間、一気に庶民感が増す。

備蓄。
ストック。
買い置き。

同じようで、少しずつ顔つきが違う。

「備蓄」と言えば、防災意識が高そうに聞こえる。
「ストック」と言えば、管理ができていそうに聞こえる。
「買い置き」と言うと、急に棚の奥が見えてくる。

そして、13箱のキッチンペーパーを前にして
私は、ふと思った。

「これはもう備蓄でもストックでも買い置きでもないのかもしれない。」

推し活である

好きなキッチンペーパーを見つけたら、連れて帰る。
棚に残り二つしかなければ、保護する。
なくなったら困るから、少し多めに迎える。

そう考えると、今日の私は買いすぎた人ではない。
推しを救出した人である。

「無駄なストックはやめる」と言いながら、
棚に二つしかない推しを見て使命感に燃える。

「前に取り扱い終了で困った」
「どこにでも置いてあるわけじゃない」
という、過去の傷との合理性もある。

これは備蓄ではない。
キッチンペーパーの推し活の物語だった。


私は洗顔後、タオルではなくこれで拭いているので、
1枚で拭ける吸水性が気に入ってます


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