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古民家がメゾン・ナカユクイになるまで あと252日【WellnessArc_Nanjo】

2025年7月6日
こんにちは。WellnessArcです。

Wellness Arcは、ウェルビーイングを軸に「文化を保護し、地域と国際市場をつなぐ」ことを理念としています 。その一環として、私たちは地域の伝統の中に身を置き、その息吹を肌で感じる「参与観察」を大切にしています。

実は、最初はただワクワクと参加させていただいたのです。が、学会でポスター発表を目指したあたりから、どうしたら学術的・国際的に認めてもらえる基準を持てるのか、を考えるようになりました。「参与観察」はそこで初めて知った言葉です。

さてこの日は、南城市百名地区で行われた伝統行事「綱作り」に参加させていただきました。 7月下旬に行われる綱引きに向けて、地域の方々が集まり、大きな藁綱を編み上げていく大切な準備の日です。

会場となった公民館には、熟練の技術を持つご年配の方々から、働き盛りの世代、そして元気な子どもたちまで、約40名ほどが集まっていました。

かつてこの地は稲作発祥の地として知られ、祭祀も稲作と深く結びついています。 しかし、現代では実際に稲作を行う家庭はほとんどなく、綱の材料となる藁(わら)は外部から調達しているのが現状です。また、この複雑な綱作りの技術を継承できる人も、年々少なくなっているという切実な課題も伺いました。

昔からかわらぬ作業

共に手を動かしながら、地域の女性たちに「この場所がどうあってほしいか」を尋ねてみました。 返ってきたのは、「子どもたちの元気な声が聞こえると嬉しい」という、シンプルで、かつ切実な願いでした。

まずは1本の編み方を教わりました。毎年しないと忘れそう…

また、留学先から一時帰国して参加していた方ともお話しすることができました。 「高校を卒業すると皆都会へ行ってしまうけれど、自分はこの地域に戻ってきたい。でも、同級生たちがどうすれば戻ってこられるのかは、まだ答えが見つからない」

その言葉には、地域への深い愛着と、未来への模索が同居していました。

何本もの綱をよりあわせ綱を作ります

「Discover Your Path(自らの道を見つける)」 。 私たちが掲げるこのテーマは、まさに次世代が、誇りある土地の中に自分たちの未来を描けるようになるためのものでありたい、と強く思いました。

「アーク(Arc)」には、時代や地域を越える「架け橋」と、大切な記憶を繋ぐ「アーカイブ」の意味を込めています 。 伝統の形が少しずつ変わっていったとしても、共に綱を編み、語り合うこの豊かな時間は、次世代へ繋ぐべき大切なウェルビーイングの種です。

メゾン・ナカユクイが、こうした地域の切実な願いや、若い世代の志を受け止め、共に未来を編み上げる場所になれるよう、歩みを進めてまいります。

地域の皆様との対話を大切に。 皆様どうぞよろしくお願いいたします。


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