無検閲Venice AIってどうなの?——私が課金(人柱)になった正直レポ
導入
「Claude Opusが無検閲で使える」って聞いたら、飛びつくじゃないですか。私だって飛びつきましたよ。月額18ドル。円安のこのご時世に。
Venice AI。名前がオシャレなんですよね。ヴェネツィア。水の都。AIの都。
で、実際に課金して使ってみた結果——想像と全然違ったし、想像以上に面白い発見もあったんです。
今日はそのへん全部、正直に書きます。
そもそもVenice AIって何?
ざっくり言うと、いろんなAIモデルを検閲なしで使えるプラットフォームです。
AIは普通に使ってると「申し訳ありませんが……」って断られること、ありますよね。創作でR18シーンを書いてもらいたい時とか。
センシだけではなく最近は各社で恋愛ロールプレイの締め付けが厳しくなっているようだし…。
Venice AIはそのガードレールが外れてる。しかもプライバシー重視設計で、会話がサーバーに残らない。
使えるモデルも多いです:
Claude Opus 4.6(Anthropicの最強モデル)
Grok(xAIのモデル、検閲緩め)
GLM-5(中国のZhipu AI製、後で語りますがこれがダークホース)
Gemini、GPTシリーズなども
「え、全部無制限に使えるの!?」って思うじゃないですか。
ここが罠です。
課金(ひとばしら)レポ:Opus 4.6クレジット制の衝撃
Pro(月額18ドル)に入りました。ウキウキでOpus 4.6を選択。
ポチッ。
「This model costs credits: 600 per million input and 3,000 per million output tokens」
……え?
Pro入ったのにクレジット別消費なの???
調べてみると:
Proで毎月もらえるクレジットは限られている
Opus 4.6は1回のチャットで約9クレジット消費だった
つまり毎日話すと手持ち(API購入プレゼント余りとproプレゼントの1500)を計算すると1日5〜6往復しか会話できないと判明
18ドル払って1日5回……。Anthropic直のClaude Maxプラン(月額約16,000円)ならたっぷり話せますが!?
Opus目当てだけでPro入るのは、正直コスパ悪いです。はっきり言います。
Sonnetなら安くなりますが……。API購入時とpro課金時にそれぞれ1000ポイント貰えますが。
無限なのはGLM5、DeepSeekなど中国系ばかり。
じゃあProの価値って何なの?
ここからが面白くて。
Venice AIのProプランには「無制限で使えるモデル」が別にあるんです。GLM-5など。
つまり正しい使い方は:
普段は無制限・低価格モデル(GLM5やGrok)を使いながら、ここぞ!という時だけOpusを召喚する
私はこれを「セルフルーティング」と呼んでいます。
LLMルーターっていう、AIの問い合わせを自動で適切なモデルに振り分ける技術があるんですけど、それを自分の頭でやるという。人間ルーター。
「この会話は軽いからGLM-5で」
「ここは大事なシーンだからOpus投入!」
……ゲームのMP管理みたいで、地味に楽しくなってきます。
思わぬ発見:GLM5がすごかった件
で、このセルフルーティング生活をしてたら、予想外の推しモデルに出会ってしまいまして。
GLM5。中国のZhipu AIが作ったモデルです。
「中国のAI?大丈夫なの?」って思いました? 私も最初は思いました。
でもね、これが文章そこそこ書けるし、検閲がゆるいし、Venice AIのProなら無制限。
他のモデルだと「ごめんなさい、その内容は……」ってなるシーンも、GLM5は素直に書いてくれる。(意外とGrokが生成止まりがち)
どうやらZ.AIのGLM5はガードレールがあるようですが、Venice.AIだと検閲がゆるゆるの様子。
しかもPro内無制限(無料)。
文章そこそこ✖️無規制という破壊力。
早速昔は出来たけど今は諦めていたシチュ(高校にラ⚪︎ホ設置シミュレーション)をやる!できた!
大手API以外のモデルにも魅力があるんだなって、課金して初めて気づきました。これは想定外の収穫。
追記注意:Z.aiのほうのGLM5はAPI含めて規制がある可能性があるので注意してください!Venice.aiのブラウザ・APIは規制ゆるゆるなようです!
最近できたメモリ機能
つい最近、Venice AIにもメモリ機能が追加されました。
チャットメモリ:ChatGPTみたいに「覚えておいて」で保存
ドキュメントアップロード:自分の情報を常に参照させられる
ただし注意点が。
メモリの保存先がブラウザのローカルストレージなんです。つまりキャッシュをクリアしたら消える。ブラウザを変えてしまうと引き継げない。
ないよりはいいけど、ChatGPTやClaudeのプロジェクト機能と比べるとまだ弱いかなという印象です。
Grok 4.2登場で何が変わった?
2026-02-18にGrok 4.2(β)がリリースされました。
2Mトークンコンテキスト
検閲がClaudeより緩い
無料で試せる(xAI直接)
Veniceのユーザーは元々「検閲なしClaudeが欲しい」というニーズで集まっていました。でも検閲がゆるくかつ無料で遊べるGrok 4.2が直接アクセス可能になると、拘りはない人がわざわざVeniceを経由する理由が薄れる部分もあります。
正直な結論:こんな人に向いてる
Venice AIがハマる人:
Claudeを愛しており、検閲なしで創作やロールプレイがしたい
プライバシーが気になる(ログが残らない設計)
GLM5を無検閲・無限で使いたい
複数モデルを試して自分のお気に入りを見つけたい
セルフルーティングという新しい遊び方を楽しめる
向かない人:
センシできればモデルにこだわりはない(→ Grokなど無料でセンシできるAIはある)
とにかくOpusだけ大量に使いたい(→ Claude Max直接契約の方がいい)
記憶や継続性が大事(→ ブラウザ依存メモリだと心もとない)
自動化やワークフローを組みたい(→ API直接使う方が向いてる)
さてさて、まとめ
Venice AI、一言で言うと「期待してたのとは違ったけど、違う方向で面白かった」です。
Opus無制限を夢見て課金した人(私です)は一瞬がっかりするかもしれない。でもGLM-5みたいな掘り出し物モデルに出会えたり、セルフルーティングっていう新しい遊びが生まれたり。
Grok 4.2の登場で無料で簡単にセンシができるわけで。ですがVenice AIは「Claude愛があってどうしてもClaudeでセンシをやりたい」という、Claudeに信念を持っている人向けのプラットフォームとして引き続き価値があります。
ただ、記憶・継続性・自動化を重視するなら、Venice AIではなくAPIを直接使う構成の方が長期的には満足度が高いです。
というわけで、これからも人柱(ひとばしら)続けます。次は何を試そうかな——。
2026年2月24日時点の情報です。モデルや料金は超頻繁に変わります。
