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Amazon も最初はシステム持たずに手動ーーMVP という考え方

小さく創り続けることで、予想外の価値ある仏像が見えてくる

前日の記事 Day9 で、こう書きました:

"仏" が見えてはいますが、役職や役割が違うそれぞれの "曖昧" な仏の姿 しか見えてません。

仏像を彫るようなわけにはいかない ─ ソフトウェア開発の複雑性

複数人で仏像を彫ろうとすると、それぞれ見える仏が違います。
いきなり誰かが、例えば IT部門が経営者の言葉だけを元に完成形を彫ろうとすると、いろんな人がいろいろ言います。

  • 経営者:「もっとなんというか・・」

  • コンサルタント:「最新の技術を使って完璧な仏像を彫りましょう!」

  • 経理部門:「買ったほうが早くないですか?」

では、どうすればいいのでしょうか?

MVP(Minimum Viable Product) という考え方

答えはシンプルです。

少しずつ彫って、確認して、すり合わせる。

ここで MVP という概念を説明します。

私が MVP の考え方を理解するために大きな力となったイラストがあります。

スウェーデンのアジャイルコーチ、Henrik Kniberg が描いた有名なイラストです。
(「アジャイル」については Day11 で触れる予定です)

参考: Making sense of MVP (Minimum Viable Product) – and why I prefer Earliest Testable/Usable/Lovable(MVP(Minimum Viable Product)の意味を理解する – そして、なぜ私が早期テスト可能/使用可能/愛される製品を好むのか)

上記参考記事より転載

Not like this …. (こうじゃない….)

車を作るために、フロントタイヤ → シャーシ → 車体 → 完成(途中で使えないのでフィードバックなし)

顧客は途中まで不満で、最終的には注文した製品が届いてまあまあ納得している表情です。

Like this ! (こうする ! )

『顧客の根本的なニーズは「A地点からB地点までより早く移動したい」というものであり、車はその解決策の一つに過ぎない』として、『フィードバックを得られるような、考えられる限り最小限のものを提供』しつづけてフィードバックを得ます。

スケートボード → 自転車 → バイク → 車(各段階でフィードバックを得る)

「お客様は顔に新鮮な空気を感じるのが好き」というフィードバックにより、オープンカーが完成して顧客が満足そうな顔をしています。:)

まとめ

簡単な説明でしたが MVP についてイメージして頂けたでしょうか。

この例では最終的に普通のセダンからオープンカーになりました。
顧客が注文時に想像してなかった「顔に新鮮な空気を感じる」という価値が追加されてました。

Amazon も有名な MVP 実践者です。
創業当初はオンライン書店として本のみを扱い、在庫を持たずに注文が入るたびに手動で仕入れて発送することで、需要とサービス価値を検証した言われています。

Amazon でさえ、ジェフ・ベゾスが自宅から本を個人的に発送するという MVP から始まりました。

スタートアップ MVP - 実用最小限の製品が、最大の潜在的価値を提供する理由

この記事を読んで頂いたみなさんもぜひ MVP の考え方を意識して頂ければと思います!

明日(Day11)は、この「少しずつすり合わせる」を実践するための文化を紹介します。

よく耳にする単語 「アジャイル」 です。

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