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デニム育成1年記念日

2025年2月に人生で初めてのリジットデニムを買った。
365日中330日ぐらい、基本起きてから寝るまで着用してきた。ストイックすぎる。この1年でデニムの人と思われるくらい着用してきたこのデニムも遂に大きな変化が生まれた。今回は1年間履いてみて気付いたことなど書きたいと思う。

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Levi’s Vintage Clothing 501xx
W30 L34
Levi’s Vintage Clothing 506xx
Size 38
(糊落とし後に再度糊付けなし)

洗剤:
BEYONDEXX No.1 SPECIAL DENIM CARE WASH

洗濯頻度:
6ヶ月目で最初の手洗い
その後1ヶ月ごとに手洗い
洗濯温度35-45度

糊落とし時以外は裏返しで洗濯

決め事:
ベルトは使わずサスペンダー
前ポケットには物を入れない
右ポケットにはZippoとタバコ
故意に色落ちさせない

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購入時

購入時、店員の方にリジットデニムの育て方としてアタリを出す為に1年間は洗わないでと言われた。
気合い十分、どんな天気でも履き続けた。臭いもなるべくケアしていたが、6ヶ月目の8月にことは起きた。
最近太ももが痒いなと思っていると日に日に悪化していった。だいぶ忍耐強いほうだったが、遂に限界を迎えたクマガイは冷静に考え始めた。
他のデニムフリークたちが履いている頻度っていうのが仕事の時間以外の全てだとすれば、1日の数時間と休日起きてから寝るまで。そして夏場は汗をかくのでなるべく炎天下で履かない可能性もある。

こう考えると自分はこの6ヶ月間起きてから寝るまでの18時間ほどをほぼ毎日共にしている時点で、とっくにその着用時間を超えているのではないかと気付いた。
ましてや4月と6月にそれぞれ10日ほど台湾に行っていたので高温多湿な環境下でデニムを着用していたことも考えると、どんなにケアしていようが汗などで雑菌が繁殖するには十分だった。

ということで、6ヶ月目にして初洗いした。
写真は載せないが中性洗剤を入れた水がとんでもない色になっていた。裏返しで手洗い洗濯すると、すでにあたりが出始めていた。
ここから1ヶ月ごとに洗濯をし始めたのだけど、初洗いをしてから完全に気が変わった。

“デニムは洗濯した方がいい”

これ以上に大事な事は他にないと目を覚ました。
デニム育成をするにあたって色々な情報を調べていたうちの1つに、洗濯頻度についてのトピックがある。洗わない派と洗う派みたいなそれ。この1年間でどっちもやった結果、現在は洗わないと繊維が痛むという結論に至った。というか着心地が悪い。デニムに携わる方も現在は定期的に洗うことを推奨してるのも糸の技術が進歩しているからというのもあるらしい。そりゃそうだ、今の育成のロールモデルは何十年も前のものなんだから。

(分かりやすく明度を上げてる)
腕を捲っていたジャケットのアタリ

8月になるとジャケットを着たくても暑すぎてなかなか着れないので、冷房下の室内でなるべく着用するようにしていた。なのでジャケットの腕まくりは少しずつ頻度を下げ、アタリがつきづらくなっていった。
8月に洗濯して以降、9月10月は月1で洗うようにした。この辺になると色落ちは少しずつ早くなり、アタリも毎度クッキリ差が出る感じではない印象。でもいい感じになってきた。
伸縮は洗濯の度にリセットされる感じで、洗濯前はW30で少し下で腰履きになる。洗濯後にW28ぐらいのタイトさになってベルトなしでジャストで履ける状態。この時期ごろからこのウエストの差に慣れてサスペンダーを外すようになった。

9月後半のフェスにて

11月頃、だいぶ涼しくなってきたのでジャケットも常時着用出来るようになる。パンツの裾のロール部分は糸のほつれみたいなのが目立つようになって、将来的に切れないように気をつけ始める。

そういえば洗剤をBEYONDEXX No.1 SPECIAL DENIM CARE WASHにした理由は、洗剤比べをしている方の記事を読んでいて、どれもそんなに大きな差がないのなら中性洗剤の中でどれか選ぼうと思っただけだった。値段も他のに比べて高いけど自分はまだ経歴1年目なのでわからない。匂いがそんなにないのは好き。

そこから12月から2月までは同じように洗濯を繰り返して、遂に先週で1年記念日を迎えた。

自然な落ち方になった
革パッチが綺麗、ポケットにZippoの跡
腕のアタリが嬉しい
左肩の擦れはギターストラップでついたかも

デニム育成をして初めて気付いたことはたくさんあって、自分がなぜ服が好きなのかとか暮らし方とか全てが目に見える形で現れた気がする。

服を着ていてなかなかこういった変化を目の当たりにする事は少ないし、継続して思い入れを持つことは難しい。自分が作るアパレルにはそういった思い入れを持って服と接してもらうことを目指しているけど、改めてその難しさを体感した。

1年ってある地点から考えれば早いし長いとも感じるし、現にギタリストとして仕事をしている身からすれば濃密で変化の多い暮らし。そんな中でデニムを見る度に毎日の生きている証が僅かながらそこに表れていることがささやかな幸せだった。
自分がいつかそういった変化のある服を作る時、手に取ってくれる人々にどうやったら楽しんでもらえるか考える良いきっかけになった。

自分のアパレルでも糸から始まるというコンセプトの刺繍シリーズがあって、それは間違っていなかった気がする。

また、毎日のように着用していたら“デニムの人”というイメージがついたことも大きな発見だった。
半年経ったくらいでそう言われるようになり、人の印象がどれくらいで形成されるかも身をもって知ることが出来た。ただただ“ファッションが好きな人”から“デニムの人”っていう解像度の高さになるのは不思議なもので、デニム育成1年目のビギナーがこうした状況になるのはどこかおかしな感覚だ。こうやって人はその人になっていくんだと思うと他のものでも同じような変化を生めるのだから、少し徹底してみたくなった。

長々と書いたけどデニム最高!って言いたいだけの記事でした。穴が開くまで着用して、リペアして死ぬまで共にしようと思ってる1着。今年もどうなっていくか楽しみ。

今年もいろんな場所にいこう

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