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【シエスタ式人生設計】第4話:なぜ努力しても不安が消えないのか

ちゃんと努力している。

本も読んでいる。
スキルも磨いている。
副業も始めてみた。

それでも、夜になると不安になる。

「まだ足りないのではないか。」

なぜでしょう。

努力が足りないからでしょうか。

もっと頑張れば、
不安は消えるのでしょうか。

たぶん、それだけではありません。

努力とは、多くの場合、
ひとつの場所に力を集中させることです。

この会社で成果を出す。
この分野で勝つ。
この資格を取る。

集中する。
深く掘る。

それ自体は悪くありません。
むしろ必要なことです。

でも、ここにひとつの前提があります。

集中するということは、
依存もそこに集まる、ということです。

収入を会社に集中させる。
評価を上司に集中させる。
未来をひとつの業界に集中させる。

依存が一点に集まる。

ここでひとつ、言葉を置きます。
自分がどれだけ、どこに預けているか。
それを、ここでは「依存率」と呼びます。

依存率がひとつに偏ると、どうなるでしょう。

その一点が揺れた瞬間、
自分全体が揺れる。

だから不安が消えない。

会社の業績ニュースにざわつく。
評価制度の変更に落ち着かなくなる。
景気の話題に敏感になる。

それは弱さではありません。

依存率が集中しているからです。

努力は悪者ではない。

でも、
依存率が一点に集中した状態で努力すると、
安心の条件がどんどん厳しくなります。

もっと成果を出さなければ。
もっと評価されなければ。
もっと安定させなければ。

安心のハードルが上がり続ける。

それは、しんどい。

ここで少しだけ立場を変えます。

不安は、
努力不足のサインではないのかもしれません。

依存率が集中しているサインかもしれない。

依存をゼロにすることはできません。

でも、
依存率を分散させることはできます。

収入の源を複数持つ。
評価の軸をひとつにしない。
居場所をひとつに絞らない。

これは逃げではありません。

依存を扱うということです。

努力しても不安が消えないのは、
あなたが足りないからではない。

努力の方向が悪いわけでもない。

ただ、
依存率が一点に集まりすぎているだけかもしれない。

一点集中は、強さにもなります。

でも同時に、
揺れやすさにもなります。

どちらを選ぶかは、
立場の問題です。

不安をゼロにすることはできません。

でも、不安の質は変えられます。

「ここが崩れたら終わり」から、
「ここが揺れたらどう動かそうか」へ。

それだけで、
夜の重さは少し変わります。

努力は続けていい。

ただ、
全部をひとつに預けなくてもいい。

それだけで、
呼吸は少し楽になる。

世界は、思ったより急いでいない。


ここまで読んでくださったあなたへ。

もしあなたが、

不安を“消す”方法ではなく、
不安を“扱える立場”に立ちたいと感じているなら、

私はその構造を一冊にまとめています。

▶ 【シエスタ式人生設計|思想編】(3月9日公開予定)

今すぐ何かを変えなくていい。
ただ、自分の立ち位置を整理したいときに。

ここに置いてあります。

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