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20000615 電池

 電池には色々種類$${^{*1}}$$がある。乾電池$${^{*2}}$$だとかアルカリ電池$${^{*3}}$$だとか繰り返し充電して使うことが出来ない一次電池と呼ばれるものだけでも沢山種類がある。

 電池の名称はどのように付けられているのだろうか。電池の基本構成$${^{*4}}$$は負極活物質、電解質、正極活物質である。活物質とは電解質との化学反応によって電子を放出したり取り込んだりする物質である。電子を出す活物質を負極活物質、電子を取り込む活物質を正極活物質という。
 一般に言われている電池の名前はこの基本構成物質の名前で付けられているようである。

 現在実用されている主な一次電池はの名前はマンガン乾電池$${^{*5}}$$、アルカリマンガン電池(アルカリ電池)$${^{*6}}$$、酸化銀電池(銀電池)$${^{*7}}$$、ニッケル-亜鉛電池、水銀電池$${^{*8}}$$、塩化銀電池、空気電池$${^{*9}}$$、リチウム電池$${^{*10}}$$などである。

 マンガン電池は正極活物質に二酸化マンガン、アルカリマンガン電池は正極活物質に二酸化マンガンを使用して電解質に水酸化ナトリウムなどの強アルカリを使っているのでこの名前が付いている。
 酸化銀電池は正極活物質に酸化銀、ニッケル-亜鉛電池は負極に亜鉛、正極にオキシ水酸化ニッケル、水銀電池は正極活物質に酸化水銀、塩化銀電池は正極活物質に塩化銀、空気電池は正極活物質に空気中の酸素、リチウム電池は負極活物質にリチウムが使われている。

 ほとんどが正極活物質に使われている物質の名前が付いている。大抵の物事は「正」を基本に考えるから、そうなったのであろう。アルカリマンガン電池は電解質の特徴が名前になっている。これは活物質の構成がマンガン乾電池と全く同じ為、それと区別するためにこのような名前になったのであろう。

 ところでリチウム電池だけは負極活物質の名前がついている。これは正極活物質に二酸化マンガンが使われているため、正極活物質の特徴で区別することができなかったためであろう。

*1 BF:電池の樹(電池種類一覧表)
*2 Battery Forest:nakami
*3 アルカリ電池
*4 電池のしくみ
*5 恵庭有のモバイル電池考 乾電池
*6 恵庭有のモバイル電池考 アルカリ乾電池
*7 酸化銀電池ってどんな電池ですか? | 電池工業会
*8 水銀電池情報
*9 空気亜鉛電池ってどんな電池ですか? | 電池工業会
*10 リチウム一次電池、ってどんな電池ですか? | 電池工業会

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