糖尿病とは?基礎知識をわかりやすく解説
知ってるようで、ちゃんとは知らない「糖尿病」の話
「糖尿病? ああ、甘いもの食べ過ぎるとなるやつでしょ?」
……なんて思ってるそこのアナタ。
それ、半分正解で、半分“もったいない勘違い”よ。
あんた誰って?
私は糖尿病内科クリニックに10年勤務している看護師、ゆのです。
こんにちは!
糖尿病は、今や日本の国民病ともいえる存在。
予備軍も含めると、成人の5人に1人が当てはまると言われているわ。
つまり、誰がなってもおかしくない。あなたのすぐ隣にも、きっといる。
でも、案外ちゃんと説明できる人って少ないのよね。
今日はね、「知っておいて損はない」どころか、
“知ってるだけで人生を守れるかもしれない”そんな糖尿病の基本、
やさしく、でも核心を突いてお伝えするわ。
そもそも、糖尿病ってどんな病気?
一言で言えば、血液の中のブドウ糖(血糖値)が、ずっと高い状態が続く病気よ。
普通は、私たちがご飯やパンを食べると、その中の炭水化物がブドウ糖に分解されて血液に入る。
するとすかさず、インスリンっていうホルモンが出動して、血糖値を一定に保とうとするの。
でもね、このインスリンがうまく働かない or 出てこないってなると、
血糖値が高いまま居座り続けてしまうのよ。
これが糖尿病の正体。
「まぁいっか」で放っておくと、目・腎臓・神経・血管……いろんな場所がじわじわと壊されていく。
でも大丈夫。早く気づいて手を打てば、健康的に生きていける病気でもあるのよ。
糖尿病って一種類じゃないのよ
糖尿病にはね、大きく分けて3つのタイプがあるの。
それぞれの特徴、ざっくりおさらいしておくわね。
🔹1型糖尿病:突然やってくるタイプ
原因:自分の免疫が暴走して、インスリンを出す膵臓の細胞を攻撃してしまうの
年齢層:子ども〜若い人が多いけど、大人でもなるわよ
特徴:インスリンがほぼゼロ。だから外から補わないと生きていけない
治療法:インスリン注射(もはや相棒ね)
🔹2型糖尿病:いちばん多い、じわじわ型
原因:遺伝もあるけど、食生活・運動不足・ストレスが主な引き金
年齢層:中年以降に多いけど、今は若い人にも増えてるわね
特徴:インスリンはあるけど、足りない or 効きが悪い
治療法:まずは生活習慣を整える。必要に応じてお薬や注射
🔹妊娠糖尿病:ママ限定、でも油断は禁物
原因:妊娠中のホルモンの変化でインスリンが効きにくくなるの
発症時期:妊娠中期以降に見つかることが多いわ
特徴:出産後は治ることが多いけど、将来2型になるリスクが高くなる
治療法:食事と運動。必要ならインスリンも
原因って何?「体質×習慣」の合わせ技よ
糖尿病になるには、いくつかの「掛け算」がある。
🧬 遺伝的な体質
親や兄弟に糖尿病がいると、やっぱりリスクは高め。
でもね、体質があっても、習慣次第で防げることも多いの。
🍙 食べすぎ・運動不足・太りすぎ
特に2型糖尿病は、毎日の暮らし方がカギになるのよ。
炭水化物・甘いものが多い食事 → 血糖値が爆上がり
動かない生活 → インスリンがサボり気味になる
太っている → インスリンが効きにくくなる(これをインスリン抵抗性って言うの)
😵💫 ストレスと睡眠不足
ストレスが続くと、コルチゾールっていう血糖値を上げるホルモンが出るのよ。
睡眠不足も、地味に血糖値に悪さするの。
心と体のメンテ、大事よ。
糖尿病のサイン、見逃さないで
糖尿病って、初期は本当に静か。
でも体は、ちゃんとサインを出してる。
🔍 よくある症状
喉がやたら渇く
トイレの回数が多くなる
痩せたのに理由が分からない
疲れが取れない
傷が治りにくい、風邪が長引く
「歳のせいかな〜」で片付けがちだけど、
実は体が叫んでるのかもしれないわよ。
診断は?血糖値とHbA1cの“リアルなライン”を知っておいて
糖尿病って、最終的には血液検査の数字で診断されるの。
でもね、何が正常で、どこからが「ちょっと怪しい」、どこからが「アウト」なのか、ちゃんと知ってる人って意外と少ないの。
というわけで、ここでしっかり整理しておきましょ。
【診断に使われる主な指標】
1. 空腹時血糖値(朝、食べる前に測定)
・正常値:99mg/dL以下
・境界型(予備軍):100〜125mg/dL
・糖尿病型:126mg/dL以上(※2回連続で確認されると確定)
2. 75gブドウ糖負荷試験(食後2時間の血糖値)
・正常値:139mg/dL以下
・境界型(予備軍):140〜199mg/dL
・糖尿病型:200mg/dL以上
※これは「甘い水」を飲んで血糖値の変化を見る検査よ。主に疑いが強い場合に行われます。
3. HbA1c(ヘモグロビンA1c)
・正常値:5.6%以下
・境界型(予備軍):5.7〜6.4%
・糖尿病型:6.5%以上
※HbA1cは、過去1〜2ヶ月間の血糖の平均を反映しているから、「たまたま今日だけ高かった」って言い訳は通用しないわ。
【補足】数値で診断されても、すぐに薬ってわけじゃないのよ
よく誤解されるんだけど、「6.5%超えたら即お薬」ってわけじゃないの。
その人の年齢や生活習慣、体調を見ながら、まずは生活改善からスタートすることが多いです。
ただし、数値が高いのに放っておくと、症状が出ないままじわじわ悪化するのが糖尿病の怖いところ。
「気づいたら、もう進んでた…」なんてこと、避けたいでしょ?
だからこそ、“数字で見える今の自分”を、まずはちゃんと受け止めてあげて。
糖尿病の合併症って?──“静かに蝕む”3つの代表選手
糖尿病って、初期は痛くもかゆくもないから、
「まぁ大丈夫でしょ」って油断しがちなのよね。
でもね、本当に怖いのはその先。
血糖値が高い状態が続くと、血管と神経がじわじわ傷ついていくの。
その結果、いろんな場所に「合併症」っていう名のダメージが現れるのです。
代表的な3つを、ちょっとだけ紹介します。
1. 糖尿病網膜症(目)
高血糖が続くと、目の奥の細かい血管がダメージを受けて、視力が落ちたり、最悪の場合は失明のリスクがある。
「見えづらくなったな…」と気づいた時には、もう進行しているなんてことも・・・。
2. 糖尿病腎症(腎臓)
腎臓は血液をろ過して老廃物を出すフィルター役。
でも高血糖が続くと、このフィルターが目詰まりして、腎機能が低下していきます。
進行すると、人工透析が必要になるケースも。
3. 糖尿病神経障害(神経)
「手足がジンジンする」「感覚が鈍い」「足にできた傷が気づかないうちに悪化してる」…
そんな症状が出たら要注意。
末梢神経のダメージは、日常のちょっとした動きや痛みにも影響してきます。
でも安心して。合併症は「予防できる病気」
ここ、大事なところよ?
糖尿病はちゃんと知って、ちゃんと向き合えば、合併症は防げるの。
血糖値を「自分で見張る」「自分で守る」ことができれば、
未来は大きく変わります。
だからね、この記事をここまで読んだあなた、もう十分えらいわ。
次は、自分の生活をちょっとだけ見直してみて。
それが未来のあなたの“最大の保険”になること間違いなし。
【なぜ知っておくべきか?】──それは、“今の自分”を守るため
糖尿病は、「高齢者の病気」でもなければ「甘いもの好きだけの病気」でもない。
現代のライフスタイルそのものが、糖尿病を招きやすくなっているの。
そして、症状が出るころには、もう結構進んでる。
だからこそ、「予備軍のうちに気づくこと」「まだ元気なうちに整えること」が超・大事なのよ。
自分の未来を先回りして守るために、
まずは知ることから始めましょ。
もしもっと「生活習慣と向き合うヒント」や「検査データの読み方」も知りたくなったら、
わたしが書いてるnoteのマガジン、のぞいてみてちょうだいね。
ご自身のペースで、ひとつずつ整えていきましょ。
変わるのに、遅すぎることなんてないんだから。
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