201211100706 廃墟はまねく
『廃墟$${^{*1}}$$はまねく』
A子:最近、パッとしないわねぇ。
B美:そうね。なんかこうビシッとくるものがないかしら。
G氏:どうかしたのかい?お二人さん。
A子B美:あら、いつも小粋なGさん。私たち、最近つまらないんです。
G氏:だったら、君たち『大日本廃墟学会』に入会してみては如何かな。この学会は日常の風景から完全に無視されて、風化するにまかされている建造物を探し出し、まだその建造物が生命を持っていた時代を想像したり、歴史を調べたりする会なんだよ。
A子B美:まぁ、素敵。でも世界遺産や遺跡の見学と何が違うんですの?
G氏:あぁ、だいたい築百年以下の物件が対象かな。それに国や団体によってその形態が維持されていないことが条件なんだ。それから今入会すれば初年度の会費は無料だし、その他いっぱい特典もあるんだ。
A子B美:何か面白そう。私たちも入会しましょう。
十七年位前の書類を整理していたら、こんなような文章が書かれた紙切れが出てきた。遊びでこんな学会を作っていた。その会員募集文である。
写真は伊良湖岬に残る陸軍大砲試験場の監的所(海に向けて放った砲弾の着弾場所を観察する施設)跡$${^{*2}}$$。
*1 19991201 趣のある廃墟
*2 伊良湖防備衛所跡
