「助けて」が言えなかった私が、初めて"甘える"ことを知った日
私は子どもの頃から、
人に助けを求めることが苦手でした。
人に頼ることは、
「自分でできることを、人にやらせること」
つまり、
わがままだと思っていたんです。
だから困っていても、
「私がやらなきゃ。」
そうやって、
一人で抱え込むことが当たり前でした。
厄介なのは、
頑張れば何とかできてしまうこと。
だから誰も気づかないし、
自分でも「まだ大丈夫」と思ってしまう。
でも今日、
ある出来事をきっかけに気づいたんです。
もしかしたら私は今まで、
「甘えること」と「わがまま」を、
ずっと同じものだと
思い込んでいたのかもしれない、と。
実は最近仕事で、
一人では抱えきれない業務量を
なんとかこなしていました。
もともとは、2人でしていた仕事を、
後輩が退職したので、
1人でずっとやってました。
「ダメや…このままじゃパンクする」
そう思いながらも、
何ヶ月も誰にも相談できませんでした。
だって
「これは私の仕事だから」
「私がやらなきゃ」
自分の仕事を人に頼むなんて、
ただのわがままやん!
そう思っていた今日。
とうとう、
一人では抱えきれなくなりました。
心身共に疲れてしまったんですよね。
そこで私は勇気を出して、
同僚の2人に言ってみました。
「私の仕事で申し訳ないんやけど、
一人でするのがいっぱいいっぱいになったけん、
少し手伝ってもらっていいかな?」
内心ドキドキです。
「え?それ、私たちの仕事じゃないのに?」
って思われないかな…
「いいですよ」って言ってくれるかも
しれないけど、
無理やりだったらイヤだな…
こんな気持ちが出てきていました。
でも、返ってきたのは、
拍子抜けするくらいあっさりした一言。
「もちろん!いいですよ!」
嫌な顔をされることも、
責められることもありません。
しかも、
「私たちにできることならやるんで
言ってください!」
「できないことは、無理って
ちゃんと言いますから!笑」
こんな暖かい言葉も
貰えました。
その瞬間、
私の中で長年握りしめていた何かが、
静かにほどけていく感覚がありました。
甘えることは、わがままじゃない。
相手を信頼することなんだ。
「一人では難しいから、力を貸してほしい」
そう素直に伝えること。
それは責任を押しつけることではなく、
相手を信じることでもあったんです。
反対にわがままは、
自分の思い通りに相手を動かそうとすること
だと思います。
私は今日、
「助けてほしい」
そう伝えただけ。
そして相手は、自分の意思で
手を差し伸べてくれました。
私はその優しさを、
素直に受け取ることができただけ。
すると、不思議なくらい
心も体も軽くなりました。
「ああ、誰かに頼ってもよかったんだ」
「一人で頑張らなきゃって、自分で勝手に
思い込んでいただけだったんだ」
今振り返ると、私はずっと
「頼ったら迷惑をかける」という
思い込みを、握りしめていたように思います。
だから、自分と相手に境界線を引いて
頼ることをしてこなかった。
でも実際は、周りに
助けてくれる人はいつもいた。
私は、その優しさを受け取ることを、
自分に許していなかっただけだったんです。
もし今あなたが、
「これは私がやらなきゃ」
「頼ったら迷惑かもしれない」
そう思っているのなら、
一度だけ自分に聞いてみてください。
それは本当ですか?
それとも、
昔から信じ続けてきた思い込みでしょうか?
私は今日「助けて」と言えたことで、
仕事が楽になっただけでは
ありません。
人を信じることも、
自分を大切にすることも、
少しだけ許せた気がしています。
だから、心と体が
軽くなったんだと思います。
「助けて」と言えた日。
私が手放したのは、
"一人で頑張らなきゃ"という思い込み。
そして、
"甘えることへの罪悪感″でした。
甘えることは、相手を信頼すること。
わがままは、
相手を思い通りに動かそうとすること。
私は今日、その違いをようやく知りました。
思い込みは、
無理やり捨てるものじゃない。
本当は違ったんだ。
そう気づけた瞬間、
少しずつ、ほどけていくものなんですね。
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