見出し画像

20011010 白沢

 白沢という妖怪がいる。「はくたく」と読む。姿は人間の顔をした牛で「くだん$${^{*1}}$$」よりももっとおどろおどろしい。因みに「くだん」は「くだんの」という言葉の漢字が「人」と「牛」から出来ていることから出来た妖怪という説がある。

 白沢$${^{*2}}$$は中国の伝説の妖怪で、徳の高い治世者$${^{*3}}$$の世に現れ、人の言葉を解し、病魔を防ぐ力があると信じられていたらしい。 人間の顔をした牛と言うだけではなく、その顔には第三の目が眉間に縦についている。更に背中には4本の角と6個の目がある。こちらの絵$${^{*4}}$$を見ると背中には8本の角がある。その代わり背中には目が描かれていない。こちらの新作の白沢$${^{*5}}$$は龍みたいな形をしている。

 背中に目や角があるというのは、恐らく元になった絵を描き写すうちに背中の皺が角や目に見えて、それが知らぬ間に明確に角や目として描かれるようになったのであろう。

 白沢を知ったのは数年前であった。岐阜にある「くすり博物館$${^{*6}}$$」を見学した時に知った。白沢が気に入ってしまったので土産物コーナーで手の平サイズの白沢の置物$${^{*7}}$$と手拭いを買ってしまった。置物はこれ$${^{*8}}$$の複製のようである。置物には付録として「お守り$${^{*9}}$$」がついていた。心霊写真$${^{*10}}$$は信じていないが、お守りは何となく信じる場合もあるので財布にずっと入れてある。

 プリントアウトして財布に入れておくと病気に罹らなくて済むかも知れない。だが何枚印刷して効力が変わらないというところが、まじないの胡散臭いところでもある。

*1 『幻想文学』56号
*2 くすりの神様
*3 官邸トップページ
*4 白沢図
*5 妖雅球鍍
*6 くすり博物館
*7 hakutaku.jpg
*8 白沢像
*9 hakutaku2.jpg
*10 20011007 心霊写真

いいなと思ったら応援しよう!