Juan Sotoはどうしたら打てるのか?
こんにちは。YUPSIRONです。
レギュラーシーズンの1/3が終了しました。今季も絶好調な新進気鋭な若手選手から苦戦を強いられているベテラン選手まで三者三様の様子です。ただ今季一番結果を求められている選手がいます。それが昨季オフに歴史的な契約を結んだJuan Sotoです。今回はそんなJuan Sotoについて書いていきます。※二番煎じの記事すぎるですけどね…
基準について
今回は「Metsファンとして満足できる活躍かどうか」を重要視するので主観がマシマシになってます。また今回はデータにも含まれない部分も評価するので多分読んでくれている人と意見はズレると思います。
【5/30時点】Juan Sotoの成績

「あれSavantのスタッツ結構赤くなってるじゃん」と思っている方が多いことでしょう。そうなんです。実は指標上ではオールスター級のバッターであると出ているんです!ではなぜ指標と実際の成績にここまで乖離があるのかはこんな理由なんじゃないかなと思ってます。
データから見た不調の要因とは
①”運”が悪すぎる
②打球がSweet-spotに入っていないこと
③Swingをしないこと
では順番に見ていきましょうか。
①"運"が悪すぎる
ソトの打球速度やアプローチは素晴らしいのに対して結果がついてこないという悲しい状態に陥っています。運が悪いということでBABIP(Batting Average on Balls in Play)を見てみると.239とキャリでもワーストになっています。どの選手も.300付近で収束すると言われているにも関わらず、ここまで下振れていると当然結果がついてくることはないでしょう。

ただこの下振れはJuan Sotoの打球角度の傾向が悪化していることで下振れしやすい状態にしています。こちらをご覧ください。

注目して欲しいのは昨年のGB%と今年のGB%です。昨年より10%近くゴロを打っていることが分かります。ただゴロ確率が高いだけであれば良かったのですが、Juan Sotoは手を抜いてる部分もあるとは言え、MLB下位20%のスプリントスピードなので内野安打が全く望めません。

こうなると必然的にBABIPは下がっていき、打率も上がりにくいという悪循環になっています。ただそれでもBABIPが.239なのは低すぎることは変わりありません。
②打球がSweet-spotに入っていないこと
いわゆる打者が打った際の打球角度が8〜32度になる確率をLA-Sweet-Spot%と呼んでいます。一般的にはこの角度で尚且つ95マイル以上の打球がHRになりやすいと言われています。近年多くの選手はこのSweet-Spotと呼ばれるゾーンに打球を入れられるようなアプローチを目指しています。

ではSotoのLA-Sweet-Spot%はというとMLBでも下位20%以下である29.4%になっています。ここからSotoは長打になりやすいアプローチが出来ていないことが分かります。ただ過去数年の成績を見ても35%を超えたのは40HR以上打った昨年のみであり、大スランプの間接的な要因かなと思っています。実際にHard%(95マイル以上の打球)は38.2%と例年と比べても3%ほどしか変わりません。
③Swingをしないこと
Metsファンの多くは「打球がSweet-Spotに入っていない&運が悪い」というこの2点を指摘しますが、個人的にはBABIPが低いことに次いで問題の箇所だと思っているのがSwingをしていないことです。特に1st picth-Swing%とChase%の部分に注目してください。

1st picth-Swing%は例年よりも5%ほど低くなっており、初球を振らないために攻めやすくなっています。初球を振らなかった2023年シーズンの吉田正尚がどうなったかは近年の日本人MLBファンなら知っているはずです。またChase%も5%ほど下がっており、本来であればボール球を振らなくなったと喜ぶべきですが、BB%とZone Swing%のデータを見ると楽観視できません。まずボール球を振らなくなったのであれば四球が増えるのが必然ですが、BB%は例年より若干低いぐらいです。そしてZone Swig%も5%ほど下がっていることからゾーン関わらず、四球を取れないタイミングでのスイングをしない確率が上がっただけではないかなと思います。振らなければ打てないのでヤンキース時代に比べて甘い球が減ったとは思いますが、相手に対して圧力をかけられるようにもっとスイングをすべきだと考えています。
データで測れない不調の要因とは
データで見ると不調の要因が大まかに理解できたと思いますが、スポーツは人間が行うのでやはり「メンタル」という部分は避けては通れません。実際に試合を見ていて感じる部分を挙げていきます。
①チームNo.1打者としての重圧
②NYメディアによる必要以上のプレッシャー
①チームNo.1打者としての重圧
実はSotoが所属した過去3チームでコンテンドしている時には2番手の立ち位置で打つことができていました。過去所属してきたチームのNo.1打者はこんな感じです。
WSH(2018〜2019):Anthony Rendon
SD(2022〜2023):Fernando Tatis Jr
NYY(2024):Aaron Judge
異論はあるかもしれませんが、少なくとも議論はできる選手が並んでいるはずです。特に昨年ヤンキース所属時には明確にNo.2打者としての位置付けられており、打てなかった際の批判等は全てAaron Judgeが引き受けてくれていました。ただMetsでは明確にチームNo.1打者として入団したので打てなかった際の批判やチャンスでのプレッシャーを受け続けています。
②NYメディアによる必要以上のプレッシャー
NYメディアは世界一我慢ができないメディアであり、4月中旬あたりから獲得は失敗だったと煽り続けています。そして直近ではYESネットワークの名物実況を担当しているマイケル・ケイがヤンキース関係者に聞いた話として「Sotoはヤンキースに残りたがったが、家族に説得されてより高い金額を提示したメッツでプレイすることになった」というファクトチェックすらできていない発言をします。当然”外野の声”を気にせずにプレイできることが一番ですが、NYという土地では中々難しいでしょう…。
総括

ここまでのJuan Sotoに対しては
点数をつけるのであれば「40/100点」といったところでしょうか。
ハッスルプレーをするタイプでも無いので、いわゆる怠慢プレーに見るものもありますが、不調の中では踏ん張っている方だと思っています。ここ最近はかなりチームメイトとの関係も良さそうであり、ベンチ内で笑顔も増えたのはファンにとっても嬉しいことです。ただ成績的には満足できる部分はほとんどなく、特に出塁率.400とOPS.900以上はマストだと思っています。この調子だとオールスターにも選ばれそうに無いのでオールスターはしっかりと休んでオールスター明けには「Red Hot」になっていることを期待しましょう!!
Let's Go Mets!!!!!!!
