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20011215 光の針

 元々レコードといえば音や画像などの情報を記録する媒体のことを指し示す言葉であるので、CDやDVDなどもレコードの一種だろう。エジソンがレコードを発明$${^{*1}}$$してから100年以上経った今、針で記憶された音を読みとる昔からのレコードは生産されなくなった$${^{**}}$$。

 レコードが発明された時以来、$${^{*2}}$$で音や画像$${^{*3}}$$を再生する方法が長く続いた$${^{*4}}$$が、CDやレーザーディスク、DVDになってからは光で音や画像を読みとるようになった。

 かつてVHD$${^{*5}}$$という針のような物を使ってレーザーディスク並みの多量情報を再生する方法があった。昔ながらのレコードはレコード盤に溝を付けて、その溝の深さの変化が針の振動となりそれが音に変換されていた。VHD$${^{*6}}$$では盤に微小な凸凹が無数に設けられ、このくぼみの有無がデジタル信号になっていた。レコードのように針が振動するのではなく、針とVHD盤の凸凹との間に溜まる電気の量の違いを読みとっていた。電気を溜めやすくするためVHDの針の先端は平らになっていた。同時期に出現してきたレーザーディスクはレーザ光で盤の凸凹の有無を読みとっていた。CDやDVDも同じ方法である。VHDは盤に直接針が触れるのでレーザーディスクよりも盤の扱いを慎重にしなければならかった。直径30cm位の円盤が四角いプラスチックケースに入れられ直接手に触れられないようになっていた。VHDは素人目に見ても何となく鈍くさい技術だったので一般家庭に殆ど普及せず、完全に消え去ってしまった。

 昔ながらのレコードにしてもVHDにしても針がレコード盤に接触するので針も盤も摩耗するという問題がある。レーザ光で再生するCDなどは摩耗が全くない。光を当てるだけなら盤は摩耗しない。昔ながらのレコード盤も針ではなくレーザ光で溝の深さの変化が読み取れれば、レコード盤の摩耗なしに永遠に音の再生が可能となる。

 この考えを実際に商品化している会社$${^{*7}}$$がある。割れたり反ったり傷が付いたレコード$${^{*8}}$$でも再生できるという。昔集めたレコードをこれで聴いてみたいと思うのだが、技術が凄いだけではなく値段も凄い$${^{*9}}$$ので針式$${^{*10}}$$で我慢するしかない。

*1 レコードの歴史|新冠町
*2 レコード針の話
*3 20000708 ボイジャー
*4 http://www.namiki.co.jp/image/reco-1.jpg
*5 AV資料・マルチメディア
*6 通信用語の基礎知識: VHD
*7 株式会社エルプ|針のいらないレコードプレーヤー、レーザーターンテーブル|エルプ製品情報
*8 試聴室 ~Listening Room~
*9 購 入 方 法
*10 ターンテーブル
** 今でもレコードは大量に生産されている。リンク先参照

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