🏃♀️山本有真選手のプレースタイル|自己犠牲ではなくPB志向
今回の世界陸上・女子5000m予選。
「代表の権利を自己犠牲しているのでは?」
そんな声が一部で囁かれるのが、山本有真選手の走り。
しかし実際の姿勢はまったく違います。
山本選手は「自己犠牲の物語」ではなく、PB(自己ベスト)を狙う挑戦の形を貫いています。

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1|田中選手との意思の合致
今季、山本選手は田中希実選手がペーサーを務めたレースで自己ベスト(5000m/15分12秒97)を更新しました。
この経験を踏まえ、今回の世界陸上予選でも「1周72秒=キロ3分で押し切ればPBを狙える」という考えで、田中選手と意思が一致していました。
実際、食事の場で山本選手は田中選手にこう伝えています。
「つくってほしいペースがあったら言ってください」
田中選手は「スローペースの勝負は避けたい」と答え、
「スローになったら72秒/周で6周半(約2600m)押してほしい」
と依頼しました。
72秒/周はキロ3分ペース。6周半続ければ7分48秒。
つまり「レース序盤を一定リズムで前に進める」戦略であり、山本選手のPB志向とも合致していたのです。
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2|予選と決勝の実際のタイム
数字で見てみると、その挑戦の厳しさが伝わります。
• 山本有真
自己ベスト:15分12秒97(2025年4月・金栗記念)
予選:15分36秒29
• 田中希実
予選:14分47秒14(5着で決勝進出)
決勝:15分07秒34(12位)
世界大会の舞台では、PBを持ってしても通用しない厳しさがある一方で、“PBペースを貫く意思”が山本選手の軸になっています。

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3|パリ五輪でもPB志向
山本選手はパリ五輪でも同じスタンスを貫きました。
「PBペースで走りたい」という意思を明確に持ち、序盤から果敢に先頭を独走しました。
実際に本人もこう語っています。
「とにかく自己ベストに集中しようと思っていました。誰も前に出なければ自分が行こうと思っていただけで、逃げようとか先頭を取ろうと意識していたわけではありません。自然とそういう位置になったんです」
「自己ベストを出すことしかないと思ったから、あのまま突き進みました」
(積水化学女子陸上競技部 note より)

つまり、先頭独走は“演出”ではなく、PBを狙った結果としての行動。
これが山本選手のプレースタイルを象徴しています。
これは無謀な突撃でも、チームのための自己犠牲でもありません。
「世界の舞台を着順争いにとどめず、PB更新のチャンスに変える挑戦的かつ合理的な戦略です。」
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4|挑戦の形としての先頭独走
山本選手の走りは「犠牲」ではなく「挑戦」です。
自己ベストを追い続ける姿勢こそが、観客の心を動かし、見る者に熱を与えます。
無駄にしているのではなく、自分の走りを貫き、可能性を広げる。
そのスタイルが、山本有真というランナーを象徴しています。
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まとめ
• 72秒/周=キロ3分ペース
• 自己ベスト15分12秒97を持ちながら、予選では15分36秒29
• 田中希実は予選14分47秒14、決勝15分07秒34/12位
世界大会は厳しい。それでも山本選手は「PBを狙う走り」を貫きました。
それは犠牲ではなく、挑戦の形です。
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