20000302 電子の大きさ
電子の半径の値が書いてある本を見かけた。
電子に大きさがない$${^{*1}}$$と聞いていたのでちょっと驚いた。調べてみると電子の古典的半径$${^{*2}}$$のことであった。古典的半径とは電磁気学から導き出された理論的な電子の半径$${^{*3}}$$である。
電子には大きさがないと思っていても感覚的には、いぶし銀の様な色をした玉である。恐らく大抵の人はこのような感覚を持っているのではないだろうか。
他の色だとしても黒か灰色か白色だろう。黄色であるとか緑色だと言う感覚は少数派かもしれない。
形についてはほぼ全員が「丸い」と考えていると思う。
電子の色や形を見ようと思って光$${^{*4}}$$を当てれば電子はあまりにも小さく軽いので光で跳ね飛ばされ$${^{*5}}$$てしまう。そして跳ね返ってきた光の波長、すなわち色も変わってしまう。丁度、パチンコ玉$${^{*6}}$$にビー玉$${^{*7}}$$を当てたとき、パチンコ玉は跳ね飛ばされビー玉の速さが遅くなるようなものである。
結局、電子の本当の色は判らないと言うことである。
最近、「電子化された~」と言う意味で「e-」を付けた言葉をよく見る。「e-commerce$${^{*8}}$$」「e-business$${^{*9}}$$」などがそうである。「e」はelectronicのeである。この丸い形をした小文字の「e$${^{*10}}$$」を見ているとやはり電子が「丸い玉」というのは人類共通の認識のようである。しかし文字は形や色そのものが本質であるのでいろんな色の「e」がある。電子の色の感覚には束縛されていない。
*1 CrystalPark
*2 はてな?の物理フォーラム
*3 13章 電子半径
*4 光の空間
*5 でっかい宇宙のマイクロプロセス 1997.10 No.199
*6 不思議なパチンコ玉
*7 キャラメル横町 ビー玉
*8 e-CommerceへのGLOVIAの取り組み
*9 ソフトバンクと日本アイ・ビー・エム
*10 IBM e-business
