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大人になってから、"また今度"が増えた話

「パパ、あそぼう」

「ごめん、今日は、ちょっと、忙しくて。また今度ね」

そう、言ってから、ふと、気づいた。

今週、もう、3回目だった。

「また今度」が、口癖に、なっていた

仕事から、帰ってきた、夜。

娘が、「あそぼう」と、誘ってきた。

疲れていて、正直、あまり、余裕が、なかった。

「また今度ね」

そう、答えて、ソファに、座った。

娘は、「わかった」と、言って、一人で、別の、遊びを、始めた。

その、様子を見て、少し、考えた。

「また今度」

その、言葉を、今週だけで、何回、言っただろう。

数えてみたら、3回、あった。

「また今度」は、いつ、来るのか

「また今度」と、言った、その、「今度」は、実際に、来ているのか。

考えてみたら、あまり、来ていなかった。

月曜に、「また今度」と、言った、遊びは、火曜も、水曜も、「また今度」に、なっていた。

「今度」が、次の「今度」に、先送りされ続けていた。

娘は、それについて、特に、文句を、言うわけでも、なかった。

ただ、「わかった」と、言って、諦めたように、別のことを、していた。

その、諦めの、早さが、少し、気になった。

娘は、まだ、聞いてくる

ある日、娘が、「きょうは、あそべる?」と、聞いてきた。

「わからない」とも「また今度」とも、言わずに、聞いてくる、あたり、まだ、諦めきっては、いない、様子だった。

「今日は、ちょっと、時間、あるかも」

そう、答えると、娘は、パッと、明るい、顔に、なった。

「ほんとに!?」

その、反応の、大きさに、少し、はっとした。

普段、「また今度」ばかり、言っていたから、「遊べる」という、答えが、それだけ、嬉しいものに、なっていたのかもしれない。

いつから、「また今度」が、増えたのか

考えてみると、独身の、頃は、「また今度」を、そんなに、言っていなかった気がする。

友人に、誘われて、「今日は、無理だけど、また今度ね」

そう、言うことは、あった。

でも、それは、たまに、あることで、口癖には、なっていなかった。

子どもが、生まれて、毎日、「あそぼう」と、誘われるように、なってから、「また今度」も、増えていった。

毎日、誘われる分、毎日、断る、機会も、増えていた。

仕事の、疲れが、理由だった

「また今度」と、言う、理由は、たいてい、疲れだった。

仕事から、帰ってきて、体力も、気力も、残っていない、状態で、「あそぼう」と、言われても、すぐには、応じられなかった。

その、疲れを、正直に、伝えることも、あまり、していなかった。

「また今度」

その、一言で、済ませていた。

具体的な、理由を、説明することも、なかった。

妻との会話

その夜、妻に、この話を、してみた。

「最近、娘に、また今度ばっかり、言ってる気がして」

「うん、なんとなく、気づいてた」

「そう?」

「うん。娘も、最近、そんなに、しつこく、誘ってこなく、なった気がする」

その、言葉に、少し、ドキッとした。

「諦められてる、ってこと?」

「そこまでは、わからないけど。ただ、前より、聞いてくる、回数、減った気は、する」

「それは、ちょっと、寂しいな」

「うん」

「また今度」の、積み重ね

少し、考えてみた。

一回、一回の、「また今度」は、そんなに、大きな、ことじゃ、なかった。

疲れている日に、遊べないのは、仕方ない、ことでもあった。

でも、その、積み重ねが、娘の中で、何かを、変えていたのかもしれない。

「また今度」が、続くと、「今度」への、期待も、少しずつ、減っていく。

期待が、減ると、誘う、回数も、減っていく。

その、変化に、自分では、気づいていなかった。

「また今度」を、減らせるのか

正直に言うと、疲れている、状態が、すぐに、なくなるわけじゃ、なかった。

仕事の、疲れは、簡単には、消えない。

「また今度」を、完全に、なくすことは、できないと、思う。

ただ、その、頻度を、少しでも、減らせるかどうかは、また、別の、話だった。

少しだけ、試してみたこと

その後、疲れていても、「また今度」と、言う前に、少しだけ、考えるようにした。

「本当に、5分も、無理かな」

そう、自分に、聞いてみた。

ある夜、疲れていたけど、5分だけ、娘と、絵本を、読んだ。

たった、5分だったけど、娘は、満足そうにしていた。

「また今度」を、完全に、なくすことは、できなくても、「今日は、5分だけ」を、増やすことは、できるかもしれない、と思った。

それでも、また、言ってしまう

正直に言うと、その後も、「また今度」と、言ってしまうことは、多い。

毎日、5分の、時間を、作れているわけでも、ない。

疲れている日は、やっぱり、「また今度」に、なってしまう。

完全に、変わったわけじゃ、なかった。

娘が、また、聞いてくる、日を

ただ、あの日の、「ほんとに!?」という、娘の、明るい、顔を、時々、思い出す。

「また今度」が、続いた分、その、「遊べる」という、答えが、大きな、喜びに、なっていた。

それが、良いことなのか、寂しいことなのか、まだ、よく、分からないままでいる。

最近、子どもに、"また今度"と、言ったことは、ありますか。

その、"今度"は、ちゃんと、来ましたか。

読んでくれてありがとうございます。コメントで、あなたの「最近の、また今度」のことを、少しだけ聞かせてもらえたら嬉しいです。

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