「100万回生きたねこ」そして泣いた俺
なんてこったい……
久しぶりに鳥肌の立つ素晴らしい本に出会えたぜ……

本というか、絵本ではあるが。
俺はこの本を幼き頃にも読んだことがあった。
そして、今日という絶妙なタイミングで偶然にもこの本と再開して、手にとったのだ。
幼き頃、この本の良さなんて、一ミリも分かりゃーしなかった……
でも、今の俺は違った……
泣いた。
ガチで泣いた。
店員「大丈夫ですか!?」
俺「グスグス、はい……大丈夫です……」
店員「ホントに大丈夫ですか!?」
俺「グスグス……はい……」
店員「えっ、大丈夫ですか!?」
俺「グスグス…はい、ホントに……大丈夫なんで」
店員「具合悪いんですか!?」
俺「ちょ!もう、余韻に浸ってるから!30過ぎて具合悪くて泣かないから!」
本屋でグスグス泣いてるから危うく救急車呼ばれるとこだった。
少しこの名作「100万回生きた猫」について語らせてくれ。
100万回も死んで生きてを繰り返したオス猫…
死ぬことなんてへっちゃらだった。
みんなに100万回死んだことを自慢していた。
オス猫は自分自身のことが大好きだった。
でもこのオス猫は、ある日、綺麗なメス猫と出会った。
メス猫は、このオス猫の話に対して優しく「そう」としか言わない。
オス猫は「俺は100万回も死んだんだぜ!」
と自慢ばかりしていた。
ある日、オス猫はメス猫に「俺は100万回も………」
いつものように、そのまま自慢をするのかと思いきや、自慢をやめて、まさかの!!
「そばにいていいかい?」
メス猫は「ええ」と答える。
俺震える………猫がカッコよすぎて震える。
会いたくて、会いたくて、震えたことはないけど、猫がカッコよすぎて震えた………
猫は夫婦になり、たくさんの子どもを授かり、育てた、そして子どもたちは自立、また二人でゆるりと幸せに生活していた…
オス猫は「俺は100万回も死んだんだぜ!」とは言わなくなっていた。
ある日、メス猫は隣で動かなくなっていた。
オス猫は泣いた。
俺も泣いた。
オス猫は朝も昼も夜も泣いた。100万回泣いた。
俺も泣いた。
そして、オス猫も動かなくなった。
俺も震えて動けなくなった。
猫はその後、決して生き返ることはなかった。
俺は雨が強すぎて家に帰ることができなくなった。
なんて素敵な話なのだろうか………
愛の対象が自分ではなく、他者に変わる。
大好きだった自分よりも、その自分以上にもっと大好きで、大切な存在ができた猫。
そんな大好きで、大切な存在と、一緒に時間を共にできる。
それだけで、幸せだった。
もう自慢をしなくていい、承認欲求を満たさなくていい、大切な人がそばにいる。
大切な人がそばにいる、それが1番幸せなことだったのだ。
故に!!
その大切な存在を失った猫は、もう生き返ることはなかった……
いや、ひょっとすると、天国で二人幸せに過ごしているのかもしれない………俺はそう信じたい。
この本はすさんだ俺の心に温かい雨を降らせてくれた。
ちなみに俺も絵本を制作中だ。
それがこれだ。

いつかこの絵本を出版して、子どもたちに愛と優しさ、勇気、そして世界は広いんだよってことを伝えたい。
でも出版の仕方が分からない。
