クレームをいただきました
鏡に映った自分の顔を見て、驚いた。
昨日まではなかったはずなのに、眉間に深い皺ができていたからだ。
よく見ると、顔全体がどんよりと暗い。
なんだか、一晩で5歳くらい老け込んでしまったような気がする。
きっと夢の中でも、繰り返し繰り返し“あのこと”を考えていたからなんだろうなぁ。
実は数日前に、はじめてお会いしたクライアント様から、クレームを頂いたのです。
セッションをしている間は、普通にお話しできていた気がしたのに、終わった後のアンケートを読んでみたら、
「期待はずれでした」(みたいな感じのメッセージ)
が届いていて、ひどく胸をえぐられたような気持ちになったという出来事がありました。
曲がりなりにも、僕はコーチやカウンセラーなどの相談業として、9年間で500人以上の方をサポートしてきたプロです。
正直、そのクライアント様とお話しした日も、しっかりとお話しできたと感じていました。
でも、その積み上げてきた自信が、気付かぬ間に「見落とし」を生み出していたのかもしれません。
もちろん、自分のことを「完璧」だなんて思っていませんよ。
だけど、それなりにはやってこれたというプライドはあったわけです。
だから、正直。この数日間は、クレームの内容を見てみぬふりしたい自分と戦い続けました。
「クレームがあった」ということは、間違いなく僕の中に至らぬところがあったということなんですけどね。
それでも、プライドが落ち着かないうちは、なかなか素直にはなれません。
人と人のコミュニケーションだから、「100点満点」なんてものを求めるのも違うかな?と思ってみたりもしたけれど。
・・・いやいや。僕は、「対話のプロ」なんだから、こういう場面からは、絶対に逃げちゃいけないだろ、と。
そこで、たくさん、たくさん紙に感情を書き出して、自己分析をしました。
何がいけなかったのか?
何が至らなかったのか?
もちろん、その過程の中では、僕も人間なので相手のせいにしたくなった瞬間もたくさんありましたよ。
正直、「あんなに冷たいことを言わなくてもいいじゃないか!!」みたいな気持ちにもなりました。
だけど、それでも。絶対に、逃げたくない。
そんな想いで、何十時間も自分の内側と向き合い続けた結果、ようやく見えてきたのは、僕の中に潜んでいた「弱さ」でした。
僕が見つけた「弱さ」については、正直なところ、まだnoteに書けるくらいまで、熱を落ち着かせられていないから、ちょっとぼやけた表現にはなっちゃうんだけど、
なんというか、僕が見つけた僕の「弱さ」の正体は、肯定的に見ると、僕の「伸び代」でした。
実は、昔からそうなんですよね。
「あ、今。人生のステージが上がったなぁ。」とか
「あ、今。魂が磨かれたなぁ。」と感じるときは、自分の中に潜んでいた“ダサい自分”を認められたときなんですよね。
そして、往々にして、そんな“貴重な気づき”をプレゼントしてくれるのは、大抵の場合「苦手な人」とか「嫌いなアイツ」とか「怖いあの人」だったりするんですよ。僕の場合は。
20代の頃の僕は、そういう自分にとってネガティブに見える人たちから、逃げることしかできなくて。そのおかげで、当時はとてつもなく人生がハードモードになっていたことをよく覚えています。
素直に、「ごめんなさい」が言えなかった僕には、友だちがいなかったんですよね。
そんな孤立を経験してきた過去があるから、自分の中で出会った「モヤモヤ」とするテーマには、ちゃんと片がつくところまで向き合って、「ごめんなさい」を伝えることにしています。
これが、僕のマイルール。
だって、「ごめんなさい」を言えない小さな親父の背中なんて、子どもたちには絶対に見せたくないから。
でも、このマイルールは、考えようによってはただの自己満足なのかもしれませんね。
今回も、クレームをくださったクライアント様に、「ごめなさい」と、大きな気づきをくださったことに対する、心からの「ありがとう」をメッセージしたんだけれど、相手にとっては迷惑だったかもしれないわけですから。
だけど、それでも伝えないよりは何倍も誠実だと信じたいと思っています。
「ごめんね」と「ありがとう」を伝えたら、まるで憑き物が取れたかのような“軽さ”を体感しました。
あぁ。きっと、僕はまだまだ「小さなプライド」みたいなものを背負っているんだろうなぁ。
心理学とか、脳の使い方とか、そういう「こころ」のことをたくさん学んで、だいぶそういう「重たいエネルギー」を手放せた気になっていたけれど、まだまだですね。
この大切な気持ちを忘れたくなかったから、noteに残しておきます。
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