Linux Mint 22.3 Cinnamon + keyd on hp A17X7PA で取り敢えず納得の設定
環境
PC: HP Pavilion Aero 13-bg(A17X7PA)
OS: Linux Mint 22.3 Cinnamon(Xorg)
IME: fcitx5 + Mozc
キーリマップ: keyd
きっかけ
新調した hp Pavilion Aero 13-bg(A17X7PA)。軽くて速いのはいいけれど、独立した homeキー と endキー が無い。これは長文の日本語やらコーディングやらで不便極まりない。
『ノートだからそれも仕方がない。でもFnキーと同時押しで、カーソルキーの Left Right にhome end が割り当ててあるよね?』と思ったら、なんとFnキーと同時押しで F10 F11 というあり得ない遠さのキーが割り当てられていた。数字キーより上とか。
さすがにこれに慣れる意味も意義も感じられなかったのでキーバインドを変えることに。
しかし蓋を開けたら vim と Emacs となんかが混じり合った変態キーバインドに仕上がってしまった。
なぜkeydか
xmodmapでも基本的なリマップは可能だが、別記事の理由に加え、以下の理由でkeydに移行。
レイヤー機能が使える
内蔵キーボードでの動作が安定している
CapsLockをレイヤーキーとして活用できる (無効にするだけじゃ勿体ない)
keydのインストール
aptリポジトリには含まれていないため、ソースからビルドする。
sudo apt install git make gcc
git clone https://github.com/rvaiya/keyd
cd keyd
make && sudo make install
sudo systemctl enable keyd
sudo systemctl start keyd設定ファイル(/etc/keyd/default.conf)*(2026/05/02修正版)
[ids]
*
[main]
muhenkan = leftcontrol
henkan = enter
capslock = overload(nav, noop)
[nav]
h = left
l = right
j = down
k = up
a = home
0 = home
e = end
f = end
s = left
d = right
space = pagedown
left = home
right = end
[nav+shift]
space = pageup
[control]
h = backspace
m = enter設定を keyd に反映させるコマンドは 別記事 の通りでOK。
設定のポイント
・無変換キー → Ctrl (お馴染みのやつ)
ホームポジションから左手 親指で押せるCtrlキーを実現。MozcのMS-IMEモードの時のショートカット(Ctrl + a,s,d,f,h,k,l,n,m)が快適に使える。
・変換キー → Enter (これまたお馴染みのやつ)
右手 親指でEnterを押せるようになり、Enterのために小指を伸ばす必要がなくなる。Ctrl + m より速い。
・CapsLock → navレイヤーキー (新登場)
今回の真打ち。
CapsLock を押している間、h j k l でカーソル移動(Vim風)、SpaceでPageDown、Shift+SpaceでPageUpが使えるように。
その他 Emacs風のもの、Mozc風?のものが混ざっておりカオス状態だが、機能とキーの並びは整然としているので操作に迷いがない。・Altレイヤー
HP Pavilion Aero 13は home と endキーが独立していないため、Alt + ← でhome、Alt + →で end を割り当てた。
これは Webブラウザ や ファイラ の 戻る / 進む とブチ当たるので再考の余地あり。Webブラウザには Vimium が入っているから H / L で 戻る / 進む 出来るので問題ないといえばないんだが。 navレイヤーキーで実現する方が自然かも知れない。でもCapsLockは押しやすくはないんだよなあ。
*(2026/05/02 追記)
結局悩んだ末、
・CapsLock (= navレイヤーキー) + ← = home
・CapsLock (= navレイヤーキー) + → = end
に変更した。まあ左手 小指で Ctrl_L を押してるよりはずっとマシなのと、Webブラウザはいいとして、ファイラ他のあらゆる場面で 進む 戻る が使えないのはやっぱなし。
・Controlレイヤー
Ctrl+h で いつでもどこでも Backspace、Ctrl+m で いつでもどこでも Enter。vim や bash、Fcitx-Mozcの 入力中のショートカットとも共通。
つまりいつでもどこでも vim。
まとめ
無変換キー = Ctrl
変換キー = Enter
CapsLock を Vim風ナビゲーションレイヤーに
Home と End を直感的な位置に配置
Mozc の日本語入力ショートカットを快適に使用
これらを同時に実現できた。これを真似る変態は居ないとは思うが、この記事の何処かが 日本語キーボードユーザー、特にVimユーザーの何かの足しになれば幸甚の至り。
