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Cloudflare WAFを使えるようになるまでの設定手順書(2026年最新対応)

Cloudflare WAF(Web Application Firewall)は、Cloudflareのグローバルネットワークでリクエストを検査・ブロックする強力なセキュリティ機能です。Freeプランでも基本的な保護(Free Managed Ruleset)が使えます。

前提条件

  • 保護したいドメイン(例: example.com)を持っていること

  • ドメインの管理権限(レジストラ側のDNS変更権限)

  • Cloudflareアカウント(無料で作成可能)


ステップ1: Cloudflareアカウント作成

  1. dash.cloudflare.com にアクセス

  2. 「Sign Up」でメールアドレスとパスワードを登録(2FA推奨)

  3. メール認証を完了

ステップ2: ドメインをCloudflareに追加

  1. ダッシュボード左上から Add a Site(または Onboard a domain)をクリック

  2. 保護したい Apexドメイン(example.com)を入力(www.example.com ではない)

  3. プラン選択 → Free でOK(後でPro以上にアップグレード可能)

  4. Cloudflareが既存DNSレコードをスキャンするので確認

    • 重要なレコード(A/AAAA、CNAME、MXなど)がすべて表示されているかチェック

    • 不足があれば手動追加

ステップ3: NameserverをCloudflareに変更

  1. 追加完了後、Cloudflareから2つのNameserver(例: `ns1.cloudflare.com`、`ns2.cloudflare.com`)が表示される

  2. ドメイン取得元のレジストラ(お名前.com、GMO、Cloudnsなど)にログイン

  3. DNS設定 → NameserverをCloudflare指定のものに変更

  4. 変更後、DNS反映まで5分〜48時間待つ(`dig NS example.com` で確認)

注意: DNSSECが有効になっている場合は事前に無効化してください(反映エラーの主な原因)。

ステップ4: DNSレコードのProxy有効化(Orange Cloud)

  1. ドメインの DNS タブへ移動

  2. 各レコードの雲アイコンを Orange(Proxied) に設定

    • Webトラフィック(80/443)は基本的にOrangeに

    • MX(メール)などはGrey(DNS Only)のままが無難

  3. SSL/TLSOverviewFull (strict) を推奨

これでCloudflareがリバースプロキシとして動作し、WAFが有効になります。

ステップ5: WAF(Managed Ruleset)の有効化

  1. 対象ドメインを選択 → Security > Settings(または WAF

  2. Cloudflare Managed Ruleset を探して オン

    • Freeプラン → Free Managed Rulesetがデフォルトで有効

    • Pro以上 → フルManaged Ruleset + OWASP Core Rulesetも有効化可能

  3. フィルタで「Web application exploits」を選択して確認

推奨初期設定:

  • Ruleset action: Block(または Log でテスト)

  • 誤検知が多い場合は後で個別ルールを調整

ステップ6: 基本的なカスタムルール設定(推奨)

Security > WAF > Custom rules で作成

初心者向け黄金ルール例(優先度順に上から設定):

  1. ホワイトリスト(最優先)

    • 自分のIPや検証済みBotをSkip

  2. 脅威スコアルール

    • `cf.threat_score > 10` → Managed Challenge または Block

  3. 特定攻撃パターンブロック

    • `/wp-admin` への異常アクセスなど

Rate Limiting(ログイン画面など)も設定すると効果的。

ステップ7: 動作確認と監視

  1. サイトにアクセスして正常に表示されるか確認

  2. Security > Events(または Analytics)でブロック/チャレンジされたイベントを確認

  3. 誤ブロックがあったら → 該当ルールの例外追加 or Logモードに

  4. Overview で全体トラフィックと脅威状況をチェック

よくあるトラブルシューティング

  • サイトが表示されない: Nameserver反映待ち、Proxy設定ミス、SSLモード確認

  • WAFが効かない: DNSレコードがGrey(DNS Only)になっていないか確認

  • 誤検知多発: Managed RulesetをLogモードでテスト運用

  • 日本からの遅延: Cloudflareの日本PoP(Tokyoなど)が自動利用されるので通常問題なし

次のステップ(より高度に)

  • Bot Management(Pro以上)

  • Rate Limitingルール強化

  • Custom Rulesets(アカウントレベル)

  • Zero Trust統合


所要時間目安: 初回30〜60分(Nameserver反映待ち除く)

この手順で基本的なWAF保護が即座に有効になります。実際の運用ではログをよく見てチューニングしてください。

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