Japan RepRap Festival 主催にあたって。
どうも、久しぶりに書くnoteというよりブログの更新も数ヶ月手が回っていませんね...。
昨年プレゼント企画した際に1400名から回答いただいたアンケートの結果を信じてやるしかない!ということで今回開催に至ったJapan RepRap Festival。
そもそもRepRapとはなんぞや?という人がまず多いはず。恐れることなかれ。3Dプリンターを1台買ったら2台になってた!みたいな感じで理解してもいいのかもしれません。
”Replicating Rapid Prototyper” 、RepRapプロジェクトが始まらなければ今でも工業用途で販売されている数百万から数千万円する3Dプリンターしか手に入らず、一般家庭の家やそもそもAmazonで手に入るなどということも無かったかもしれません。
今みなさんが手にしている、手に入れる予定、検討しているプリンターの源流は全てこのプロジェクトにあると言っても過言ではありません。
今でもRepRap思想を引き継いでいるブランドといえばやはりPrusaではないでしょうか。もちろん協賛出展していただけることになっております。
RepRap FestivalなのにBambuのマシンまで?
そう、これは開催決定前までややこしい問題でした。なぜか?RepRapやオープンソースとはナンジャラホイ?な人からすると同じ3Dプリンターではありますが、BambuLabはオープンソースとはどちらかというと逆路線。かと言ってコミュニティによるハックも実質可能にしているところもあり完全にシャットアウトしているわけではないようです。
BambuLabに限らず他の完成機メーカーマシンも展示されます。なぜ...なぜなのか?!自作機だけのイベントではないのか?!そう思われる方も一部いらっしゃるかと思います。
混ぜた意図としては前回のRepRap系イベントがコロナ前の2018年。今年はもう2025年。ここまでの間MakerFaireもありましたが併設イベントの復活もなく今に至ります。私が初めてプリンターを買ったのが2020年のEnder-3 Pro。
ツイ廃だったのでその頃から投稿していますがやはりそうは言っても日本人はそんなに多くはなかった印象。そしてここ数年でBambuLabが突如全てをひっくり返すようなマシンをリリースしてからユーザー数が加速しているように感じます。
もちろんXやプリンターユーザーと話すことが多いため偏った見方にはなっているかもしれませんが去年夏と冬に開催したイベントの結果からも如実に増えているということだけはわかっています。
その人たちは昔諦めた人、アップグレード目的ももちろんありつつやはり初めての1台として買った人も多いはず。自動キャリブレーション機能も多くものを作るマシンとしては非常に優秀です。しかし印刷の原理を学べるか?と言われるとそこは難しい点。BambuLabで3Dプリンターの可能性を知ってそれ以上のことが知りたい人も出てきたはずです。
とまぁ書いてみたものの大した大義名分はなく、BambuLabやCrealityなどのここ2年くらいのマシンから3Dプリンターを知った人達はRepRapという源流を知る機会がないので橋渡しのイベントをしたいなと思いたっての開催です。
PrusaをはじめVORONやVzBot、Positronや日本発のFraxinusなどのオープンソースプロジェクトプリンターから完全自作マシンもあれば完成機メーカーのマシン、3Dスキャナーまで。
日本は実は最初に3Dプリンターを開発したけど特許の申請しくじった!とかいう話もあったり、日本のコミュニティでも海外に引けを取らない独創的なプリンターも多くありつつ、海外では開催されている3DプリンターカルチャーにフォーカスしたRepRap Festivalが無くなってしまっているのはなんとも残念ではないでしょうか?
展示会で見れない
RepRapの話とはまたちょっと逸れるわけですが、日本国内のB2Bに焦点を置いたここ数年の展示会はいくつも見てきましたが海外のものと同じ系統の展示会でも日本ではいわゆる家庭用デスクトッププリンターはほとんど見かけません。大型であったりペレットタイプ、金属3Dプリンター、超高精細なレジンプリンターなどなど「ちょっと導入したいけど」の次元ではないプリンターが多めです。
Amazonに売ってるマシン買いたいけど...
AliExpressのこのキット興味あるけど...
でも日本の展示会でみれない!そう。そうなんです。買ってる人はいても情報が日本語ではほとんどなかったり。またクレームを言わなければ放置というスタンスの企業も多いのでBambuLabのようにヒートベッドの件でリコールというのはかなり稀有な例です。
パーツメーカー/周辺機器メーカーの人達は日本人は実際自分のブランドについてどう思っているのか、何を求めているのか、どこを治して欲しいか気にかけています。とはいえ日本は欧米などと比べると小さなマーケットと捉えられがち。この機会に俺らがマーケットだ!と声を上げるチャンスです。
JRRFならメーカーの人もきたり実際にキットを組んだ人も!いる!話せる!稼働状態もみれる!
もちろん著名な国内3代理店様もいるので普段SNSで話しかけるのは難しいけどプリンター選びのアドバイスが欲しい、とか大量購入をしたい、とかなんでも気軽に相談できる良い機会かなと思います。
そうは言っても私は2020年から興味を持ったわけでそれ以前の状況はわかりませんが昨年今年とTCT ASIAに自費で旅行してきた感想としては日本の展示会は熱気もなくアイテムが毎年似通っている印象でした。FFF方式以外でも本当に机におけるサイズのSLSプリンターなんてまぁありません。貶すとかではなく日本でもこんな活気が見れたらいいのに、と。
結局のところレポートを書かず今に至るのでちょっと一部紹介。
今回誘致しなくてよかったと若干肝が冷えたロシアの会社の製品。(協賛受け取ってたら絶対ややこしくなってた)
ベッドスリンガーマシンに2軸追加し5軸プリントができるという代物。

いや君VORON Tridentでしょ!と言わんばかりのHimarayaなんとかのHIM-F300A。お値段悪くない感じでしたが中国国内のみの販売。画質はなんだかバグっているので気が向いたら直します。

anisoprintのブースではまずは中国国内市場で売っていくというデスクトップサイズな連続炭素繊維使用可能な3Dプリンターも。Markforged達は大丈夫でしょうか?

連続繊維使ったらどれくらいかかるんだろう?という疑問も材料費かなんかと一緒に展示。アプリケーション例も非常に多くて理解しやすいブースでした。

プリンターメーカーで言えば去年は大きめブースのあったAnycubicは見当たらず。S1の大量展示でもあるかと期待しましたがありませんでした。
QIDIは去年のQ1 Proのファーム展示ほどはプリンター展示はありませんでしたが今年くるマルチカラーユニットのプロトタイプの実働展示もありました。
ELEGOOは光造形系とドデカプリンターやCentauriなどなど。
セラミック系なおしゃれアイテムを展示しているブースなども。

3Dスキャナーに脱線すると3DMakerProやShining3Dのブースもありましたが3DMakerProのブースは人が過疎っていてShiningもEINSTARブランドというより工業向けメインな展示の中Revopointは非常に賑わっていました。

Scantechのブースでは古風な衣装を着たお姉さんがスキャンの実演。

こちらは8千元ほどのスキャナー。いい感じにサクサク撮れました。


さて、プリンター関連に戻りますか。こちらはAmazonで常に爆安トップランナーのCC3D。Amazon担当の人にフィラメントください!と言ってみたら広告にお金かけない代わりに質と値段で勝負するとおっしゃってました。納得がいきます。PETGなど色はいいからとりあえず大量に使いたい時重宝します。PBT Proフィラメントなども良いですよね。

MellowブースにはM1の後継M2の開発中機体。

プレゼント企画がめっちゃ大変だった
そう、そうなんですよこれ。まじ大変でした。大変というかまだ発送待ちのものもあるし発送したと思ったらまだブランドの方から発送されてなさそうなものもいくつか散見されるので確認中です。(届いてなければDMくださいね)
あのイベントでコイツ稼いでるんだろうなぁと思った人、是非やってみてください。儲けはゼロというかマイナスですね。人徳は積まれたかもしれません。
夏の企画で800人かそこら、冬の企画で1400人ほど。
発送のやり取りや抽選、再抽選全て1人で行っています。ブランドから直発送のものでもやはり住所の漏れがあったり夥しい際抽選。その他割いた時間や一部自費発送、若干広告も遊んでみたりとアフィリエイトは使っていますが私は日中社会人として会社員をしているのでイベントに関していえば収支はマイナスでした。
ただ集めて配ろうというものではなくある程度アンケート結果で超大まかにグループを分けて実際抽選を行いました。というのも流石に使わないものを当てて発送しては誰も徳をしないからです。なるべく多くの人がなるべくたくさん商品を経験して世界を広げて欲しいという気持ちだけです。
以前あらぬことをホラ吹きまくるようなおじさんもいらっしゃって悲しい人だなと思う事件もありましたが私はモノをもらってたらまず呟いてますしXではかなり忖度なく自由に呟いてます。一部のブランドに寄ってる発言があったとしてもそれは裏話を聞いた上でお勧めできないから勧めないという意図がある程度です。有料noteも書きましたが別に難しいことではないのでみなさん挑戦してみてください。
アンケートの話に戻るなら、企業さん達としても普段あの数あの濃度でアンケート実施は難しいんじゃないかな(と勝手に思っている次第)?と。
もちろん今年もやりたいとは思っていたわけですが流石に3回目も完全無償開催は時間的にもしんどいということで今回はJRRFと結合しました。
イベント参加および前回同様Xで参加可能です。イベント参加者の方の方が倍率が高くなる方式は取らせていただきます。
前回同様質問数は多めですが協賛費用を拠出してくださった企業の皆さんにメリットがでつつ、参加者の人も賞品ゲットチャンス。一部の回答結果はJRRFにて公開も予定しているので楽しみにしてください。
協賛費用は無事展示会場分までは確保していますがそこに実際机の数であったり電気工事、搬入搬出や駐車場代、各種準備や公式サイトの立ちあげ、イベントグッズ作成など考えると今はトントンくらいになるのかな?と考えています。
MakerChipの企み
今回各協賛企業さんのブースにMakerChipを配布します。もちろんみなさん奮って集めてください!
一部のMakerChipの裏にはアフィリエイトリンク版のQRコードを入れてあります。こちらはJRRFのタグでトラッキングして参加者さんがスキャンして購入してくれた場合運営に報酬が入ります。
この報酬は一体どこへ...?ごもっともです。
今回MakerChipはサンステラさんからPolyTerra30kg分、OVERTUREさんから9kg、Antinskyさんから9kg(執筆時点)でいただいてます。とはいえ各社300枚以上となると私でも作りきれないためフォロワーの有志の方のプリンターをいわば分散型プリントファームとしてフィラメントを送りつけて印刷してもらうという方式をとっています。
もちろん電気代もかかりますしプレートも消耗するので僅かながらではありますが報酬もお支払いします。フィラメントの数はと言いますと自分で全て印刷するならいいものの複数人の場合フィラメントが追加で必要になるのでPolyTerraも追加購入して送付している状況です。これらの費用をイベント中〜終了後にMakerChipを経由して少しでも補填できればなというところです。イベントから1-2ヶ月後にサイトにて実際どの程度売り上げがあったのか公表します。
補填し終わった後はどうするんだい?
良い質問ですね。これは来場者のチケット、グッズの売り上げなど全て含みますが余剰がでて来年分予算確保が済んだ後はオープンソースプロジェクトであるVORONやOrcaslicerへの寄附、またイベントで使うフリーライセンスのデザインオーナーへ還元していく予定です。
いわゆるアフィリエイトというとそれなんだこうだという人が多いですが誰も損はしません。アフィリエイトリンクを踏まないからと言って買う値段が安くなることも別にないのなら応援したい人のリンクから買うだけでその人の活動支援になる。ただそれだけだと思います。ただしお小遣い稼ぎに躍起になっている方々はツイートのポストに#PRや#AFFなど明記してない例が非常に多く、それが1番の問題じゃないかなと思うところがあります。
長々とJRRFから脱線しまくりつつもなんとなく伝えたいことが伝わったと信じてそろそろ締めに。
当日はスピードボートレースなども開催したいと思っています。1ヶ月切りつつ背水の陣な感じですが応援よろしくお願いします。
是非気になるブースがあればハッシュタグ#JRRF2025を使ったりプリンター気になっている方がいれば是非紹介してください。また、小中高生のみなさんはチケット無料とさせていただいております。RepRapの橋渡しの話とも絡みますが、今からの若い人たちが早いうちから3Dプリンターという技術に触れ、それが少しでも人生の糧になればと思います。
メディアに掲載させてくださいというお話はWelcomeですのでお気軽にXまたはinfo@psych0h3ad.techまで。
当日はJRRFカタログを無料で3000部くらいは配布したいと思っており広告だけでも協賛OKですよ!という企業様も是非ご連絡お待ちしております。ただし入稿は6/2までで考えておりますのでちょっと駆け足にて。
5000字以上もAI使わずに買いたのは久しぶりですね。
みなさんのファーストレイヤーが今日もよく定着しますように。
中国展示会部分は気分で追記更新いたします。
本記事は最後まで無料ですがサポートしたい!という方は是非投げ銭お待ちしております。
サイコヘッドことゆーとろんこと堀内でした。
イベントまで後少し!出展/運営の皆様頑張っていきましょう!
協賛の依頼が毎度短期間にも関わらず快諾してくださる企業の皆様、運営を手伝ってくださっているメンバーの皆さん、毎日相談に乗ってくれる彼女、後押ししてくれる家族に感謝です。イベント準備で有給唐突に取れる環境の会社にも感謝。
初開催ご迷惑おかけすることもあるかと思いますが皆さんよろしくお願いします。
ちなみにですが運営当日手伝ってくださる方、通訳として参戦したい方募集中ですのでお声がけくださいね。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートしてくださったら嬉しいです。サポート頂いたらまた更に有料Tweakなどに関する記事がはかどります!何卒!