見出し画像

「彼氏のフリしてほしい」そう言った相手が、今の旦那になった話


はじめに
これは、私がマッチングアプリや恋愛に依存していた頃の話です。
当時の私は、寂しさを埋めるように誰かを求めていました。
今思えば、自分を大切にすることも、人を信じることも分からなくなっていたんだと思います。
少し重たい内容も含みますが、同じように苦しかった人に届いたらいいなと思って書きます。

彼氏と別れて、マッチングアプリを始めた
彼氏と別れて少し経った頃、
「新しい恋愛をしたいな」と思って、マッチングアプリを始めた。
正直、最初はそこまで本気じゃなかった。
いい人がいたらいいな、くらい。
その中で出会ったのが、彼だった。
第一印象は、正直“普通”。
めちゃくちゃタイプってわけでもないし、特別盛り上がったわけでもない。
でも、やり取りは続いた。
アプリからLINEを交換して、会うことになったのは1週間以内。
今思えば、そのスピード感がもう始まりだったのかもしれない。


初めて会った日
待ち合わせした彼は、写真通りの普通の人だった。
そのまま居酒屋に入って、ご飯を食べながら話した。
会話は途切れることなく続いて、何度も「可愛いね」って言われた。
「ほんとに彼氏いないの?」
そう聞かれるたびに、少しだけ嬉しかった。
別れてから落ち込んでいた気持ちが、ちょっと救われる感じがした。
この時は、特に違和感もなかった。
帰り道、自然に肩を寄せられて、久しぶりにドキドキした。
「あ、ちゃんと恋愛できるかも」って思った。
でも、そのあとだった。
気づいたら、歩いている道がホテル街だった。
さっきまで楽しかった空気が、一気に変わった気がした。
結局、初めて会ったその日は、そういう行為をすることなく別れた。
ホテル街を歩いた時は少し怖かったけど、無理やり何かされることもなく、「またね」と言って解散した。
正直、その時の私はちょっと安心していた。
“ちゃんと紳士的な人かもしれない”
そう思ったから。
でも今なら分かる。
女の「なんか怖いかも」って感覚って、意外と当たる。
あの時感じた違和感を、もっと大事にすればよかったって、今は思う。

心は満たされなかった
そのあとも連絡は続いて、結局2回目も会うことになった。
「また会いたい」って言われたのが、少し嬉しかったんだと思う。
2回目は、最初から前より距離が近かった。
手を繋ぐのも自然で、前みたいな警戒心も少し薄れていた。
そしてその日、私は彼とホテルに行った。
正直、勢いもあったと思う。
寂しかった気持ちを埋めたかったのかもしれないし、“求められてる”って感覚に安心していたのかもしれない。
でも、帰る頃には、なんとなく心が空っぽだった。
体は満たされた。
久しぶりに誰かに求められて、触れられて、「ひとりじゃない」って思えた気がした。
でも、不思議なくらい心は満たされなかった。
家に帰ると、また寂しくなった。
結局そのあと、私は別の人とも連絡を取るようになった。
「次こそはちゃんと好きになれるかも」
そんなことを思いながら、また誰かに会って、また体の関係を持って。
気づけばこの頃の私は、不特定多数の人と関係を持つようになっていた。
埋めたかったのは、たぶん寂しさだったんだと思う。


どんどん壊れていった

一人暮らしだったこともあって、誰かと会うハードルはどんどん低くなっていった。
「今から会える?」
そんな連絡が来ると、断れなかった。
家まで迎えに来てもらって、そのまま車の中で過ごしたり、人の少ない場所に行ったり、家に来てもらったり。
最初はドキドキしていたはずなのに、だんだん感覚が麻痺していった。
会っている間だけは寂しくない。
でも、ひとりになるとまた苦しくなる。
だからまた誰かと連絡を取ってしまう。
あの頃の私は、“恋愛”をしたかったのか、“孤独”を埋めたかったのか、自分でも分からなくなっていた。
そんな生活を続けていた中で、ひとりの人とちゃんと付き合うようになった。
毎日連絡を取り合って、「おはよう」から「おやすみ」まで言い合って。
「好きだよ」って言葉を、ちゃんと毎日のように伝えてくれる人だった。
今までみたいな軽い関係とは違って、“大切にされてる”って感じられた。
誰かから必要とされることが、こんなに安心するんだって思った。
あの頃の私は、本当に幸せだった。
でも、その幸せは突然終わった。
ある日の夜中、車の中で行為をして過ごしていた時だった。
突然、窓をコンコンと叩かれて、警察に声をかけられた。
私は下半身が裸のままで、頭が真っ白になった。
恥ずかしさと焦りで、まともに顔も上げられなかった。
すると、そのやり取りの中で、私は初めて知った。
彼が既婚者だったことを。

一瞬で血の気が引いた。

毎日「好きだよ」って言ってくれていたことも、未来の話をしてくれていたことも、全部嘘だったのかなって思った。

さっきまで隣にいたはずなのに、急に知らない人みたいに感じた。

あの時感じたのは悲しさより、“裏切られた”って感覚だった。

ここから先は、

・既婚者だと知ったあとの私
・どんどん壊れていった恋愛感覚
・怖かった束縛恋愛
・「彼氏のフリ」をお願いした理由
・今の旦那と出会って変わったこと

について書いています。

ここから先は

1,875字

¥ 300

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?