糖尿病は本当に治らない?完治と寛解の違い
こんにちは、看護師ゆのです。
糖尿病内科クリニックに勤めて10年になります。
糖尿病と聞くと「それ治るの?」
って気になるとこよね。
クリニックにいらっしゃる患者さんも
糖尿病と初めて診断された時には
「はぁぁ〜〜〜・・・」
ため息をついて
うなだれてしまうことも珍しくないの。
それも当然よ。
治らないなんて言われたらショックよね。
でも「治った」という噂も
聞いたこともあるんじゃない?
私も一般の人の
そういう話聞いたことあります。
ご本人から直接聞いたわけではないから
詳しい話は聞けてないけど
薬を飲む必要がない状態のことを
おっしゃってるのでしょうね。
実はこれ
「完治」と「寛解」の概念の話になってくるの。
これ、似ているようでいて意味が全く違う。
これをちゃんと理解しておかないと
間違った期待をして気づいたら悪化!
なんてこともあり得るの。
せっかくこの記事を見つけてくださったのも
何かのご縁。
しっかり覚えておいてくださいね!
1. 完治とは?
「完治」とは、病気が完全になくなり
治療や管理が一切不要になる状態のこと。
でも糖尿病、とくに2型糖尿病は
生活習慣や遺伝が関係する慢性病だから、
現代の医学では「完全に治る」というのは
難しいとされているの。
2. 寛解とは?
「寛解」とは、血糖値が正常範囲に維持されて
症状がほぼなくなる状態のこと。
ただし
これはあくまで「管理できている」だけであって
気を抜くと血糖値がまた上がる可能性があるのよ。
例えば
✅ 体重を適正に保つことでインスリンの働きが改善される
✅ バランスの良い食事を続けることで血糖値を安定させる
✅ 定期的な運動をすることで血糖コントロールが向上する
こういった努力を続ければ
薬を減らしたり不要になったりすることもあるけど
やめてしまうと再発のリスクがあるの。
3. 糖尿病寛解の可能性
最近は「寛解」を目指した治療が増えてきています。
例えば、こんな治療法ね。
• 低カロリー食や糖質制限による血糖コントロール
• 減量手術による血糖値の改善
• 運動療法によるインスリンの効きの向上
例えば
糖尿病と診断された人が
食事や運動の習慣を見直し
体重を適正範囲まで落とす。
↓
血糖値が正常に戻る!
↓
薬なしで維持♪
こんな感じで治療がうまくと
「寛解」となります。
でも残念だけど「完治」ではないから
継続的な管理が必要よ。
生活習慣をしっかり整えないと
また血糖値が上がる可能性があるからなの。
「治らない」と言われる理由とその背景
糖尿病が「治らない」
と言われる理由はいくつかあります。
1. 根本的な原因が解決しにくい
2型糖尿病は生活習慣が大きく関係しているけれど
長年の習慣を変えるのは
そうそう簡単なことではないのは
すぐにイメージできるんじゃないかしら。
一時的に良くなっても
うっかり元の生活に戻ってしまうと
また悪化してしまうことは
とっても多いの。
2. 膵臓のダメージは回復しづらい
2型糖尿病が進行すると
膵臓のインスリンを作る細胞が
徐々に疲れてきてしまうの。
どんなに鞭打たれたって
力尽きた膵臓は
もうインスリンを出せなくなっていく・・・。
一度ダメージを受けた
膵臓は回復が難しくて
時間が経つほど
インスリンの分泌能力は下がってきてしまうの。
3. 「寛解」しても油断すると再発する
生活習慣を改善して
血糖値が正常になったとしても
また以前の生活に戻れば糖尿病は再発します。
つまり
ずっと気をつけ続ける必要があるのよ。
このような背景があるため
「治る」というより「うまく付き合っていく」
ことが大切だと言われているの。
まとめ
糖尿病の「完治」と「寛解」の違い、理解できたかしら?
• 完治
糖尿病が完全に消えて治療不要(現実的にはかなり難しい)
• 寛解
血糖値が正常範囲に維持され、薬が不要になることもあるが、再発のリスクがある
糖尿病とうまく付き合うためには
「完治」を夢見るよりも
「寛解」を目指して
食事・運動・治療を継続することが大切よ。
健康的な生活を維持することが
長く元気でいるためのカギなの。
無理のない範囲で
できることから始めてみましょうね!
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