20001220 ドライアイ
ドライアイという病気がある。最近は新しい用語をなんでもかんでも英語の片仮名表記にするので何とも情けない気分だ。もう少し訳語を工夫するということをしないのだろうか。ドライアイは純粋な日本語で言うと「涙液分泌減少症」らしい。この「涙液分泌減少症」という表記も元々は中国語から借りてきた表現方法だから、今の英語を片仮名表記するのとあまり変わらないかもしれない。
「涙液分泌減少症」が長くて言い難いのなら、せめて「乾き目症」ぐらいにして欲しい。ドライアイのような安易な英語の片仮名表記は英語教育にも支障があるのではないだろうか。英語の安易な片仮名表記といえば、エステティックの綴りが「aesthetic$${^{*1}}$$」というのをつい先日知った。エステが「a」から始まるとは。エアロビクスが「a」からはじまることを知ったときはそれ程違和感がなかった。空気に関係している言葉なので、「aero-$${^{*2}}$$」は「air」の綴りから想像できた。しかしエステティックの綴りが「a」から始まるのは意外だった。
眼球を潤す涙は涙腺から分泌され、涙点から鼻に排出される$${^{*3}}$$。涙点は涙を排出するための小さな孔で上下のまぶたの鼻側に付いている。
ドライアイは涙の量が少ないので涙が眼球にとどまらず涙点を通って流れてしまう症状である。まばたきの回数が減り眼球から涙が蒸発する量が減った場合にも起こる。その治療に涙点を塞いでしまうというのがある。この写真のように涙点を塞ぐ$${^{*4}}$$。
塞ぐには涙点プラグ$${^{*5}}$$を使う。プラグにははずれないような工夫がしてあるようだが、はずれてしまうものらしい。だから涙点を焼却して恒久的に塞ぐ方法もあるらしい。しかし焼いても数年後には半数は涙点が元に戻るらしい。
涙の蒸発量を減らすにはまばたきの回数を増やしたり、涙が蒸発しないような眼鏡を掛ける$${^{*6}}$$。まぶたを大きく開くと眼球が空気に触れる面積が多くなるので涙が蒸発しやすい。視線を下方にすると上まぶたが下がってくるので涙が蒸発し難くなる。パソコンのモニタや本は視線が下になるようにして見るとドライアイになりにくい。
*1 aesthetic | Origin and meaning of aesthetic by Online Etymology Dictionary
*2 Aerosmith | The Official Website
*3 帯広市医師会 病気豆知識 眼科
*4 plug.gif
*5 ホワイトメディカル 【新商品紹介】
*6 萬有製薬:目のQ&A「ドライアイ」
