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🌙 夜のコンビニでカレーに焼かれた


🍛 カレー欲という名の衝動

ときどき、理由もなく
「カレーをよこせ」
と身体が言い出す瞬間があるんです。

あれはもう、食欲というより“召喚”に近いと思っています。
(カレー嫌いの方には通じないですよね…すいません)

その衝動が発症したある冬の夜の帰り道、
私はふらりとコンビニに吸い込まれました。
目的はただひとつ。

「カレーの気配を持つ何かを胃に収めること。」


🍜 第一の刺客:カレー味カップ麺

インスタント麺コーナーに着くと、そこには堂々と鎮座するカレー味カップ麺たち。

「チーズ入りにする?」
「いや、今日はカレーうどんも悪くないよ?」

そんな誘惑を振り切り、私はノーマルなカレー味に手を伸ばしかけた。

……が、ふと我に返る。

“今すぐ食べられない”
これが致命的だ。

コンビニの外でカップ麺すすってる人と並ぶ勇気はないし、
家に帰ってお湯沸かして3分待つのも、今日は修行僧みたいで気が乗らない。


🥐 第二の刺客:カレーパン

パンコーナーに視線を移すと、そこに…いた。

サクサクの衣をまとい、油の光沢を放つカレーパン。
こちらを見て、こう言っている気がした。

「お湯もいらんし、3分も待たせへんで?」

あわわわ…危ない。
このままでは“揚げ物の魔法”にかけられてしまう。

私は深呼吸して、パンコーナーから距離を取った。


🥘 第三の刺客:カレードリア

お弁当コーナーに避難した瞬間、視界が白く光った。

そこにいたのは、
カレードリア。

「やあ、待ってたよ」
と言わんばかりの存在感。

ただ、値段が強気だ。
カレーパン+チキンのセットと同じくらいする。
財布の中の小銭たちが「無理すんな」と肩を叩いてくる。


🥐 第四の刺客:カレーまん

そして、蒸し器の向こうから湯気をまとって現れたのが、
カレーまん。

ホカホカ。
軽い。
安い。
すぐ食べられる。
カロリーも控えめ。

完璧じゃないか。

私はついに決断した。

「店員さん、カレーまんひとつ!」


😇

店を出て、紙袋を開けた瞬間、
湯気と一緒にカレーの香りが微かにふわっと広がる。

「いただきまーーーす」


💥

あっつつつつつつつつつつ!!!!!!!!!!

舌を焼いた。
完全に油断していた。

カレーまんの中身は、地球の核より熱いときがある。

テンションは急降下。
舌はヒリヒリ。
カレーの味より痛覚が勝つ。

そのとき、背後から声がした気がした。

「俺なら火傷せんかったのにね。残念やなぁ、けけけけっ」

……カレーパンの呪い(嫉妬)かもしれない。


編集後記🌙

人はなぜ、夜のコンビニでカレーを求める衝動に駆られるのか。
それは、カレーが“味”ではなく“衝動”だからだと思います。

ドライカレーおにぎり、カップカレー飯、カレー焼きそば…
エトセトラエトセトラトラララ

スパイスの香りは、疲れた脳にスイッチを入れトリップする。
油のコクは、心の隙間を埋め背徳感に溺れる。
そして、カレーまんの熱さは、人生が思い通りにいかないことを教えてくれる。

……まあ、ただ舌を焼いただけなんですけど。
オチもへったくりもないわ(笑)


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揺風 頂けるだけで本当に嬉しいです!大変ありがたいです。心からお礼申し上げます。