【読書感想文】人生最高ごはんを更新し続ける年にしたい。「人生最高ごはん/秋谷りんこ」
新年一発目の読書感想文は、新年にぴったりのやさしい本。
秋谷りんこ先生はみなさんご存じ、2023年note創作大賞を受賞されています。
Xでも仲良くさせていただいていて、気さくな美人作家さんです。(太字ですよ!!)
新年モードにお疲れのあなたにもこの1冊。
食べることは生きること。「人生最高」のごはんで、もう一度立ち上がろう。
大晦日。仕事でくたくたに疲れて帰宅した瞳を迎えたのは、がらんとした室内。同棲をしていた彼氏が家を出たことを悟り、年末の人混みをかき分けるようにして駅へと向かう。彼氏の姿はもちろんなく、途方に暮れ泣き出す瞳。そんなとき、オレンジ色をまとった女性・乃果から声をかけられる。
「おいしいもの食べに行こう」。突然の誘いに戸惑う瞳だが、つらいときこそ食べなきゃ、と、太陽のようなあたたかい笑顔に思わず頷いてしまう。連れられて入ったレストランで出てきたごま豆乳鍋。その熱さと濃厚な旨さに、またどんどん涙がこぼれていく。こんなにも悲しいのに、ごはんがおいしいなんて――。そして、瞳は思った。「私、生きている」
大晦日に読むために、仕事納めの日買いに行った。ふふふ、「大晦日」のフレーズをみて、冬休みに読もうと思っていたのだ。
自分が素になれる、そんな話だった。誰もが人に見せない一面を抱え生きている。
当たり前のことなのに、忘れてしまう。
それを思い出させてくれる、りんこさんの小説。やさしくてあったかくて、そしてもちろんごはん小説だから、おいしそうだった。
ローストビーフ。
ごま豆乳鍋。
豚汁とおにぎり。
寒い冬に、湯気が目の前に浮かぶ。

乃果のセリフにこんなものがある。乃果は、パッと明るい色彩の服を着て、穏やかで気配りのできる子。瞳の心をときほぐしていく。
今までにないくらいおいしい!と思うものを食べたときに、それを「人生最高のごはん」として覚えておくようにしてるんです。値段や量とかは関係なくて、誰と食べたかとかどんな気持ちで食べたかとかそういうことも全部加味して決めてます。どんどん気軽に更新しちゃってるんですけど。
描写がじゅわっと浮かんでくる。
小説の帯に料理家長谷川あかりさんの写真とともに、こんなコピーがある。
「苦しみも喜びも、すべてが味となり人生に刻まれる」
そう、食べることは生きること。食べることは、楽しく相手も自分も思い遣ること。
今年も自分の人生最高ごはんを更新する。それは、とても幸せなことなんじゃないかって、今年1冊目の本を閉じたとき思ったのだ。
今日もお付き合いいただきありがとうございます✨
今年もよろしくお願いいたします( *´艸`)感想文書くぞー!!でも、今年は読了しなきゃ、より、もっとハードル低く本の感想を書いていきたい。

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