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国宝展で感じた美術鑑賞の価値

ご覧いただきありがとうございます!
優なぎです🌅

先日、奈良に美術巡りに行ってきました✨

目当ては、国立博物館の超国宝展。

沢山の素晴らしい作品を見られてとても良かったのですが、一方で少し思うことがあり。

今回は美術そのものではなく、美術鑑賞について私が思うことを少し書いてみたいな、と思います。





奈良国立博物館へ到着したのは、土曜日の10:30頃。

まず、建物をぐるっと回るように長蛇の列ができていてびっくりしました。

大規模な美術展に行くのは久しぶりでしたが、こんなに並ぶとは思っていませんでした。

でも、列は意外とスムーズに進んだので一安心、、、と思いきや。

中に入っても、とにかく人が多くて。

特に入り口付近ではみな押し合いへし合いで、順番待ちをしてもなかなか進まず、作品の前までたどり着けません。

人の後ろから何とか一部を見られても、解説まではなかなか読めなかったり、あまりじっくり鑑賞できなかったのが少し残念でした。




展覧会自体は、もちろん素晴らしいものでした。

内容も盛りだくさんで、個人的には七支刀を見ることができたのも感動。

こんなに人が集まるんだ、ということも驚きでした。

外に並んでいる時に、後ろに並んでいた方がふとこんなことを言っていました。

「こんなに並んでるんだ。でも、日本人ばっかだな」と。

確かに。と思いました。

周辺の奈良公園一帯では海外からの観光客の姿も多くみられた中で、国宝展に並んでいたのは、ほぼ日本人でした。

日本の古くからの文化や芸術に関心を持っている日本人がこんなにいるんだ、と少し誇らしい気もしました。(偉そうにすみません)




でも、その一方で館内に入ってからは少しもやっとしてしまうこともあって。

例えば、人だかりの中で周りから聞こえてきた、こんな声。

「見えた?」「見えた!」「よし、次行こうか!」みたいな。

私は、なんだかちょっと違和感を感じました。

まるで、「有名な作品を一目見ること」が目的化しているように聞こえてしまったというか、悪く言えば、ただ見れさえすればそれでいいのだろうか、と感じてしまったんです。




もちろん、芸術の楽しみ方は人それぞれです。

でも私は、それをただ見るだけではあまり価値を感じられなくて、その作品がどんな作品なのか、背景のある物語も知りたいなと思うし、

その作品にじっくり向き合って自分なりの好きなポイントを見つけたり、作品から受ける印象に思いをはせることが好きです。

だから、静かにゆっくり眺めるに越したことはなくて、本当はもっと空いているときを狙って見に行くべきだったんですよね(笑)

これは、今後のための教訓でした。




それと、もう一つ今回私が思ったことがあります。

それは、いくら国宝でも、高く評価されている貴重な作品でも、必ずしもそのことが「見る価値」になるのだろうか、ということ。

例えば、私の不勉強で失礼な言い方をしてしまいますが、中には正直あまり良さがわからない作品もあったり、仏教美術などはどれも同じような顔に見えてしまって違いがわからなかったりもします。

一方で、一般的にはそこまで知られていない、評価されていない作品でも、心に響いて感動することもあります。

そんなとき、学術的な意味では前者の方に価値があっても、自分にとっての価値は、必ずしも同じではないなと思います。




今回奈良に行った際は、国立博物館の他に、春日大社国宝殿にも行きました。

こちらも、国宝や重要文化財など貴重なものが展示されていたのですが、驚いたことに、人はそれほど集まっていなかったんです。

国立博物館があれほど人であふれていたことがまるで嘘のように、静かにじっくり鑑賞することができました。

そしてその中に、私がその日一番心を動かされたものがありました。

それは、豪華な装飾の施された巨大な太鼓、「鼉太鼓(だだいこ)」。

舞楽演奏に使われた左右一対の太鼓です。

上記は1階に展示されているレプリカですが、2階には、源頼朝が寄進した伝わる本物があります。

その姿が、本当に圧巻で。

しかも、昭和51年までの間、実際に祭事で使用されていたというのですから驚きです。

その荘厳な姿を眺めながら、かつてその音を鳴り響かせていた情景や、周りにいた人々に想いを馳せていると、何とも言えない感動が湧き上がってくるようでした。

私にとっては、これこそ、人だかりができてもおかしくないくらい素晴らしいものだと思いました。




芸術って、奥が深いなと思います。

個人的には、3つの楽しみ方があるようにも思います。

1つ目は、その作品自体の素晴らしさ。

作者の技術的な面や伝統的な職人技など、シンプルにすごいなと感動します。

2つ目は、その作品の背景にある物語。

作者はどんな人で、どんな時代背景があって、その作品にはどんな思いが込められていて、などを知ると、作品を見る目も変わります。

そして3つ目に、自分の心が受け取る感情。

どんなに価値のある作品でも、やはり自分の心に響くかどうかは、人それぞれだと思います。




これは、美術作品に限らず言えることだと思います。

ただ、「有名だから」見ればいい、のではない。

結局、自分にとっての価値を決めるのって、自分の心なんですよね。

だから、目に見える肩書きや数字にこだわらずに、自分の心が向くままに色々なものに触れていきたいです。

価値って、あるんじゃなくて、見つけるものなんだと思います🌱


最後までお読みいただき、ありがとうございました🌸

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