【アトリエの裏側①】AIで切り絵?3年間で見つけた「紙の温もり」の出し方
「本当の紙で作ったみたいで綺麗ですね!」
「いつも癒されてます」
SNSで私の作品を見た方から、そんな嬉しい言葉をいただくことが増えました。
AIを使った切り絵表現の虜になってから、もう3年。
ツールが進化し、誰でも綺麗な絵が出せるようになった今だからこそ、
「デジタルなのに、どこか指先の体温を感じるような質感」
を大切にしながら作っています。
今日は、その3年間の旅路で見つけた、私なりの「紙へのこだわり」を、新旧の作品を比較しながらお話しさせてください。
1.AIと歩んだ「紙の世界」表現
私がAIイラストの世界に足を踏み入れたのは約3年前。
当時は、今のniji 6のような繊細さには程遠いものでした。
どれだけ言葉を尽くしても、
どこか表面が「つるっ」としたプラスチックのような質感になってしまい、
拡大するとAI感が強かったことを覚えています。

Bing Image Creatorで生成
紙の特徴を捉えていて可愛いけど、
紙特有の「繊維感」や「奥行き」は表現しきれていませんでした。
当時は日本語にも一部対応していましたが、ニュアンスが伝わらず、
結局英語のプロンプトに悪戦苦闘しながら翻訳する日々。
生成ボタンを押してから画像が出るまでの時間を、
もどかしく感じながら過ごしていました。
2.私が辿り着いた質感
そんな試行錯誤を経て、先日生成した最新作がこちらです。

いかがでしょうか。
ツールそのものの進化もありますが、
同じ『並んで座るハムスター』というモチーフで比較すると、
その質感の差は歴然です。
背景の虹や雲、そしてハムスター自身。
紙が幾重にも重なり、そこに生まれる自然な「影」の深さ。
以前のような「のぺっ」とした質感ではなく、
まるで実際に紙を切り抜いて重ねたような、
物理的な厚みを感じていただけるはずです。
今の私は、単に「切り絵」と指示するのではなく、
「紙がそこに存在している状態」
が再現できるようAIに伝えています。
例えば、「画用紙」や「鋭いエッジ」といった、紙の特徴が伝わる言葉や、
自分で生成した画像(Image Prompts)を組み合わせたりしています。
これが、私の3年間の探求で見つけた「出し方」のヒントです
おわりに
背景の重なりが生む、立体的な奥行き。
3年前は「のぺっ」とした質感に悩んでいた私が、
試行錯誤の末にようやく辿り着いた現在進行形の「紙の世界」です。
探究はまだまだ続きます。
今回は、AIツールの進化と紙の表現についてお話ししましたが、
「更に立体的にするには?」
と次のイメージを膨らませています。
次回は、この紙の世界をさらに飛び出し、
手のひらの上に乗るような『物理的な立体感』……
【ポップアップカード編】
をお届けします。
「えっ、AIでこんな構造まで作れるの?」
と自分でも驚いた、魔法のような1枚を近日中にお見せしますね。
次回を、どうぞお楽しみに!
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