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指先から知る整え方


ネイルは、ただ爪を飾るためのものじゃない。
今の私は、そう思っています。

でも、最初からそう思えていたわけではありません。

ネイルをする前の私は、バレーボールをしていて、
爪はいつも短め。
というより、深爪に近い形でした。

手を差し出すのが嫌で、
電車のつり革を握るのも、どこか落ち着かない。
親から「不細工な指だね」と言われた言葉が、
ずっと心の奥に残っていて、
指先を見るたびに、自分まで否定されている気がしていました。

自己肯定感なんて、持てなかった。
何をやっても自信がなくて、
どこか臆病で、
できるだけ目立たないように生きていたと思います。

そんな私が、
「ネイルをしてみようかな」と思ったきっかけは、
とても小さな出来事でした。

職場の新人の女の子が、
可愛らしいネイルをしていたのです。

「ネイルすると、テンション上がるんです」

そう笑って話す彼女の指先は、
きらきらしていて、
なにより、彼女自身がとても楽しそうでした。

その少しあと、
仕事で素敵な男性と接する機会がありました。

下心があったわけではありません。
ただ、
「もし彼の目に触れるなら、きれいでいたい」
そう思ったのです。

誰かのため、というより、
“そう思えた自分”が、
忘れていた女心を思い出させたのかもしれません。

そして私は、
はじめてネイルをしました。

ふと手元を見たとき、
そこにあったのは
「隠したい指」ではなく、
「ちゃんとしていたいな」と思える自分でした。

たったそれだけの感覚が、
胸の奥で、静かに灯ったのです。

指先が整うと、不思議と所作まで丁寧になる
コップを持つ仕草、
スマホを触る手、
誰かに何かを渡す、その一瞬。

“見られているから”ではなく、
“自分が美しくありたいから”。
理由が変わるだけで、
振る舞いはこんなにもやさしくなるんだと、
ネイルをするたびに思います。

ネイルは、
自己肯定感を上げるための
いちばん身近な美容かもしれません。

鏡を見なくても、
必ず自分の目に入る場所。
忙しい日も、疲れた日も、
指先のきれいが
「それでも私は、私を大切にできている」
と、静かに教えてくれる。

派手じゃなくていい。
完璧じゃなくていい。

もし今、
手を隠したくなる気持ちや、
自分を好きになれない感覚を抱えていたら、
試してほしい。

ただ、
自分に向けるやさしさを
思い出していないだけかもしれません。

ネイルは、
“美しくいたい気持ち”を
思い出させてくれるだけでなく、
「私は私を大切にしていい」
その許可を、そっとくれる習慣です。

今日のあなたの指先にも、
その小さな灯りが、
静かにともりますように。

自分らしさを許可しましょ♪


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