古民家がメゾン・ナカユクイになるまで あと130日【WellnessArc_Nanjo】
2025年11月5日
こんにちは。Wellness Arc(ウェルネス・アーク)です。
この日、メゾン・ナカユクイの現場では、施工パートナーのWOODJAM内山様、地域パートナーの安次富さん、そして弊社南城メンバーNさんによる定例ミーティングが行われました。私は千葉からGoogle Meetで参加。新しく、そして美しい「窓枠」が取り付けられていることが、安次富さん撮影の写真でもよくわかりました。

窓枠は、家の中から世界をどう見るかを決める「額縁」のようなものです。その枠が整ったことで、この場所でゲストがどのような光を感じ、どのような風を受け取るのか、その輪郭がより鮮明に見えてきました。

「決める」という重圧、そして対話
しかし、工事が「内側」へと進むにつれ、私の中にはある不安が芽生え始めていました。
洗面所の段差はどうするか、木の色を何色で塗装するか、玄関の引き戸と段差の関係……。

さらには、沖縄の家庭の守り神である「ヒヌカン(火の神)」をどのようにこの空間に配置し、お祀りするか。
建築や内装の専門知識が十分ではない中で、一つひとつの細かな仕様を判断し、決断していかなければならない。
大和(やまと)から来た私が、この歴史ある沖縄の家の「これから」を左右する細部を、本当に正しく選べているのだろうか。その迷いは、この家に対する敬意があるからこそ生まれる、心地よい、けれど重たい責任感でした。
価値の「適正」を探す旅
迷いは内装だけではありません。 現在、Wellness Arcのフランス人パートナーCさんとは別に、フランス人の専門家の方からアドバイスをいただきながら、MICE(ビジネスイベント)向けのエクスカーション(体験ツアー)造成を進めています。
「提供する特別な体験には、どのような価格をつけるべきか。そして拠点となるメゾンが、どのような姿であればゲストが「心の旅」をしていただきやすいか。」
昭和の暮らしをどう再現すれば、本物性(オーセンティシティ)としてゲストに届くのか。 安売りをするのではなく、けれど地域に開かれた場所でありたい。その狭間で、メゾン・ナカユクイの「価値」を再定義する作業は、私にとって自分自身の「道」を問い直すことでもありました。
「Discover Your Path(自らの道を見つける)」。 今はまだ、答えが出ない問いの方が多いかもしれません。しかし、窓枠が新しくなったように、悩んだ末に決めた一つひとつの選択が、いつか必ずゲストにとっての心地よい「ナカユクイ(中休み)」の光景を作ると信じています。
距離を越えて支えてくれるチームの皆さんに感謝を込めて。 悩みながら、迷いながら、一歩ずつ。
