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絶対に読んでおきたい手塚マンガ35選

今回は「絶対に読んでおきたい手塚マンガ35選」をご紹介します。


35選です、はい。
普通は、3選、5選、多くて10選でしょう。

このチャンネルでは手塚治虫だけで35選ですから、はい。
もうね、。自分でもアホだと思います。
だけど本当はもっと補完したいんです。
…でもキリがないですからね
めちゃくちゃ悩んでこの数です。

なんせ手塚治虫は生涯700作品、15万枚書いてますから、
これでもほんの一部です。

絞って絞って絞り散らかしてコレです。
なので断っておきますが今回ご紹介する中から漏れたマンガが面白くないということじゃないですからね
あくまでもボクの主観であり偏りが生じてしまうのはご了承ください
好みが分かれて当然ですから異論反論全然アリです。


そして今回はあえて
「面白い」という言葉を使わずにご紹介します。
これ使っちゃうと全部「面白い」って言っちゃうんで
使わないように意識してその面白さを伝えてみようと思います。


そしてただ選んだわけでなく
カテゴリ別に大別して選んでみました。

●定番
●お子様に読んで欲しい
●大人向け
●短編

全部見なくても興味のあるところだけご覧いただけます。

これさえ読んでおけば手塚治虫の世界観を愉しめるように選んだつもりですので多種多様な手塚治虫の一端でも触れるキッカケになって頂ければ幸いです。

手塚治虫おすすめ漫画35選


●定番(5選)


「ブラック・ジャック」
まずはガチでコレね、図書館にも必ずあるし多くの方が一度は読んだことがあるのではないでしょうか。
これを読まずにマンガを語るべからず的なマンガです。
1話完結形式でこれほどまでに凄まじい短編作品は見たことがないです。
短編にはあり得ないほどの重厚なストーリーでドラマ性も見事、
すべてが完璧。
おそらく今後これを超える1話完結型のマンガは出てこないと言い切れるほどのクオリティで全話ハズレがないという奇跡の作品群。
マンガ家が手本とするマンガでありその完成度の高さに震えます。
日本国民ならまさに定番必読です。


「火の鳥」
定番中の定番。ド定番。
日本漫画史上ナンバーワンとの呼び声も高い傑作群。
その世界観はマンガの枠を越え文学、芸術の域にまで
到達してしまった異次元マンガ。
めちゃくちゃハマります。
思わず天を仰いでしまうほどの読後感をぜひ味わってください。
きっと人生の中で衝撃を受けたマンガのひとつになることと思います。
天才手塚治虫の大傑作にしてその才能が迸っている奇跡の作品群
これまでどこの図書館に行っても必ず置いてある日本国民のド定番です


「ブッダ」
宗教という難しい題材を極上のエンターテイメントに仕上げた傑作中の傑作。おそらく天才手塚治虫でしか成しえないだろうと思えるほど読み応え満点の一大叙事詩です。
年齢関係なし、むしろ年齢を重ねるに連れて読み応えが増す恐ろしい完成度に震えます。子供の頃に読んだことがある方も今一度手に取って欲しい。生涯に渡り「命とは」「人間とは」を語りかけてきた巨匠のある種の解答がここにはあります。


「アドルフに告ぐ」
手塚先生自身も戦争経験者なので反戦に対しての描写が超リアルでとかく極限状況化における人間の心理描写が見事。
ヒトラーの世界を揺るがすほどの秘密を巡って繰り広げられるミステリー要素満点の展開は手塚治虫がそれまでに培ってきた技術と経験の粋が詰まった圧倒的な完成度です。単なる戦争マンガではないスリル、サスペンス要素を纏った超一線級の極上エンタメ作品が一見の価値あり!


「どろろ」
漫画史上最高の設定と謳われるほど完成度の高い設定と世界観。
今なお愛され続け、多くのマンガに影響を与え続け、特に漫画家や作家などクリエイターに絶大な指示を得ている不滅の傑作。世界観、設定、デザインそのすべてが斬新で画期的だった手塚怪奇ファンタジーの決定版です


●お子様に読んで欲しい(9選)


「ジャングル大帝」
手塚治虫の初期大ヒット作にして動物漫画の金字塔。
執筆はなんとわずか19歳の大学生の時。
授業の最中に原稿を描いていた恐るべきエピソードもさることながら
この頃からすでに人間の愚かさ、我儘さそして文明批判など超ド級の構成を描いていたのは驚かされます。
キャラクターデザインも秀逸で迸るペンタッチの滑らかさはこの年齢にしてすでに完成された美しさがあります。
そりゃあディズニーもパクるわな(認めてないけど)
児童マンガとしての完成度もピカイチですのでぜひお子様にも読んでいただきたい。


「リボンの騎士」
少女ストーリーマンガの金字塔です。
「金字塔何個あんねん」って感じですがまさに金字塔なんです。
今の少女マンガの源流はここから始まったといっても過言ではありません。
メルヘン、ロマン、ラブストーリーを少女マンガに持ち込み当時の女の子を虜にしたセクシャルマイノリティの枠をも超越した歴史的作品
女の子ならぜひ読んでおきたい少女漫画の原点にして至高。


「0マン」
「子ども向け」でありながら明らかに大人に向けてのメッセージが込められていた問答無用の児童マンガ
児童マンガに悲劇を持ち込み政治色も盛り込まれた人類終末のドラマは子供達を置き去りにする暴走ぶり。当時の子供たちのド肝を抜いた終末スペクタクルロマンの傑作。
感度の良いお子様であればこのマンガを読めば衝撃を受けることでしょう。


「三つ目がとおる」
古代史にまつわる難事件に立ち向かう、ミステリータッチのSFマンガ。
子供の好奇心をくすぐるような展開と世界観は大きな話題を呼びました。
ちょうど時代が怪奇現象や超能力といったオカルトブームだった事も相まって連載当時はこの作品で古代遺跡や考古学に興味を持つ子供たちが増えたとか…。オカルト、SF、謎解き要素満点の極上エンタメマンガにして後期手塚治虫の代表作のひとつ。
写楽の二重人格、和登さんの「ボク」という一人称
後のマンガに与えた影響も計り知れない。



「バンパイヤ」
狼男に変身するファンタジーものでありながら実は、
人間は道徳を守るべきか?という壮大なテーマ性を設定に持った異色作
手塚治虫がシェークスピアの『マクベス』をベースにして描いた作品で、
子供がこの奥深さを理解することはほぼ不可能だと思います(笑)
しかし単純にマンガとして興味をかきたてられる内容になっているので親子でも楽しめます。人間の本質的な暗黒面を描いたストーリー展開は手塚治虫の黒い部分が現れ始めたターニングポイント的な作品になりました。


「鉄腕アトム」
言わずと知れた児童マンガの傑作であり国民的マンガの代表作。
人気が爆発したのはアトムがバトルものになっていったからで
この流れは現在の少年マンガの基礎となりました。
しかし手塚先生はアトムが戦えば戦うほど自分の描きたいものから遠ざかり
ファンの期待と自らのイメージとのギャップに耐えられなくなりアトムを描くことが苦痛な時期があったほど悩まされたこともあったそうです。

実はアトムという作品は今から70年以上も前に「人間とロボット」の共存を描きつつ人種差別やモラルという非常に大人なテーマが描かれているようにかなり繊細で歯ごたえのあるマンガです。作者の想像を超えるほどに巨大になってしまった国民的キャラクターアトムと手塚治虫が描きたかった真のテーマを今一度お子さんと体験してみてください。
大人になってから読むとこんな事が描かれていたんだと驚かれることと思います。



「ユフラテの樹」
お子さんというより中高生向けの作品になります。
「もし思い通りになる能力を手にしたら?」というストーリーで
その強力な能力を使いこなせず迷い苦しむ学生の姿を描いています。
手に負えない能力を手に入れたら人はどうなるのか?
多感な時期を過ごす子供たちに向けられたシンプルながら
非常に深い手塚治虫のメッセージを感じ取ってみてください。



「紙の砦」
手塚治虫の自伝的戦争体験マンガです。
手塚先生の一貫したテーマである「命」「生命」そして「生きる」という
メッセージが戦争体験を通じて描かれている名作。
日本が誇る反戦漫画として残しておきたい傑作であり多くの学校図書にも掲載されています。
2014年のセンター試験問題にも出題されました。



「ユニコ」
「人を幸せにする能力が強過ぎて神々から追放される」
という超理不尽なストーリー(笑)
見ているだけで幸せになれるキュートな作品で
萌えキャラ度合いがハンパじゃありません。
手塚先生もこのマンガで困ったことがひとつあると…
それは、
「このキャラが可愛すぎる」だそうで、
狂おしいほどに愛らしいキャラを是非体験ください。
そんなユニコが巻き起こす愛の本当の深さを知る物語
「愛とは与えるものなんだよ」を徹底的に体現したマンガです。


●大人向け(12選)


「きりひと讃歌」
徐々に体全体が犬のように変形し死にいたるという奇病・「モンモウ病」に犯され苦悩する医師の物語
医師、手塚治虫だからこそ表現できる描写や、物語の展開は圧巻。

人間の尊厳を医者の視点から鋭くえぐった異色作は思わず目を背けたくなる
展開が目白押し。異形の姿である悩み、苦しみを訴える姿は読む者の心を容赦なく貫きますし圧倒的な絶望感に打ちのめされます。外見が違うだけでこれほどまで理不尽に世界が変わってしまうのかを描いた衝撃の問題作です。



「アポロの歌」
少年誌で「性」を大きな題材として取り扱った画期的作品。
「性とは何か」「愛とは何か」という当時のタブーのギリギリを攻めた意欲作でしたが有害図書指定となってしまいました。
しかしその内容は決して刺激を追い求めるものではなく医者手塚治虫が真剣に「性」に向き合った性教育マンガになっています。

性教育マンガでありながらあえて大人マンガにてノミネートしたのは大人になった今だからこそ読み返して欲しい生命の神秘がココにあるからです。


「鳥人大系」
手塚版、「猿の惑星」
知能を持った鳥たちが人間たちを家畜のように扱う世界
SF小説ファンを唸らせた手塚治虫の文明観が炸裂した至極の逸品
地球の主導権は人間でもなく鳥でもなく
果たしてどの生物が支配者になるのか…? 
意外な結末は必見!



「鉄の旋律」
両腕をマフィアに切り落とされた男の復讐劇。
こういう憎悪描写も手塚治虫の特徴のひとつ
容赦なしのキレキレのダーク作品を読んだことがない方はぜひ「黒手塚」作品を体験してほしいですね。手塚ダークサスペンスの傑作です。



「ばるぼら」
人間の本音や欲望を赤裸々に描いた「狂気とエロス」の大人マンガ。
まさに猟奇的でエロティックな文学作品と言えます。
手塚先生がこの作品で何を言いたかったのか?
手塚治虫の本質を探ってみると面白いと思います。
非常に哲学的であり文学的でもあり、芸術的要素も盛り込まれた余韻を残す作風なのでぜひご自身の目でその世界観を堪能してみてください

手塚治虫の狂気の世界観が詰まったカルトマンガの傑作です



「地球を呑む」

一目見ただけで人生を狂わせてしまうほどの絶世の美女が繰り広げる
「女」と「金」と「政治」とそれに絡まる欲望の大人社会が、
手塚流ブラックセンスで描かれているまさに大人マンガの傑作。
行き過ぎた資本主義の末路を見せられているようで
非常に末恐ろしい作品です。まさに呑みこまれる迫力がありますね。


「奇子」
黒手塚と称される作品の代表作といえる大傑作。
これ「本当に手塚治虫のマンガなの?」と疑ってしまうほどこれまでのイメージとはかけ離れた作風は、暴力、財産争い、知的障害、近親相姦、監禁…
など今なら完全にアウトな描写ばかり。
当時としてもかなり攻めていた作品で
昭和初期の日本の闇をも鋭くえぐった意欲作。
実在する事件や政治批判、権力に屈せずこれを描いた手塚治虫はすごい!



「I.L」
自分の思いのままに操れる美女を手に入れたらどうする?
手塚治虫の変態性欲が炸裂したダークエロシーンが満載の
これまで見たこともない手塚ワールドが堪能できる一作です。
行き過ぎた妄想癖が炸裂した問題作。


「人間昆虫記」
目的のためならどんな手段を使ってでも遂行する知性と美貌を兼ね備えた才女に世の男たちは成す術なく堕ちていくエロティックサスペンスの傑作。
魔性の女によって男たちが破滅していくこの作品には手塚先生の根源的なエロチシズムが描かれているのでその源流をぜひ読み取って欲しい。
魔性の女を描いているようでそれは実は手塚先生本人の苦悩でもあるという非常に奥行きのある傑作です。


「MW」
ガチBL悪党サイコマンガです。
従来の手塚カラーを打ち破る
圧倒的なピカレスクロマンを描き切った問答無用のサイコマンガ。

間違いなく手塚マンガ史上でもトップクラスの悪党です。
狂気、バイオレンス、サイコ、サスペンス…人間って本当は醜い生き物なんだぞ!と人間の性をこれでもかと描き切った快作!
加えて今でこそBLは一般化してジャンルとして成立していますが
40年以上も前に同性愛を描いていた先進性は脱帽しかない。



「ルードウィヒ・B」
天才手塚治虫が天才ベートーヴェンの伝記を描いた意欲作
しかし執筆中に手塚治虫死去により未完の絶筆となりました。
手塚先生の大好きなクラシックがテーマというだけあって
スケールの大きと、深さ、表現力、こだわりがハンパじゃありません。
未完ではありますが読み応えは十分。
手塚先生が亡くなる直前まで病床で手が震えながらも描いた遺作
目に焼き付けてください。。



「ネオ・ファウスト」
こちらも未完の絶筆
病院のベッドの上で意識が朦朧とする中でも何度も何度もペンを握って
モルヒネを打ちながらも原稿に向かった執念の作品

作中の魂と引き換えに若さを手に入れる老教授の
「まだまだやり残したことはあるんだ」と口にするセリフが激熱!
自身の症状と重ね合わせるかのような描写は鬼気迫るものがあります。

巨匠が志半ばで果てた最後の原稿…。
最後はネームだけの白紙の原稿が掲載されており
命の灯が消えた瞬間を拝むことができます。
手塚治虫の生涯最後の作品をぜひその目で体験ください



●短編(9選)


「ライオンブックス」
とにかく無尽蔵ともいえる発想とセンスは唯一無二
手塚短編集を読むのであれば絶対におさえておきたい定番の短編です


「SFファンシーフリー」
一読しただけでは理解できないかもしれない重厚なSF短編です。
手塚治虫が如何に並外れた奇才であったかを感じ取れると思います



「フースケ」
アダルトマンガに挑戦した攻撃的且つ意欲的なマンガです。
ブラックユーモアたっぷりでエロくてお下劣で発想がぶっ飛んでいて
とても「鉄腕アトム」と同一の作者とは思えないほど破壊的な内容!
手塚治虫の二面性を見ることができる異色作です



「タイガーブックス」
動物を扱ったファンタスティックな作品が主体
自然、環境破壊、動物との共生、テーマ性も深く見応えのある短編です



「ザ・クレーター」
恐怖がテーマの短編集で全体的に暗いです。
ちょっとひねくれた作品が多くシュールでグロい。
ヒネリの利いたアイデアの豊富さに思わず唸らされてしまう短編集。



「時計仕掛けのりんご」
最後にじわりと心に来るブラックなラストが散りばめられた
手塚節全開の異色短編。これぞ手塚短編の醍醐味。
はちきれそうなダークな手塚治虫が堪能できます。



「空気の底」
人間の欲望や絶望を風刺の効いた手塚表現で描かれた短編シリーズ、手塚先生本人も気に入っているらしく凄みとキレ味がハンパじゃありません。
SFやホラー、サスペンスなど様々なジャンルで描かれ
救いようのない話ばかりですが読後感は悪くありません。
決してハッピーエンドで終わらない手塚治虫らしい真骨頂といえる短編群



「サスピション」
どれも大人向けサスペンスで卓越した衝撃的なラストは必見
まさに短編の手本のような作品集



「ガラスの城の記録」
凄まじいイカレた一族の「殺人」と「セックス」の
タイムパラドックスSFサスペンスです。
天才手塚治虫の黒い部分が炸裂した超ド級の問題作。
良心を失った人間の暴走と欲望が見事なまでに描かれていて手塚先生の底なしのアイデアにただただ驚かされます。
本当にこんな未来が来てもおかしくないと思わせてくれる世界観を
この時代から想像していたのはもはや驚きでしかありません。
凄まじい未来図に恐怖を覚えますよ。
短編ではありませんが未完のため短編の部類でご紹介いたしました。



以上、絶対に読んでおきたい手塚マンガ35選
駆け足でご紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか。

冒頭にも申し上げましたが異論反論全然アリです。
あくまでもおすすめの一部です。

ほんとね、まだまだあるんですよ。
ぜひみなさんのオススメ作もコメント欄にコメントしてみてくださいね。

それでは最後までご覧くださりありがとうございました。


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