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20000407 亀の冬眠

 最近は大分暖かくなってきたので、我が家の亀$${^{*1}}$$に俄然食欲が出てきた。
 自然界では冬の間は冬眠しているのだが、我が家では亀の水槽にヒータを入れてやったので冬眠はしなかった。人工飼育下で幼亀を冬眠させると死ぬ確率が高いということなので冬眠をさせなかった。しかし冬の間、水温は今の時期ほど高くないし、水からでれば冬の気温なので亀の活動はかなり鈍っていた。

 ミドリガメやイシガメ$${^{*2}}$$、クサガメ$${^{*3}}$$など水棲の亀は水の中で冬眠をするらしい。爬虫類$${^{*4}}$$や両生類$${^{*5}}$$は冬には冬眠することは知っていたが、亀が水の中で冬眠するというのは知らなかった。$${^{*6}}$$でさえ土の中で冬眠をする。
 冬眠の間、呼吸はどうするのか。一定の時間水中で過ごして息が苦しくなると起きて息を吸いにいくのだろうか。そんなことをしていたら冬眠にならない。

 冬眠をして水中にいる間は皮膚呼吸$${^{*7}}$$をしているらしい。喉の粘膜や肛門(総排出腔)の粘膜には毛細血管が集中していて皮膚呼吸が容易になっているらしい。それにしても元々肺呼吸しているのに皮膚呼吸で数ヶ月も水の中にいられるというのは驚異である。

 亀は爬虫類なので両生類と違って生涯に渡って一度も鰓呼吸をしたことないはずだ。子供の頃に鰓呼吸を経験する両生類が子供の頃を思い出して鰓の代わりに皮膚で呼吸をするのなら何となく分るが、爬虫類は最初から肺呼吸だ。肺呼吸から皮膚呼吸に切り替えるのは非常に勇気の要ることのように思える。

 皮膚呼吸をしている亀は何を思うのだろう。人間なら水中の酸素が薄くなったらどうしよう、とか心配したりしそうだ。しかしよく考えてみれば自分が寝ている間は大気中の酸素濃度$${^{*8}}$$を気にしたことは一度もない。亀もそんな心配は太古の昔からしたことはないのだろう。

*1 20000313 我が家の亀
*2 イシガメ
*3 クサガメ
*4 爬虫類の世界
*5 両生類の世界
*6 ニホンアマガエル
*7 ■6.亀〔生理,生態〕
*8 大気組成の変遷

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