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未来の呪い

「サカタのやつ」
 イラつく正人に透子が携帯電話のアプリを見せた。
「これでサカタって人に呪いをかけられるよ」
「はあ?」
「流行ってるのよ」
「呪いがか?」
「無課金と課金でかけられる呪いが違うんだけど、どうする?」
「いや、でも」
「サカタが既に正人にかけてたら?」
 無料で出来る範囲内で呪いを選んだ。
「ちょっと胸がすっとしたな」
「開発した甲斐があったわ」
「このアプリ、透子が作ったのか」
「そうよ。酒田君と共同で作ったの。彼ね、嫌いな奴らに課金したくなる呪いをかけたいって」
 返事をしようとしたが声が出ない。
「それ、呪い返しよ。でも、無料の呪いなんてたかが知れてるわ」
 透子がかかってきた電話に出る。
「酒田君、意識不明だって。驚きすぎて声が出ないの? 呪いは解けてるわよ」
「何が起きてる?」
「酒田君の願い通りになったけど、相手が自分だったって事ね」


爪毛の挑戦状、参加作品です。


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