はじめてタロットを“自分のために”買った日 ── 占いライターになる前の私の話
あれが、占いと“暮らし”がつながった瞬間だった
占いは、ずっと身近にありました。
雑誌の星占いにワクワクしたり、友人同士で盛り上がったり。
いつの間にか、自分で学びはじめて、少しずつ知識が増えていって。
今では占いライターとして活動していますが――
実は、“タロットカードを自分のために買った日”のことは、今でもはっきり覚えています。
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それまでの私は、「占いが好きな人」「勉強している人」だったけれど、
“暮らしの中で、自分の心と向き合うために”占いを使うという発想は、そこが始まりだった気がします。
その日は、特別な日じゃありませんでした。
気持ちがちょっとざわついていて、
誰かに話すほどでもないけれど、言葉にできない思いが胸の中にたまっていて。
ふと、カードを1組手にしてみようと思ったんです。
そのときの私は、
「占いのためにカードを買った」というよりも、
「自分の気持ちと向き合う手段を選んだ」という感覚に近かったかもしれません。
はじめてタロットを買ったときのこと
そのとき選んだのは、どこかで見かけたことのある有名なデッキ。
デザインが好きだったとか、意味がわかりやすそうだったとか、
そんな理屈も少しはありましたが、
実際には「なんとなく、このカードに呼ばれた気がした」というのが正直なところでした。
購入ボタンを押す前、ちょっとだけドキドキして。
届いた箱を開けたときには、「本当にこれでいいのかな?」と、少し緊張して。
でも、そのカードたちを手に取ったときの手触りや重さ、
はじめてシャッフルしたときの空気の動きは、
今でもふっと思い出せるくらい印象に残っています。
そのときの私は、
「占いをするぞ!」という気合いではなく、
「このカードと、これから何が見えてくるんだろう」という静かな期待を感じていました。
どんなふうに使えばいいのかは、正直あまりわかっていませんでした。
でも、そうやって“わからないまま始めた”ことが、
今思えばすごく大切だった気がします。
最初に引いたカードと、そのときの印象
はじめてカードを引いたとき。
何を質問すればいいかも、どんな形が正解なのかもよくわからず、
「今の私に必要なメッセージをください」とだけ、そっと心の中でつぶやいて、1枚引いてみました。
出てきたのは、ワンドの8。
スピードや動き、流れを示すカード。
そのときは、詳しい意味はうろ覚えで、
「なんだか勢いのあるカードだな」と思ったくらい。
でも、不思議とそれが“今は止まらずに動いていいんだ”という後押しに感じられたんです。
振り返ってみると、
そのカードの意味以上に、
“自分がどう感じたか”が、いちばん大事だった気がします。
知識じゃなく、正しさじゃなく、
「私はこのカードを見て、こう思った」という感覚が、
はじめて“占いが私のものになった”瞬間でした。
あのときの私は、
カードに答えをもらおうとしていたというよりも、
カードに問いかけることで、自分の中にある声を聞こうとしていたのかもしれません。
生活に占いが少しずつなじんでいったこと
最初の頃は、カードを引くたびに少し緊張していました。
「ちゃんと読み取れてるかな?」
「この感じ方で合ってるのかな?」
そんなことばかり気になっていた気がします。
でも、不思議と続けているうちに、
占いが“正解を求めるもの”ではなく、“感情に寄り添う時間”になっていったんです。
ある朝、ちょっと気が重い日。
ふと思い立ってカードを1枚引いたら、
「あ、今日の私は“がんばらなくていい”って言ってもらいたかったんだ」と気づいた。
ある夜、眠れないままベッドでぐるぐる考えていた日。
カードを1枚引いて、
「今の私、不安よりも“誰かにわかってほしい”が強かったんだな」と思えた。
そうして、タロットはいつの間にか
「占うためのもの」から、「自分を整えるための道具」へと変わっていったように思います。
決めつけず、否定もせず、
ただ「今のあなたはこう感じているかもね」と静かに教えてくれる存在。
だから今でも、
カードを引くという時間は、
“自分と少しだけ深く会話する時間”として、大切にしています。
まとめ・やってみたいと思ったあなたへ
「タロット、ちょっと気になる」
そう思っているあなたへ、今の私から伝えたいのは――
最初の一歩は、正しくなくてもいいということ。
カードの意味を完璧に覚えていなくても、
やり方が自己流でも、
あなたが「自分と向き合ってみたい」と思った気持ちが、いちばん大切な入り口です。
私も最初は、
「ちゃんとできるかな」「使いこなせるかな」と不安でした。
でも、カードと向き合うたびに、
少しずつ「今の気持ちに気づけた」「言葉にならない感情が整理できた」
――そんな、小さな変化を重ねてきました。
占いは、特別な人だけのものじゃありません。
あなたの日常に、静かに寄り添ってくれる“やさしい道具”にもなれる。
もし今、
カードに少しでも惹かれているなら、
その気持ちを、どうか信じてあげてください。
✨あなたの「最初の1枚」が、
自分とつながる時間の始まりになりますように。
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