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【Excel VBAスタンダード合格体験記】2度の不合格から半年で合格するまで


はじめに

「マクロを自由に扱えるようになりたい」――これは多くの事務職やデータ分析に携わる人が一度は思う願望だと思います。私もその一人でした。
エクセルで日々繰り返す単純作業を自動化できれば、仕事の効率は飛躍的に高まります。

当時の私は、毎朝の売上データの集計作業に1時間以上かけていました。コピーして貼り付け、関数を組み、桁を揃え、余計な列を削除…。
そんなとき、先輩社員が何気なくVBAでマクロを走らせたのを見て、画面が一瞬で整う光景に衝撃を受けました。

「これ、自分でもできるようになりたい!」
強い憧れと同時に、どこか悔しさのような感情もありました。

そんなきっかけから、私は**「ExcelVBAスタンダード」**に挑戦することを決めました。


第1章 受験を決めた理由

職場でのやり取りは、私の決意をさらに強めました。

同僚:「この表、マクロで処理したら一瞬なのに」
私:「(マクロってそんなにすごいのか…でも自分には無理そう)」

上司:「zawaoさん、もしマクロできたら、ここの作業任せたいんだけどなあ」
私:「(できたら…?いや、やるしかない)」

そんな会話が背中を押し、資格取得を通して体系的に学んでみようと決心しました。


第2章 初めての受験と挫折

初めての受験日は、少し緊張した空気の漂うテストセンターでした。
個別ブースに仕切られたパソコン、耳にかけるヘッドフォン、防音された部屋。TOEICや簿記と違い、試験というより「PCスキルチェック」のような雰囲気です。

試験官:「それでは開始してください」
カチッ。タイマーが動き出す音が耳に響きました。

問題文を見た瞬間、冷や汗が出ました。
「変数のスコープについて正しいものを選べ」
「エラー処理でResumeとResume Nextの違いは?」

普段エクセルを触っている感覚では到底解けない。完全に知識不足を痛感しました。

試験終了後、画面に出たスコアは合格点に全然届かず
「あきらかに勉強不足だ…!」

悔しさをバネに、1か月後すぐ再受験。
しかし結果は――またもや不合格。あと1問解けていれば、合格でした。
その夜、友人に愚痴をこぼしました。

私:「もうダメかも。2回も落ちたら才能ないよね」
友人:「いやいや、逆に2回落ちても挑戦してるのがすごいと思う。続けたら絶対受かるよ」

その言葉が、諦めかけた心を少し救ってくれました。


第3章 立ち直りと学習スタイルの見直し

「次は本気で取り組まないとダメだ」
そう思い、まず参考書を買い直しました。選んだのは田中亨さんの『Excel VBA スタンダード』対策本

本には、実際にExcelを開いて打ち込みながら理解する演習が豊富にありました。
例えば「Range("A1").Value = "Hello"」と書くだけでセルに文字が表示される。それを目で見て体感すると、不思議と頭に残ります。

夜、自宅で学習しているときの自分との会話はこんな感じです。

私:「For〜Nextって、ただの繰り返しじゃないんだ。iの値が動いてるのが見える!」
私(心の声):「おお、なんかプログラマーっぽいぞ、自分」

問題を解きまくる学習スタイルに変えたことで、少しずつVBAの仕組みが体に染みついていきました。


第4章 半年間の学習計画

私はスケジュール帳に「毎日30分はVBA」と書き込みました。実際には1時間以上やる日もあれば、疲れて10分で終わる日も。大事にしたのは**「途切れさせないこと」**です。

ある日の休日、模擬試験を解いているときのこと。

問題:「変数をモジュールレベルで宣言するときに使うキーワードは?」
私:「えっと、Dimじゃなくて、PrivateかPublicだよな…」

こうやって声に出しながら解くと、不思議と記憶に残りました。

3か月経った頃、職場のエクセルで試しに簡単なマクロを作りました。
「複数シートの売上をまとめる」処理です。

同僚:「え、これ自動でやってくれたの?すごいじゃん!」
私:「(まだ試験は受かってないけど…ちょっと成長してるかも)」

こうした小さな成功体験が、学習を続ける力になりました。


第5章 三度目の正直 ― 合格

そして迎えた三度目の受験日。
会場のパソコンに座り、深呼吸をしました。

私:「ここまで半年やってきた。もう大丈夫、絶対いける」

最初の問題を解いた瞬間、心の中で「よし!」と叫びました。見たことのある問題だったのです。
後半に出てきた「Select Caseの使い方」も、何度も練習した問題。

ただ、一問だけ悩みました。

問題:「On Error GoToとResume Nextの違いを説明せよ」
私は「えっと、Resume Nextはエラーが出ても次の行を実行…だよな?」と頭の中で整理し、解答を選びました。

終了ボタンを押した瞬間、手が少し震えていました。
画面に出た文字は――合格

思わず小さく「よっし!」と声を出してしまいました。


第6章 合格して分かったこと

合格した翌日、さっそく上司に報告しました。

私:「VBAスタンダード、合格しました!」
上司:「おお、すごいじゃん!じゃあ、さっそくこのデータ整理お願いできる?」

…が、いざ実務に取り組むと、思ったよりスムーズにいきません。
「資格取得=即実務に使える」わけではないのです。

例えば、業務では「取引先ごとに微妙に違うフォーマット」をまとめる必要があります。試験で学んだ構文知識だけでは太刀打ちできず、実際にコードを組んで修正を繰り返しました。

それでも基礎が身についていたおかげで、ネットで調べたコードを理解でき、自分なりに修正できるようになっていました。


第7章 受験費用とコスパ

VBAスタンダードの受験料は決して安くありません。
私の場合、3回受けたので受験料だけで約45,000円。さらに参考書代、模擬試験代…。合計で5万円以上の出費でした。

友人:「資格にそんなにかけて元取れるの?」
私:「うーん、費用対効果で言えば微妙かもしれない。でも、スキルは一生モノだし、転職のときアピールできるのは強いと思う」

実際、転職活動で履歴書に「Excel VBA(スタンダード)」と書いたとき、面接官からこう聞かれました。

面接官:「この資格を持っている方は珍しいですね。具体的にどんなマクロが作れるんですか?」
私:「データの集計やフォーマット変換など、実務で役立つ処理を自動化できます」

そこから話が広がり、面接で強いPRポイントになったのを覚えています。


第8章 これから挑戦する人へ

最後に、これから受験を考えている方に伝えたいことがあります。

  1. 甘く見ないこと
    最初は「Excel得意だから大丈夫」と思っていましたが、VBAは奥が深いです。基礎からコツコツ積み重ねるのが大切です。

  2. 手を動かして学ぶこと
    本を読むだけでは身につきません。必ずExcelを開いて、自分の指でコードを書いてみてください。本通りだけでなく、アレンジ加えてみるのも〇です。

  3. 不合格でも諦めないこと
    私は2回落ちました。でも諦めずに続ければ必ず受かります。

  4. 学んだら実務で試すこと
    資格はゴールではなくスタート。小さな業務でも手を動かし、自動化してみると、知識が定着します。


第9章 模擬試験の活用方法

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