第3回|命式の作り方──干支と陰陽五行の基礎
1.十干と十二支の基礎知識
▪ 十干(じっかん)とは
十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種からなり、それぞれに五行と陰陽の性質が割り当てられています。
木:甲(陽)・乙(陰)
火:丙(陽)・丁(陰)
土:戊(陽)・己(陰)
金:庚(陽)・辛(陰)
水:壬(陽)・癸(陰)
▪ 十二支(じゅうにし)とは
十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種で、こちらも五行・陰陽を持ちます。
例:寅=木(陽)、卯=木(陰)、巳=火(陽)、午=火(陰)…という具合に、一つずつ性質が決まっています。
2.干支の組み合わせ:六十干支暦の成り立ち
十干と十二支を一対ずつ組み合わせると60通りの「干支(かんし)」が生まれます。
1番目:甲子(きのえね)
2番目:乙丑(きのとうし)
…
60番目:癸亥(みずのとい)
この「六十干支暦」を用いることで、年・月・日・時をすべて一連の番号として扱うことができ、命式への一貫性が生まれます。
3.四柱の割り出し方
実際に命式を作るには、生年月日と出生時刻から年柱・月柱・日柱・時柱を求めます。
▪ 年柱
西暦を干支暦に当てはめ、誕生年の干支を読み取ります。
例:1980年 → 丙申(へいしん)
▪ 月柱
干支暦の中で「立春(2月4日ごろ)」を年始とし、そこから月ごとの干支を割り当てます。
例:1980年4月 → 甲辰(こうしん)
▪ 日柱
天保暦や専用の換算表を用いて、誕生日の日干支を調べます。
例:1980年4月3日 → 己丑(きちゅう)
▪ 時柱
出生時刻を2時間ごとの時刻帯に分け、その干支をあてはめます。
子(23–1時),丑(1–3時),…,申(16–18時),酉(18–20時),戌(20–22時),亥(22–24時)
例:10:00 → 庚申(こうしん)
命式例
1980年4月3日10:00生まれ →
年柱:丙申 | 月柱:甲辰 | 日柱:己丑 | 時柱:庚申
4.陰陽五行の相生・相剋関係
命式を読み解く鍵は五行の「相生(そうしょう)」と「相剋(そうこく)」です。
▪ 相生(生み出し合うサイクル)
木 → 火 → 土 → 金 → 水 → 木 …
木が燃えて→火
火の灰→土
土の鉱物→金
金属が流れる→水
水養分→木
▪ 相剋(抑制し合うサイクル)
木 ✕ 土 ✕ 水 ✕ 火 ✕ 金 ✕ 木…
木 が土の養分を奪う
土 が水をせき止める
水 が火を消す
火 が金を溶かす
金 が木を切る
命式中の各干支に割り当てられた五行のバランスを見て、「どの要素が強すぎ/弱すぎるか」「どんな補完関係が働くか」を分析します。
5.まとめ
十干・十二支 の性質を押さえ、
六十干支暦 で年・月・日・時を統一し、
陰陽五行 の相生相剋でバランスを見る
この手順で自分だけの命式が完成します。次回はいよいよ「日主と通変星・蔵干・十二運」による命式の読み解きに入ります。お楽しみに!
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