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【試合考察】セレッソ大阪vsファジアーノ岡山 J1第1節

悔しい開幕戦になったけれど

2025シーズンの開幕戦は京都に勝利しましたし、岡山は開幕戦で長いこと負けていなかったので久しぶりの敗戦スタートとなりましたね。なんだろう?百年構想リーグが降格なしのレギュレーションだったので「まあ負けても死にゃあしねえ」って感覚があったので、久しぶり負けるとずっしり来るもんがありましたね。悔しいね。

しかし、なんだろう?サポーターの一人として敗戦のネガティブを自分の中でうまく消化する?みたいな?そういう「受け身」をちゃんと取らなきゃなって感覚に久しぶりになりました。ネガティブは心の中で焦げ付くし、ずっと抱えてると疲れる。だからうまくおつきあいしないとね。

J2リーグならまだしもJ1リーグでは岡山は一番下のグループにいる立場です。当然たくさんの試合に負けることもあるでしょう。13位でフィニッシュした2025シーズンでも17敗をしています。ただむざむざと負けていてはならない。積み上げていかないといけない。そういう意味では決して悪くはないゲームだったかなと思う開幕戦でした。



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スタメン


松田駿が開幕戦プロデビュー!

どんなメンバーで臨むだろう?と思われた開幕戦でしたが、なんと高卒2年目の松田駿がJ1の開幕戦でプロデビューするという驚きの抜擢になりました!これはさすがに驚きました。GKは濱田が明らかにケガでもうちょい時間がかかる状況でしたが、年上の選手を押しのけてここで出番を得るとは大したものです。10代の選手が岡山でJ1デビューするのを見るのはほんとにうれしい。

なんか人がたくさんいないよ!

その一方で何人か主力級の選手がメンバー外になっているのは少し気がかりなところ。レオ・ガウショもいないし、西川潤もいない。本山遥なんかもベンチにはほぼ入ってくるはずだけどいない。特にガウショ・西川がいないのは前線の厚み、後半の戦い方にモロに影響するのでちょっとその点厳しかったかもしれない。GKでは1番手とみられていたモーザーもベンチ外でどういうことなの?という。まあコンディション的なことだとは思うけど・・・

オベルダンがいきなりベンチに

ほんの2日くらいまでに岡山に合流したオベルダンがいきなりベンチに!まあ、彼だけシーズンインしていたのでコンディションは一番いいでしょうし、実力は素人目にも「見りゃわかる」ってレベルですからね。でもなんか木山さんらしいなと思ったり。

試合の流れ


3421どうしのミラーゲームということで序盤からがちゃがちゃした展開でスタートしたこの試合。奪ったら早く前を狙う両チーム。岡山も殴るがセレッソも殴る。香川の決定機を松田駿がビッグセーブ。岡山の入りは決して悪くない。FKの流れからブラウンノア賢信のJ1初ゴールで先制!

失点後からボールを動かし始めるセレッソにハイプレスを仕掛ける岡山という構図に。徐々にソロモンにボールを集め、ポストプレーを織り込み始めると15分にはまさにそんな形。田中駿太のヘッドは松田駿がビッグセーブ。

その直後の19分には岡澤のスルーパスに抜け出したソロモンがまたしても恩返し弾。岡山ではさっぱり点とらなかったのに、岡山からは点を取るという、ね。だが、ここの抜け出しのタイミングとシュートの冷静さは見事だった。この得点で弾みがついたセレッソは岡山のプレッシングがかけにくいポジション移動を行い、ボールを安定的に保持しはじめる。

逆転ゴールも櫻川ソロモンのポストプレーから。立田と潰れながらボールを残して左サイドへ。横山夢樹がカットインからのグラウンダーのミドルを突き刺し1-2。ファーに蹴るような体の向きからニアに鋭いボールを蹴った形で、松田駿は重心が完全に逆になっていた。

ボールを奪ってセレッソコートに入りたい岡山だったが、正直取りどころがないなあという難しい展開に。ポジション移動と裏狙い、ソロモンのポスト。どこかで叩ければ奪い返せるんだが、どこも叩けない。最終盤にはルカオの強みを少しづつ生かせはじめおしこむと、46分に鈴木喜丈のシュートは決定機!これ決まってたら良くないなりに2-2で戻ってこれる前半だったけれど、井上黎生人のカバー。48分にもおしこんでルカオのポストを右に展開してクリーンにクロスを上げるシーン。セレッソがソロモンで殴るなら岡山もルカオで殴ればいい。やればできるというシーン。

岡山は後半頭からいきなりオベルダン投入!アンカーに据えて3142に移行。ルカオとサンホの2トップ。右サイド白井からのクロスから惜しいチャンスを演出。江坂と宮本がセレッソのボランチ脇でボールを受けられるようになり、配球できるオベルダンからタテパスが入る。ちょっとモードチェンジを感じる後半。

セレッソは岡山の出方にやや戸惑いもあったか、ハイプレスを回避して前に運ぶボールがあまり供給できずにボールを失う時間帯。ここはチャンスだな。岡山としては仕留めたいところ。

57分にセレッソは2シャドーを交代し上門・ルーカスフェルナンデスが登場。岡山もノアに代えて山根永遠を投入。その直後の58分のプレー。岡山とセレッソの似たポイントを感じる攻撃。低い位置からの展開でハイプレスに出てくるセレッソを長いボールでいなしてルカオvs井上のデュエルで勝つ。ソロモンで殴るならこっちもルカオで殴る。いいね。これだよこれ。

62分にはボックス内に押し込んでスルーを挟んだ抜け出しで宮本英治が抜け出す決定機だったがパスはブロック。おしい。66分にはルカオに代えて一美。宮本に代えて神谷を投入。

82分には右からのクロスを一美がそらして河野がダイビングヘッドで飛び込むけれど、GK中村航輔と接触する危ないシーン。負傷交代で末吉。意識ははっきりしてそうだけれど、思いっきりぶつかったので首とか心配。

岡山は追撃の迫力が正直いまいちだったかな。1-2でセレッソに逆転負け。26ー27シーズンは黒星スタートとなりました。

感想・注目ポイント

ミラーゲーム状況をうまく活用したセレッソ

ゲームが大きく動いたのは前半。後半は消耗とそのための選手交代で推移していくという中で、明暗を分けたのはミラーゲーム状況をうまく活かせたかどうか?という点になるのかなあと思いましたな。岡山のハイプレスを予測して、早めにソロモンに当てたあとの落としのボールを前向きで受けやすい仕組みを整えて岡山の守備が後手を踏むシーンもしばしば。

岡山がマンマーク気味についてくるのを逆手にとってポジション移動や入れ替えでつかみにくくして前向きの選手を用意するやり口も秀逸で、岡山はボールを奪えるポイントがなくなってしまった。ハイプレスに行ったら蹴られてソロモン。行かなかったら安定してボール持たれて押し込まれる。新監督のチームながらとてもうまく戦われてしまったなーという印象。

全体的には悪くない開幕戦

負けてしまったので評価は渋くなってしまうのはやむを得ないところですが、個人的には納得いく内容と結果だったかなと思いました。セレッソがうまくゲームを支配してしまったので、こちらの持ち味がどんどん出る展開に持ち込めなかったですね。まあ、ちょっとフラストレーションは溜まるゲームではあったかもしれない。それにしても少ないチャンスを仕留めるかどうか?はもうずっと課題ですね。TMのブレーメン戦とかそうでしたけど。やっぱそこが出ちゃうかという感じ。このあたりは、要所要所で決めきってきたセレッソとの対比に実力差を感じました。ただ、岡山はタイトルを狙うチームじゃない。やれるだけのことをやっていきばいいのです。

失点シーンはちゃんと見ておこう1点目

セレッソの同点ゴールはボランチの岡澤がCBの脇に落ちるパターンですね。ドルトムント戦ではほとんど見せていなかったので、隠していたのか!という。このシーンでは裏へのボールを警戒したノアの分だけオフサイドラインがそろわずにソロモンの抜け出しがオンサイドになってしまった。まあ、ここはある程度しゃーない。香川真司が下りる動きを入れることで鈴木喜丈をつり出し、その背後へソロモンが斜めに抜けようというアイデア。これを決めきったソロモンのシュートも素晴らしいし、なにより岡澤のパスが必殺級でした。J1ってこういうことよね、っていう。

GK松田駿はこの裏へのボールに出られなかったか?というファジサポのリアクションもうなづける場面ですが、ちょっとボールの質が読めなかったかな。ただ、バウンドしてからシュートまでも若干の時間上がったのでそこで詰めてもよかったのかなとは。

失点シーンはちゃんと見ておこう2点目

2点目はGKからのロングボールをソロモンが立田を背負ってつぶれる。そのセカンドを香川が前向きに拾って左サイドへ。横山夢樹がカットインしてからの技ありのシュートで決めるというものでした。これは、百年構想リーグの清水戦のオセフンアタックを彷彿とさせるシーンでしたね。

岡山はセレッソの平面での組み立てをハイプレスで狩り取ろうと前に出てセットします。しかし、セレッソはソロモン目掛けてボールを蹴る。立田が跳ね返せないとボールが残ることになるんですが、セカンドボール拾い役のダブルボランチはハイプレスに出ているので前向きに拾う香川真司に置き去りにされちゃうんですよね。

セレッソはソロモンの落としを受けた後追い越していく動きが鍛えられている。右WBの中村拓海もチャンスと見るやポジション捨てて左の奥までフリーランしてますからね。これにより大森が気にしないといけなくなり、横山にしっかり2人つけなくなっている。まあでも、ここでニアに素早い振りで流し込める横山も技ありでしたね。


最終盤の攻勢がちといまいちかな

全体的にみるとオベルダン投入後の後半のプレーも悪くなかったし、セレッソゴールに詰め寄るシーンも作れてはいた。しかし、やはりルカオが下がってからの火力というとパワーダウン感が否めないのは正直なところ。相手に与えられる脅威の度合いがだいぶ落ちてしまう。やっぱルカオの使い方が難しいですね。このあたりはガウショ・西川がベンチ外だった影響はあったことでしょう。うーん。ポポ→ルカオのリレーがベストとして、今シーズンどこまであの水準に近づけられるか?開幕戦ではそこの物足りなさを露呈してしまった感が否めないので注意深く見ていきたいですね。

ブラウンノア賢信J1初ゴール

敗戦でじめじめしてしまうところですが、選手に目を向けてみればポジティブな要素も結構あった試合だったのではないかろうか!まずはなんと言ってもブラウンノア賢信のJ1初ゴールですよ。まずもって、この試合にスタメンで出てきたのもなかなかにすごい。セレッソは右の中村・クールズがストロングなので、クールズで殴ってくるならこっちもノアで殴るからな?という。スタメン見たとき「やりやがったな!笑」と思いました。でも、これも木山さんっぽくていい。

1点目のシーン含め守備面での不慣れ感。あとはWBというか中盤の選手としての振舞には物足りなさを感じるのは当然のことかなと。いっぱいいっぱいの鈴木喜丈にパスコース提供しそびれるとかね。そういう地味なプレーでFWの選手感はまだまだ感じます。しかし、やっぱり推進力と高さ、あとクロス。得点シーンはセットプレーがらみでしたが、白井のクロスに飛び込むノアはなかなか止めれないと思うよ。WBは木山ファジの花形ポジション。今シーズンは絶対ブレイクしよう。絶対にだ。

松田駿のJリーグデビュー

驚きのスタメン抜擢。2失点したことで悔しさの残るデビューとはなりましたが、高卒2年目の選手としてJ1デビューを飾ってくれたことについてはとてもうれしいなと思います。2つほどビッグセーブがあったので、「これはもしかしてノっちゃうのでは?」と思いましたが、まあそうそううまくはいかねーか笑

なんで松田駿なんだ?という声もあったろうなあと思いますが、逆に自分はすごいなと思っちゃった。キャンプでの川浪吾郎プレーすごくよかったと思うんですよ。またいろんなチームでベンチに入ってきた選手ですし、そんな川浪を押しのけてスタメンで出られるってそれだけでもかなりすごいなと。

オベルダンがすごすぎた・・・!

チーム合流していきなり開幕戦デビューとなったオベルダン。まあ、うまいことうまいこと!アンカーの位置でボールをさばいて後ろと前をつなぐ。守備でもボールに食いつくこともできれば、2手先位をイメージして予防的な守備力も兼ね備える。オベルダン投入後の岡山のボール保持は並びが変わったこともあってかなりセレッソを戸惑わせていました。開幕戦でこれならもう次はスタメンじゃないですかね。ちょっとレベルが違いました。さすが2億3千万の男だ!

ナサンホの補強はハマりそう

そして個人的にはこの試合とてもいい印象を受けたのがナサンホでした。ドリブルあってスピードあって、パンチあるミドル持っててまでは知ってましたけど、この人相手の守備のライン間でボール引き出すのもそつなくこなせるのですね。いやー、そりゃ10番ですよ。前半は下りた江坂から相手の間を透けるタテパスを受けて、セレッソのダブルボランチの背中取ってましたし、後半はオベルダンがタテパス刺せてましたしね。

また、終盤には2トップ気味にプレーするシーンもあってMFーFWと汎用性も高い。岡山に来てこの試合が始めて90分通してのプレーでしたが、連携面が上がっていけばかなりやってくれそうな気配です。スタミナも最後まで持ってましたし、とても好印象。



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