201212032336 欧州小国紀行二日目(16)
2012年11月の欧州小国紀行$${^{*1}}$$。二日目。
リヒテンシュタインの誰も知らない計算機博物館$${^{*2}}$$を求めて彷徨う東洋人夫婦。踏切を越えて歩いて行くと、老婦人が「チャオ」と挨拶をしてきた。こちらも「モルゲン!」と応えながら地図のみを頼りに歩く。
暫く、うろうろしてどうにもならないと覚ったので、通り掛りの小さな子供を連れた女性に道を尋ねた。すると計算機博物館は知らないが、それがあるテクノパーク$${^{*3}}$$はすぐそこの橋を渡った所だとドイツ語混じりの英語で教えてくれた。 Technoparkはドイツ語では「テヒノパーク」と発音する。Technikは「テヒニク」と発音することをたまたま知っていたので聞き取れた。 別れ際に「私の英語はだめでしょ」と謙遜していたが、我々には十分過ぎる程分った。
少し行ったところにあった小さな橋を渡るとテクノパークに入った。工業団地の事だった。外には人が全然いない。ある工場の中に人影が見えたので、ずけずけと入って博物館の場所がどこか聞いた。するとよく分らん様子で、尋ねた相手は同僚を呼びに行った。その同僚は、ここの番地は100番だからお前が行きたい博物館がある121番はもうちょっと向こうだとドイツ語混じりで教えてくれた。100を「フンデルト」と言っていた。
そしてとうとう計算機博物館の看板を見付けた。しかしどこに博物館があるのかまだ分らない。一番近くの雑居ビルに入ろうとしたら入口のエレベータが開いて男性が一人出てきた。聞くと「ここの上だ」と言う。「でも予約しておかんと駄目だよ」と言われた。「行ってみるわ」と言い残して我々はエレベータで上がった。
とうとう辿り着いたが、閉まっている。ドイツ語で「御用の方はここに電話しろ」と書いてあると勝手に解釈して、電話した。すると何やら、どうして「俺の電話番号を知っているのだ」とか言っている雰囲気だったので、「日本から来た。今、博物館の前にいるから見せてくれ」と頼むと、こちらから電話し直すので電子メールで連絡先を直ぐに送れという。
もう面倒くさくなって、博物館の中を見るのはここで諦めた。随分、無茶苦茶なことをやっている様に思われるかもしれないが、インターネット紹介ページでは「Opening times: On request」とのみ書いてあるだけで、電話番号は書いてあるが、電子メールアドレスは書いてない。
ちょっとガッカリして妻と二人で工業団地の中をとぼとぼと歩いて首都のファドゥーツ$${^{*4}}$$行きのバス停に向かった。

*1 201211180156 欧州諸小国視察の旅
*2 201211201352 リヒテンシュタインのええ人(2)
*3 Infotech AG
*4 リヒテンシュタインの首都はファドゥーツ!歴史や観光スポットなどを詳しく解説 | NEWT(ニュート)
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