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映画「ツイスターズ」をNetflixで見ました。出てくる人物、ほぼいい人。

映画「ツイスターズ」を見ました。物語展開に意外性はないけれど、すごく面白かったです。
気象学を学ぶケイトが仲間と竜巻を調べる場面から始まります。その時事後にあい、数年後。
事故によって諦めていた「竜巻の破壊」。昔の友(ハビ)からの誘いで、竜巻を調べることになります。その過程の中で、竜巻を素材に配信している配信者(タイラー)たちと出会います。ケイトとハビとタイラーたちの竜巻をめぐる争い、そしてケイトが過去と立ち向かう姿が描かれます。

構成が上手いですね。「冒頭でケイトの失敗を描いて、最後にそのトラウマを回復する」という展開になっていくわけです。その過程の中に意外性を感じさせる展開がありました。それはタイラーたち配信者たちの存在です。
タイラーたちは、竜巻を一種のショーとして見せて稼ぐ配信者です。竜巻の中に突っ込んだりと、それなりに命は張っていますが、災害を見せ物にしていることには違いはありません。
ケイトを呼んだ、ハビとチームは将来竜巻をなくすことを目指しているようです。
しかし、いざ実際に竜巻の被害にあうと、タイラーたちは物資を無料で提供します。一方ハビのほうは出資者の要望を汲んで、被害者からお金を取ることを考えているようです(あまり具体的にどういう方法で、発明が被害者からお金を出させるものか描いていないのでなんとも言えませんが、結果的に人々を救う発明なら「仕方ないな」と私は少し思いますが)。
最初の印象からの逆転があって、意外性を感じさせました。まあ、こういうパターンの物語はあると思うのですが「配信者=悪」と思い込んでしまっていたので、私は意外性を感じてしまいました。配信者は粗暴な感じもありましたね。

物語はハビたちのチームが被害者の救済より金儲けを優先していることを知ったケイトが、被害者を救う姿にタイラーに惹かれいく姿が描かれ、一緒にカウボーイショーを見にいきます。そこで、ケイトの家が近くにあることを話します。カウボーイショーは竜巻に襲われ、その被害の中でハビたちは被害者の救済より金儲けを優先します。ケイトはハビたちのチームを去り、実家に戻ります。
ケイトは実家で若い頃、竜巻を消す研究していたことを苦い思い出として思い出します。タイラーとの出会い、タイラーの励ましで研究に希望を持ち始めます。
タイラーたちのチームに協力してもらい、竜巻破壊の実現するも、失敗。ハビたちがケイトの家にやってくるも、ケイトはハビたちに協力できないことを伝えます。そのとき、実験のデータをもらいます(ケイトが実家に帰ったきっかけはハビの過去を思い出させる言葉。その罪滅ぼしに渡したのだろう)。
大きな竜巻がやってきます。ケイトたちは新たな実現に向かうも、大きすぎてそれもままならず竜巻は街に。
実験は成功し、街を救って終わります。

災害を題材にした作品の構造は、ゴジラが単独で出るパターンと同じですよね。
破壊場面のスペクタル。災害をなくすために、色々な科学的アプローチ。この作品は、竜巻に向かう姿勢の違い(ハビとタイラーの違い)が人間同士の対立も生んでます。
人間と災害の対立。人間同士の対立。ケイトの過去と、それからの克服。竜巻が来た時、街は、街の人たちはどう動くか? という記録作品のような要素。そして、ケイトとタイラーの関係性の変化など。色々な要素があって楽しめます。
物語の展開もわかりやすく、ケイトの過去からの克服を軸にして、最初は人間同士の対立で見せていき、災害への対応、ケイトとタイラーの関係性のの変化、最後のスペクタルと見せるところをきちんと見せて展開します。

ケイトはあまり特徴的な部分を描写するようなことをして人物性を高めていません。ただ、自分のせいで仲間たちを亡くしてしまった過去。気象学への強い興味。勘で竜巻が来る方向がわかる。など、何かが好きという一点で魅力的に見せています(特殊能力も少しあるように見えますし)。物語が展開していくと、正義感が強いことがわかってきます。ケイトの魅力が高まったのは、タイラーと話していて「西と東どっちの竜巻が大きくなるかで」タイラーを騙しすところです。ただ真面目な一面もだけでなく、狡猾な一面も見えて、魅力を感じました。
謎の人物が「何かすごく好きなものがある」というのは、人物の魅力を高まらせ「この人がどう行動するのか?」と興味をもたせることができるんですね。
タイラーはあまり背景情報が提示されないですが、配信する場面での無茶な行動で魅力的に見せています。

ハビの相棒的な位置にいる人が、出資者を一番に考える人ではあって、少し悪者っぽく見えますが、といってもケイトに直接嫌がらせなどしません。基本的にいい人しか出てこないので、性格が悪い人を見て苛立つばということはなかったです。あと、無能な行動をする人もいないです。

作品の舞台あった場所って、あんなにも頻繁に竜巻が起こるんですかね? ここら辺にリアリティがあるのかどうかがわからなかった。あと竜巻というものがどういうものか、ほぼ経験がないので竜巻に対する恐怖というものが、画面に映る状況でしかわからないかったです。台風だったら、画面に映る以上の恐怖を感じたと思います。経験していることとしていないことの想像力というものを考えさせますね。

物語としてはオーソドックスですが、それゆえに見やすいです。色々な対立要素を含ませているので、常に緊張感を維持しながら見られて、飽きる場面もありません。人物たちも魅力できです。すごく面白い作品でした!

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