わすれじのレイド•バック
行って来た。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA サザンオールスターズ ライブ・ビューイング
アンコール上映!
以前、行ってもいないのに、そのセットリストを見ただけですっかり盛り上がったことを書いた。
(↓参考記事)
今回は行った。
チケットが当たったのだ。
アンコール上映をしてくれて本当にありがとう!
ともにサザンで青春を過ごした友達と一緒に、いざライブビューイングへ。
(↓参考記事)
友は今、少し弱っている。
同じくまあまあな頻度で弱る自分。
同じような問題を抱えるお年頃になった女子ふたり、涙と思い出とチケットを握りしめ映画館へ向かった。
ひたちなかGRASS STAGEの映像が映し出される。バックにはでっかくSOUTHERN ALL STARSの文字。
メンバーが入ってくる。
桑田佳祐が現れたところで会場が沸く。
フェス会場が沸いているのか映画館が沸いているのかもうわからない。
うぉーーーー!
🎵テッテレレテッテレレ、チャラッチャーン
聴き覚えのあるイントロが流れてからの『女呼んでブギ』!!
もう楽しい。
後方の席からも手拍子が聞こえる。
てかアウトだろ。女呼んでブギ。
サザンの曲だいたいアウトよ。
よくまあ小学生だか中学生だった自分たちが好んで聴いていたものだ。
大好きな曲だ。
*
ライブビューイングに行く前、久しぶりの友の家で、私は大いに講釈を垂れた。
「サザンはさー、やっぱ初期だよね。
あの学生バンドあがりのガチャガチャ感がよかったよね。
“ミス•ブランニュー•デイ”とかみんなすぐにあげるけどさー、あの頃からなんか洗練され過ぎちゃってさ。
ま、でもあのシンセを使ったイントロって、原坊のインスピレーションで取り入れたみたいよ。なんかそんな番組見た、あたし」
*
『ミス•ブランニュー•デイ』はライブ後半で演ってくれたのだが、普通に全然めちゃくちゃカッコよかった。
二度と講釈を垂れるつもりはない。
新旧の曲が実にバランスよく入り混じっていて、心は中学生に戻ったり社会人の頃を思い出したり、その都度時空を行き来した。
すっかり忘れていたのに、恋人を思い出したりもした。
一緒に映画を観たんだったな。
映画はつまんなかったけど(ごめん桑田さん)、曲は素晴らしかった。
『真夏の果実』
恋人と、カーステレオで何度も聴いた。
四六時中も好きだった。
『いとしのエリー』の時、となりに座っていた友達のすすり泣きが聞こえた。
見ないようにした。
ここのところ泣いてばかりで、ずっと目が腫れぼったい友。
この涙で全て浄化されるといいな。
いずれにせよまた目は腫れるだろうけど。
桑田さんが、ためにためてラストの
🎵エーーーリィィィーー
を決めたあと、会場は拍手喝采だった。
からの
『思い過ごしも恋のうち』
友達は高校時代、サザンのコピーバンドでベースを弾いていたのだが、これ演ったんだって。
ベースソロのところで一緒に「デデデデ」と口ずさみながら指を動かしていた。
新曲は二人ともあまり馴染みがなかったがいい曲だった。
桑田佳祐の、作曲力は言わずもがな、作詞力にあらためて唸る。
意味のないようで実に違和感なく繋がる言葉。その遊び心。センス。
そして私は終始原坊の声に耳を取られた。全然変わらない原坊のやさしい声。
曲にもよるが、桑田さんの主旋律ではなく、原坊のハモリにどうしても耳が持ってかれる。心地よくて堪らない。
圧倒的唯一無二の桑田佳祐の歌声に、寄り添うような原坊の声。
ムクちゃん、松田さん、毛ガニ。
楽器隊も最高だ。
『恋のブギウギナイト』もよかったな。
『東京ビクトリー』感動した。
『マンピーのG★スポット』最高過ぎる。
『希望の轍』沁みた。
書ききれない。
最後はもちろん?
『勝手にシンドバッド』!!
画面の向こうの会場はもう大盛り上がり。50,000人いるという。圧巻だ。
ライブビューイング会場も、立つ人こそいなかったが、もうみんな遠慮なく手を叩き、腕を挙げる。
楽しい。楽しすぎる。
デビュー曲が今でも一番盛り上がるという。
最後、ステージには、その日の出演者もみんな出て来た。
わーーーー!
向こうの会場もこちらの会場も歓喜の声を上げる。もうどっちがどっちだかわからないし、どっちでもいい。
向こうの会場では花火があがっていた。
祭りだ祭り。フェスだよフェス!
サザンオールスターズの最後の夏フェスが終わった。
師走に訪れた私たちの夏。
メイキング映像が終わってエンドロールが終わっても、しばらく席を立てなかった。
青春をありがとう!
声にならない声でそう叫んだ。
それでもまだ、私たちの青春は終わらない。終わらせない。
(1885字)
※タイトルの曲は今回演ってません。
※参考記事は読んでも読まなくても大丈夫です。
