無添加(添加剤不使用)ポリエチレン袋について
「無添加ポリエチレン袋とは何ですか?」「普通のポリエチレン袋と何が違うのですか?」
このようなご質問をいただくことがあります。一般的なポリエチレン袋には、酸化防止剤や滑剤(スリップ剤)、アンチブロッキング剤など、製造性や使いやすさを向上させるための添加剤が使用されていることが多くあります。一方、無添加ポリエチレン袋は、これらの添加剤を使用せず、ポリエチレン樹脂を主体として製造された袋です。
では、なぜ添加剤を使用しない袋が必要なのでしょうか。
その理由の一つが、添加剤のブリードアウト(添加剤が表面へ移行する現象)を避けたい用途があるためです。電子部品や半導体、光学部品、精密機器などでは、ごくわずかな異物や成分の付着が製品品質に影響を与える場合があります。そのため、添加剤による影響をできる限り抑えた包装材が求められることがあります。
また、研究機関や分析用途などでも、包装材からの成分移行を極力少なくしたいケースがあり、無添加ポリエチレン袋が採用されることがあります。
一方で、無添加だからといって、すべての用途に適しているわけではありません。例えば、滑剤を使用していないため袋が開きにくくなったり、袋同士が密着しやすくなったりすることがあります。また、一般的なポリエチレン袋と比べて取り扱い性が異なる場合もあるため、用途に応じた選定が重要です。
つまり、「無添加=優れている」「一般品=劣っている」ということではありません。一般的なポリエチレン袋は、使いやすさや製造効率を考慮して必要な添加剤が適切に配合されています。一方、無添加ポリエチレン袋は、特殊な用途に合わせて添加剤を使用しないという選択がされている製品です。
包装材は見た目だけでは違いが分かりにくい製品ですが、使用する樹脂や添加剤の有無によって性能や適した用途は大きく変わります。だからこそ、内容物や使用環境に合わせて最適な包装材を選ぶことが大切です。
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