「気にしすぎ」で片付けてきた違和感を、はじめて無視しなかった日
「気にしすぎだよ」
そうやって、自分の感覚を
優先するに値しないって
ずっとそうやって後回しにしてきた。
でもあの日、はじめて
「違和感を無視すること」をやめた。
あの日、店の空気がどうしても耐えられなかった。
ちょうど1年前の春の週末。
友人とランチに出かけた。
年度初めで
スタッフが入れ替わったばかりだったみたいで、
明らかに慣れていない新人のアルバイトの子がいた。
テーブルを拭く手つきもぎこちなくて、
水を運ぶのも少し不安そうで。
ああ、この子、たぶんバイト初めてなんだろうなって思った。

その日はお店がかなり混んでいて、
教育係らしき女性の店員が、
ずっとピリピリしていた。
忙しいのはわかる。
余裕がないのもわかる。
でも私の心は
その場の空気に、落ち着かなくなっていった。
一方で、一緒に居た友人は気にしていなかった。
普通に食事をして、
彼女は食後に「コーヒーおかわりしようかな」と言った。
その時、私は迷った。
ここで何も言わずに合わせるのが、
今までの私だった。
いつも私は、
こういう違和感を「気にしすぎ」で片付けてきた。
自分の感じたことより、
場の空気や相手のペースを優先する。
その方がラクだし、
波風も立たないから。
でも、その日は違った。
「私、さっきからあのやり取りが気になってて…
このお店にいるの、ちょっとしんどいんだよね」
そう伝えた。
理解されないかもしれないと思った。
面倒な人と思われるかもしれないとも思った。
それでも、
「近くに穴場のカフェあるから、もしよかったら移動しない?」
そう言ってみた。
友人はあっさり「いいよ」と言ってくれて、
私たちはすぐに店を出た。

今振り返ると
私にとってはチャレンジだった。
それまでの私は、
・自分が感じた事を、なかったことにする
・相手に合わせる
・波風を立てないことを優先する
そうやって、自分を後回しにしてきた。
でもあの日は、
「私はこう感じている」と言葉にした
「その場を離れる」という選択をした
それは、誰かを変えるためじゃなくて、
ただ、
自分を裏切らないための行動だった
私はあの時、
『この感覚は間違ってないし、
私の願いを言葉にしても迷惑がられない』
と、
自分に許可を出して
小さな成功体験を積んだんだと思う。

「気にしすぎだよ」
そうやって、自分の感覚を信じてこなかった。
でもあの日、
それをやめた。
私は私の感覚を信じていい
そう思えたことが、
私にとっては十分だった。
あなたは、
「本当は嫌だったのに、合わせたこと」
最近、なかっただろうか。
また書きます。
