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子どもを育てるなら「雲」を教えよう ~雲の見方で、世界の見え方が変わる話~

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子どもを育てるなら「雲」を教えよう

~雲の見方で、世界の見え方が変わる話~


はじめに

子どもを育てるうえで、本当に大切なのは、魚を与えることではなく、魚の釣り方を教えることだと、よく言われます。
私はこの考え方は、とても本質的だと思っています。

なぜなら、子どもがこれから生きていく世界では、いつも誰かが正解を手渡してくれるわけではないからです。
その場しのぎの答えをいくつ覚えるかよりも、目の前のものをどう見て、どう考え、どう問いを立てるか。
その「見方」そのもののほうが、ずっと長く役に立ちます。

多くの大人は、子どもに何かを教えようとするとき、つい答えを渡そうとします。
雲は水の粒だよ。
雨はこうやって降るんだよ。
これはこういうものだよ。
もちろん、それは大切です。
けれど、それだけでは少し足りない。私はそう思っています。

子どもに本当に渡したいのは、答えそのものではなく、答えにたどり着くための見方ではないか。
見た目だけで決めつけず、その奥に何があるかを考える力ではないか。
私は、その入口として「雲」がとても優れた教材だと思っています。

雲は、子どもにとってとても身近です。
毎日のように見ている。
でも、何でできているのか、なぜ浮いているのか、どうして雨になるのかは、意外とうまく説明できません。
つまり雲は、「身近なのに深い」テーマです。

しかも雲には、大事な特徴があります。
それは、見た目と本当の姿がずれていることです。

白くて、ふわふわしていて、軽そうで、空に浮いている。
そう見える。
けれど本当は、小さな水の粒や氷の粒の集まりで、空気の流れの中で支えられ、やがて雨へと変わっていく。
つまり雲は、「見た目だけでは本当はわからない」ということを学ぶのに、とてもよい題材なのです。

私はこれを、観測の技法の入口として考えています。
難しい理論の話ではありません。
見えているものと、その奥で起きていることを分けて捉えること。
一つに見えるものを、そのまま一つで終わらせないこと。
結果だけではなく、そこに至る途中を見ること。
そうした見方を、子どもにどう手渡すかという話です。

情操教育とは、感じる力だけではない

情操教育というと、やさしい心や思いやり、豊かな感性といった言葉で語られることが多いと思います。
もちろん、それは大切です。
ただ私は、情操教育の本質には、もう一つ大切なものがあると思っています。

それは、どう感じるかだけでなく、どう見るかです。

白い雲を見て、きれいだね、で終わるのか。
どうして浮いているのだろう、と一歩奥へ入るのか。
人の表情を見て、怒っている、で終わるのか。
その奥に、悲しさや困りごとがあるのではないか、と考えられるのか。

この差は、あとからかなり大きな差になります。

私は、情操教育とは、単に優しい子を育てることではなく、世界を表面だけで決めつけない子を育てることでもあると思っています。

子どもに残るのは、答えより見方である

子どもは、知識を忘れます。
これは自然なことです。

雲は何でできているか。
雨はどうして降るか。
一度聞いても、時間が経てば曖昧になることはあります。

でも、見方は残ります。

見た目と本当は違うことがある。
止まって見えるものの中でも、動いていることがある。
結果の前には途中がある。
表面だけで決めつけない。

こうした感覚は、理科だけでなく、国語にも、人間関係にも、社会の理解にも、将来の仕事にも効いてきます。

だから私は、子どもに雲を教えることは、小さな理科の話ではなく、世界の見え方を渡す練習だと思っています。

この記事で扱うこと

ここまでの話に共感してくださる方は、きっと同じことを感じているのではないかと思います。

子どもに渡したいのは、答えそのものより、世界をどう見るかという「見方」ではないか。

ただ、問題はそこからです。

そう思っても、実際には、どういう順番で話せばよいのか。
どこまで説明すればよいのか。
どこから先は大人だけが理解していればよいのか。
子ども向けの言葉にどう置き換えればよいのか。
ここが意外と難しい。

そこでこの先の有料部分では、理念だけで終わらせず、家庭でそのまま使える形まで落とし込みました。

子どもに伝わる説明の順番。
見た目の奥を見る力を育てる声かけ。
大人がやりがちな失敗。
家庭でできる7つのアクション。
そして、特典教材を使った実践手順です。

さらに今回は、

子ども向けのスライド絵本「くもってなに?」

購入特典1「くもってなに?」


大人向けの「雲ってなあに?(大人理解ver.)」

購入特典2「雲ってなあに?(大人理解ver.)」

の二つを特典として用意しました。

子どもには、楽しく入れる入口を。
大人には、より深く理解し、教えるための土台を。
同じテーマを、親子それぞれの深さで受け取れる構成です。

読むだけで終わる記事ではなく、親子でそのまま使える教材つきの実践記事としてまとめました。

子どもに知識を一つ増やしたい方よりも、子どもの中に、考える力の種を残したい方に読んでいただきたい内容です。

ここから先では、
雲をきっかけに子どもへ「見た目の奥を見る力」をどう渡すかを、
二つの特典教材の使い方まで含めて、家庭で使える形に整理しています。
考え方だけでなく、実際に教える手順まで受け取りたい方は、この先をご覧ください。


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