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本屋をつなぐ、未来をつなぐ。/#未来のためにできること


まちから本屋が消えていく。

わたしの実家の近くには、わたしが生まれる前からやっている、いかにもまちの本屋さんがあった。
オレンジ色のくすんだ看板に〇〇書店のはげかかった文字。私鉄沿線の小さなまち。駅前であっても、老人の町で地域にしっくり馴染んでいても、ひたひたと寄る波には勝てなかった。

「めばえ」を祖父にねだり、「ようちえん」を父に母に内緒で買ってもらった。少ないお小遣いをにぎりしめて「りぼん」を買いに走り、店前で友達ときゃあきゃあ言いながら選んだ。
ぎゅっと詰まっていたのだ、あの本屋には。
弟は「コロコロコミック」を、成長すれば「少年サンデー」を。



それなのに。わたしがこないだ帰省すると、シャッターにはこんな張り紙が貼ってあった。

「閉店しました。長らくのご愛顧ありがとうございました。」
白い達筆な文字をそっとなぞった。几帳面そうなおじいちゃんの文字だろうか。

店長のおじさんとおばちゃんは、わたしが大きくなるにつれ、おじいちゃんとおばあちゃんになった。もう会えないかと思うと寂しい。
年に数回しか帰れない実家で、あの店に寄ると、わたしの娘まで「あらあら娘さん?」と目を細めて手をふってくれたものだ。まさに、血がかよっている本屋さんだった。




本屋さんの閉店が相次いでいる。わたしの住んでいるところは都市部だけれど、本屋さんが命の火を次々に消している。
本屋で深呼吸することが大好きな人が、noteの住人は多い気がする。
蛍光色の少しだけ薄暗い店内。オレンジ色の柔らかい光の店内。

本が主役。
各々好きなタイミングで本を手に取り、静かにぱらぱらとめくる人たち。

おしゃれな店内とは無縁でも、紙の本のにおいに囲まれるのは、いつだって愛しい時間なんだよね。

なのに、時代には逆らえないものだ。

映画館の下にあった本屋さんでは、映画を見て原作が気になった本を買いに行ったし、会社の近くの本屋さんには疲れた通勤帰りに癒しを求めて立ち寄った。
わたしの人生で、癒しや元気をくれる、大きな役割を果たしていたのだ。


本屋を残していくためには何ができるのか。子どもたちの記憶に、本屋さんでわくわくしながら本を読んだシーンを残してあげたい。

本屋さんを長生きさせるには、どんなことができるか考えてみた。
それは、きっと、未来をつなげることなのだ。



1本屋さんで買うことを選ぶ

わたしはAmazonで、本を買うことも多い。またKindle端末にいれて、ダウンロードして楽しんだりもする。
でも、そこには、目的の本だけを意識して買うので、本の中を歩きながら選ぶという楽しみはない。
POPを楽しみ、本屋さんのおすすめをパラパラとめくり、いつもは手に取らない本に出会う。リアルタイムで自分で歩かないと得られない楽しみが確実にある。
ネット通販ももちろん便利でいい。Kindleで手軽に場所を取らずに本を楽しむのもいい。
でも本屋さんで本を買うことも習慣にしたい。

2本屋さんで本以外も買う

たとえば、コーヒー、紅茶、ブックカバー、文房具、雑貨など、本に関連する雑貨はつきない。
本屋さんは、今や本だけを売る場所ではない。

わたしのお気に入りのTSUTAYAROUNGEもそう。ここでは、雑貨も香水も絵画も売っていて、特設コーナーばかりなので行くたびに新しい発見がある。ROUNGE内ではお菓子やドリンク食べ放題で、本も持ち込むことができるので、ここで本をめくってから、そのまま購入することもある。

今年の夏は、ブックカバーを買う楽しみがあり、わくわくしている。ブックカバーやしおりなど、紙の本を愛する人ならではの「こだわり」を読書生活に取り入れたい。


3本屋さんや出版社のSNSを応援する

わたしは仲良しのmoonさんが支配人を務めるBOOKHOTEL、また出版社さんのXをフォローし、イベントや新刊の案内をリポストや引用し応援する。まず知ってもらうことが応援につながることは、自分のKindleを出版してみて感じたことだ。

もちろんnoteのフォロー、そこから記事で紹介だって全然あり。BOOK HOTEL京都九条には去年泊まらせてもらい、本に囲まれて眠る夢を叶えた。

これならすぐできそうじゃない?本を買うだけじゃない、拡散のお手伝いだって、立派に本屋さんを応援してる。

集英社文庫さんのナツイチしおりをゲットした件も、しっかりポスト。こうやって本屋に出向く人を増やせればいい。


4本屋さんのイベントに参加する


たとえば、ワークショップやトークショー、古本市、本の交換会、ブックフェア、サイン会など、イベントも多く開催されている。他業種を本屋に読んで、それに伴ったフェアを開催するのだ。
そのイベントをまとめたブログやnoteがあれば、そこからも認知は広まる。

好きな作家さんがいれば、そのトークショーやサイン会をシェアすることで、本屋さんに足を運ぶきっかけをつくることができるのだ。

また、最近気になっているのがシェア型書店。さまざまな形で誰もが「本屋の店主さん」になれるのだ。自分で店主になり、本屋経営を体験することで、本に対する愛がより深まりそうだ。自分の思ったとおりの本を入荷できるのだから、夢は広がるばかりだ。


5まとめ

本屋さんで本を買う以外にも、応援の方法はたくさんある。きっかけは驚くほど単純かもしれない。

わたしはこれからの子どもたちに読書をする体験、自分の力で本を選ぶ体験をプレゼントしたい。

だから、未来のために本屋に足を運ぶきっかけつくりのお手伝いをしたいと願っている。大人にしてやれるのはそこまでくらいなものだ。
本を人生の道しるべにしてくれたら、嬉しい。




今日もお付き合いいただきありがとうございました。
未来のためにできること、子どもたちのためにできること。少し立ち止って考えていかれませんか?

#未来のためにできること


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