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【祖母山】風穴から千間平へ!三県境も歩く周回ルート

はじめに

こんにちは、YuYaです!
普段は登山やドローン映像などを中心に、アウトドア情報を発信しています。

今回の山行は、九州遠征編の第3座。
向かったのは、日本百名山にも選ばれている

祖母山(そぼさん)
です。

大分県と宮崎県の県境にそびえ、古事記に登場する神話の舞台としても知られる山。
標高1,756m、九州山地の象徴ともいえる存在です。

今回僕は宮崎県側の 北谷登山口 からアプローチ。
登りは「風穴コース」、下山は「千間平コース」を使って周回するルートで歩いてきました。
序盤の沢沿いの涼しさや、風穴での驚きの体験、そして穏やかな千間平コースでの下山と、変化に富んだ行程を楽しめるのが特徴でした。

天候にも恵まれ、山頂からは九州の山々を一望。偶然出会った登山者との会話や、ドローンでの空撮も加わって、思い出深い登山となりました。

▼動画での登山の様子はこちら


1. 駐車場・アクセス情報

祖母山の宮崎県側からの拠点となるのが、北谷登山口の駐車場です。
無料で利用できるのはありがたいポイントですが、アクセスには少し注意が必要でした。

登山口に向かう林道は、一部が未舗装。
車高が低い車だと底を擦ってしまいそうな箇所があり、僕も走りながら「これは注意が必要だな」と感じました。
さらに、すれ違いができない細い山道がしばらく続くので、運転に不安がある方には少しハードルが高いかもしれません。

駐車場自体はしっかり整備されていて清潔感もありました。
ただし、駐車線は引かれていないので、他の登山者と譲り合って詰めて停めるのがマナー。
週末やシーズン中は混み合うこともあるので、早めに到着するのがおすすめです。

登山口周辺は静かで落ち着いた雰囲気。ここから始まる山旅に期待が高まる、そんな空気感を感じる駐車場でした。


2. 登山レポート(登り:風穴コース)

北谷登山口からスタートすると、まずは沢沿いを歩く気持ちの良い道が続きます。

水の流れる音を聞きながら進むので涼しく、真夏の登山としてはありがたいスタート。沢の水面に木漏れ日が反射し、なんだか癒やされるような光景が広がります。

その後は樹林帯に入りますが、ここは他の低山のように“ジャングル感”で覆われているわけではなく、空間が開けていて風通しもよく、どこか爽やかさを感じる道です。森の静けさを楽しみながら歩けるのは、このルートの魅力のひとつだと思いました。

ただ、祖母山の風穴コースは「気持ちいい樹林帯というだけではありません。
中盤に差し掛かると、勾配は一気に増してきて、急登の連続
岩場を手足を使ってよじ登るような箇所や、はしごを慎重に登るポイント、さらにはロープを頼りに体を引き上げる場面もあります。

良い言い方をすれば 退屈しないコース
悪い言い方をすれば とにかく息が切れるコース

単調な道ではなく、変化に富んでいる分、常に「次はどんな登りが待っているんだろう?」とワクワク感があるのは間違いありません。
特に急登では足に負担がかかり、心拍数も一気に上がりますが、その分「登っている実感」を存分に味わえる登山道でした。

そして中でも印象的だったのが、名物の 風穴
大きな岩の隙間からひんやりとした風が吹き出していて、まるで天然のクーラー。真夏でも冷蔵庫に入ったような感覚で、火照った体を一気にクールダウンさせてくれます。ここははしごを通って抜ける場所でもあるので、登山らしいちょっとしたスリルも味わえます。

風穴で体を冷やしてから再び登りに向かうと、いよいよ山頂へと続く本格的な区間に入っていきます。きつさと爽快さ、両方を味わえるのが祖母山の魅力だと感じました。


3. 山頂での時間

風穴を過ぎてさらに急登をこなしていくと、ついに祖母山の山頂に到着。標高1,756m、九州山地の主峰に立った達成感はやはり特別です。

山頂に広がっていたのは、視界いっぱいに広がる大パノラマ。
天候に恵まれたこともあり、360度の展望が開け、遠くまで続く山並みを一望できました。ただ、正直なところ僕は九州の山の知識がまだ浅く、「あの山は何だろう?」と眺めながらも判別できない山がほとんど(笑)。それでも、静かな自然の中でただ景色を浴びるように眺める時間は贅沢で、心が満たされるひとときでした。

そして、ここで偶然の出会いがありました。
なんと、同じ横浜出身のお兄さんと山頂でお話しすることに。遠く九州の地で、まさか地元が同じ人と出会えるとは思ってもいませんでした。山頂で交わすちょっとした会話が、登山をさらに特別なものにしてくれるんですよね。旅先のご縁に感謝です。

さらに今回もドローンを持参。
祖母山の山頂から見下ろす九州山地の稜線や、山肌の深い緑を空から撮影できました。地上から見る景色も素晴らしいですが、ドローンの映像はまた違ったスケール感があり、「山ってこんなに大きな存在なんだ」と改めて感じさせてくれました。

Youtubeに挙げているドローン映像もぜひみてみてくださいね。
記事の最後にリンクを貼っておきます。

しばらく山頂で風に吹かれながら景色を楽しみ、名残惜しさを感じつつ下山へと向かいます。


4. 下山(千間平コース)

山頂での時間を楽しんだあとは、千間平コースを使って北谷登山口へと下山しました。

こちらのルートは、登りで使った風穴コースとは対照的。急登や岩場はほとんどなく、全体的に緩やかで歩きやすいのが特徴です。まるでハイキングコースのような雰囲気で、祖母山のもうひとつの顔を見ることができました。

歩いている途中で立ち寄ったのが、ちょっと面白いスポット。
なんとここには 大分・宮崎・熊本の三県境 があるんです。
山の中に突然現れる「ここが県境です」という標識は、地図の上でしか見たことがなかったので不思議な感覚でした。

せっかくなので、その地点をぐるぐると3周してみることに(笑)。「今は宮崎、次は熊本、そして大分」と、数歩進むごとに県をまたぐ体験はなかなかできないユニークな思い出になりました。

その後は緩やかな森の道を下っていきます。木漏れ日が差し込み、鳥の声だけが響く中をゆっくり歩いていると、心がすっと落ち着いていきます。祖母山というと険しいイメージが強かったのですが、この千間平コースはむしろ癒しの要素があり、最後まで気持ちよく歩けました。

また、周回ルートにしたことで「登りはアドベンチャー、下りはリラックス」と両方の表情を味わえたのも良いポイント。登りと下りで全く違う雰囲気を楽しめるのは、この山の大きな魅力だと感じました。

無事に北谷登山口の駐車場に戻ったときは、心地よい疲れと同時に「また歩きたい」と思える余韻が残っていました。


おわりに

九州遠征の第3座として挑戦した祖母山。
登りの風穴コースでは沢沿いの涼しさに癒やされつつも、岩場やロープ、はしごが続く急登に汗を流し、しっかり“登っている実感”を味わうことができました。名物の風穴で冷気に包まれた瞬間は、真夏の登山ならではのご褒美。

そして山頂では、静かな自然と大パノラマに包まれる時間。同じ横浜出身の方との偶然の出会いもあり、旅先ならではのご縁に感謝したひとときでした。ドローンで切り取った景色も含め、心に残る思い出になりました。

下山の千間平コースでは、まるでハイキングのような癒しの森歩き。途中で立ち寄った三県境では「宮崎→熊本→大分」とぐるぐる3周してみるという、ちょっとした遊び心も加わって、笑顔の絶えない下山路となりました。

祖母山は険しさと癒し、そしてユニークな体験を同時に楽しめる魅力的な山。九州の山の奥深さを改めて感じられる山行となりました。

そして実は、この日の山旅はまだ終わりません。
祖母山を下山したあと、そのまま車を走らせて 阿蘇山 へ。なんと一日で二座を登るという贅沢な遠征スケジュールに挑戦しました。こちらのレポートもぜひ次回の記事でお伝えしたいと思います。

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