【試合考察】ファジアーノ岡山vsセレッソ大阪 百年構想リーグ第18節
6位フィニッシュ!
さあ、やってきました百年構想リーグ最終節。セレッソ大阪を迎え、ここで勝てば3位?4位?というところでしたが、残念ながら3-2での敗戦。ファジアーノ岡山は6位フィニッシュとなりました。
今日はここから。この画角、PO決勝の仙台戦以来だ。懐かしい。 pic.twitter.com/uAuMzbSMcs
— ゼロファジ (@ZeroFagi) May 24, 2026
去年のホーム浦和戦以来、久しぶりに現地参戦してきました。やっぱり生観戦は生観戦ならではの良さがありますな。すごく楽しかった。
試合はセレッソがすごくきれいなサッカーをすることもあり、非常に見ごたえのあるゲームになりました。戦前考察で言及したポイントのうちかなりの部分がこのゲームにもヒットするような展開でしたね。予習していた分生で見ていても見どころがわかりやすく、手前味噌ながら「やっててよかった公文式」みたいだなと思いました。
試合の結果についてはいろんな感想があるでしょうが、自分はどう転んでも満足する内容だったかなと思います。シンプルに感想を言うと、負け方がいいね。力が足りないところはもちろんあって、ちゃんと力比べをしてその結果敗れたというゲームだったかなと思います。力比べをする以前の問題で敗れていては話にならない。そういう意味では持てる力を出して敗れているので、納得感があるなあというところでしょうか。
最終的な順位がどうなったとて、胸を張ってPOラウンドに行こうじゃないか。岡山の百年構想リーグは実りある半年になったよ。これだけいろいろ試してこの位置にいるのは立派だわ。去年目いっぱい背伸びしてなんとか13位に届いたチームなんだから。
— ゼロファジ (@ZeroFagi) May 24, 2026
最終節は敗れたとはいえ、6位フィニッシュはあまりにも立派な成績です。POの相手は去年ダブルを食らった浦和レッズに決まりました。百年構想リーグもあと2試合で終了となります。最後を締めくくるためにも内容も結果も求めるPOラウンドにしたいですね!

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スタメン

どっちもベスメンかな?これは
大方の予想通りのスタメンがそろった両チーム。セレッソもベンチメンバー含めて「だいたいこんな顔ぶれかな?」という選手が名前を連ねておりました。元岡山組では井上黎生人がスタメン。櫻川ソロモンと上門知樹がベンチスタート。そして楽しみにしていた香川真司もこの試合には帯同しておりました。プレー・・・見たかったけどなあ笑
対する岡山はメンバーが固まってきましたね。このリーグ戦の開始からずっとメンバーを試してきて、現状この顔ぶれがベストチョイスだと思います。ベンチには本山遥を置いて、CBの代わりの選手はいません。これは結構思い切った人選かな。田上大地か阿部海大は入ると思っていたので。なお、これにより田部井涼は百年構想リーグでの出場がなし、ということに。どうしちゃったんだろう。レフティのボランチは貴重なのに。
試合の流れ+ピックアップシーン
0:30「いきなり決定機!」
岡山得意のスローイン白井→木村でボールを収め、そこにまた白井が絡んで抜け出す。横山は白井を完全に手放してしまった。白井のクロスもかなり良かったがボールが流れてボックス内で山根永遠。狙いすました右足のコントロールショットは惜しくも中村航輔の指先で掻き出される。決定機!
2:02「セレッソの組み立てと岡山のハイプレス」
守備のやり方を確認しよう。 岡山はポポ・木村が2CBを見る。江坂はボランチを、宮本はもうひとりのボランチを見る。そしてトップ下の中島には小倉が見る。これでセレッソの中盤3枚をロックしようという構え。
セレッソはGKからつなぐ。SBを深い位置まで落として、GKのそばにいる右CB井上→右SBクールズとつなぐ。ボールが右左どちらに出るかを察知しつつ、SBに対して山根か白井が出ていく。セレッソはSBが発射台になって、タテにロングボールを蹴ってスペースに流し込む。そこにアンドラーデが顔を出すという形。
5:11「いい獲り方だったけどピンチに」
セレッソコート真ん中でのFK。ここからパスをつないで右にというシーン。岡山はSBクールズに対して山根が詰める。さっきと同じだよね。しかし、山根がいい感じに詰めたので柴山へ上手く繋げず鈴木喜丈が回収して一気にカウンター。 ところが、クールズにもぎ取られて逆にカウンターを返される。山根も鈴木喜丈も置き去りにされているので左サイドがガラガラ。ことなきをえたもののというシーン。セレッソはカウンターが上手いな。
6:35「下りる柴山と空くスペース」
右サイドの中央、ややセレッソコート内からクールズのパスを受けて柴山がフリーで前向きを作る。このように柴山は下りてトップ下っぽい仕事もこなす。柴山には鈴木喜丈がついていくので、鈴木喜丈の背後にスペースができる。
6:49「横山のゴールはゴラッソだが」
セレッソが岡山を押し込み、アンドラーデが岡山のボックスの角のちょい外でボールを持っている。このとき、セレッソの前線はどうなっているか?アンドラーデは大外にいてボールを持っていて、柴山は右サイドの奥。中島は逆に左サイドボックス内。では、横山は?というと柴山と中島の間にいる。このようにセレッソの前線は立ち位置をかなり入れ替えてくる。 岡山は誰が誰を見るのか常に整理しきれない状態で、横山に前向きを作られ思いっきり右足を振られてしまった。
9:05「小倉幸成の地を這うサイドチェンジ」
センターサークル付近でボールをもつ岡山に対して、442で構えるセレッソ。宮本→小倉で前向きを作ると、すばらしいボールを右サイドへ。ちょっとアウトにかけて中から外に逃げるボールだね。白井が駆け上がりクロスまでたどりつき攻撃を完成。ポポが落として江坂のフィニッシュは枠の外。決定機。 セレッソはWBの処理が難しく、そこをしっかり突いてチャンスメイクできている。
11:05「WBアタックを鬼スライドで封じる大畑」
セレッソコートに入ってセンターサークルよりちょい左くらいから鈴木喜丈→江坂のタテパス。江坂が右サイドの方へ体を開いてボールを受けると、白井康介がちょい中よりに立っていて、その外に入れ替わって木村太哉がいる。そこにサイドチェンジ。白井が横山をピン留めしているので、外に開いた木村太哉を捕まえられる選手が誰もおらずスペースでボールを受ける。しかし、SB大畑の対応が鋭いな。
12:15 「やっぱりサイドチェンジがおいしい」
左サイドタッチライン際でボールを受ける山根。そこから大きなサイドチェンジを右に送って白井がフリー。やっぱりここ。WBのところでかなり運べる岡山。白井が大畑ごしにクロスを上げる。これをポポが詰めることができればという決定機。
このボーナスタイムいつまで続くのか
— ゼロファジ (@ZeroFagi) May 24, 2026
18:32「オグのサイドチェンジ再び」
中盤でのセカンドボール争いを制して、小倉幸成がセンターサークルでボールを受ける。左にはやはり山根がドフリー。柴山がパスコースに入って難しいんだが、見事に間を通してサイドチェンジ!山根を走らせる。中→外の展開だとほとんどボールを前に運べるのでオグの特徴を出しやすいゲーム。
19:19「SBから右奥へアンドラーデ」
セレッソがうしろから運ぶ形はやっぱこれだね。下りてきたSBが発射台になってWBの裏にボールを入れる。そこにチアゴ・アンドラーデが流れてプレス回避。このシーンのようにスローイン取れたら全然OKという。このセレッソの攻め手がどう変化するかな。
20:53「流動的なセレッソの前線」
セレッソの選手の立ち位置がかなり変わっている。前線には左から横山・大畑・中島・クールズがいて、下がり目にアンドラーデ、柴山。流動的にポジションを入れ替えることがよくわかるシーン。
20:59「4つ目の決定機だけど決まらん!」
岡山コート中ほどでボールを回収した岡山は、セレッソの右サイドを攻める。柴山は左にいて、クールズも前線に出ているので手薄になっている。中央のパス交換でセレッソのカウンタープレスをいなして山根がセンターラインを越える。そして、左サイドの奥へポポを走らせ井上黎生人との1対1。この形を作れたら岡山に分がある。ポポは足元の技術があって、このひと左WG本職ですからね。こういうシチュエーションは大好物なはず。井上黎生人を剥がしてクロス、木村太哉が触れれば1点という決定機。4度目でも決まらん??
22:08「大森博よく触った!」
セレッソがセンターサークルあたりでボールを持ち、やはり柴山が下りてくる。どうしても柴山にはつききれず前向きを作られるなあ。そこから浮き球のスルーパスを背後に落とされアンドラーデに抜け出されるが、ギリギリ大森博のカバーが間に合って事なきを得る。ナイス博よく触った!セレッソは柴山がおぜん立てをするので、横山・アンドラーデ・中島は前線に張り付いてりゃいいんだよな。それで十分殴れる。
23:18「白井の走力高すぎ事案発生」
セレッソのCKの流れ。ボックス内でボールを拾った白井康介が単騎カウンター発動。走る走る!横山を振り切ってどんどん運んでいったが、逆サイドの小倉までボールを流せればな!というシーン。白井康介の走力はマジでとびぬけている。
24:20「江坂がいるからオグが空く」
ここの岡山の組み立ては素晴らしい。セレッソ顔負けですね。鈴木喜丈がアンドラーデをひきつけつつ、ボールを運びながら中央のオグへ通すんだけど、ここのオグに行ける人は誰もいないんですよね。というのも、江坂が石渡ネルソンを宮本英治が田中駿太をそれぞれ食いつかせているので、オグにプレッシャーをかけられるセレッソの選手がいない。したがって、セレッソのライン間でドフリー前向きをつくり、サイドチェンジ。ちょっと合わなかったけど白井もサムズアップしているよね。セレッソがそう殴るんなら岡山はこう殴りたいというシーンじゃないかな。
27:39「セレッソがつなぎはじめる」
前半も25分が過ぎて徐々にセレッソが下で繋ぎ始める。田中駿太が最終ラインに落ちて、石渡ネルソンとタテ関係。3バックっぽくなるのでSBは高い位置に送る。トップ下の中島元彦はもはやボランチの位置まで下りている。なおかつ、トップ下機能は柴山が担保しており、前線は横山とアンドラーデが受け持つという役割分担。実質的には3142のような形になっている。おもしろい。
34:48「セレッソ最高の形」
センターサークルあたりからセレッソがななめのバックパスを入れて右から左へとボールを動かして行く展開。岡山はがんばってプレスにいくが、左SB大畑のところが空いてしまう。ここは白井が行きたい。しかし行けない。なぜかというと横山がピン留めしているから。やむをえず宮本英治が大畑に行くが、その背後にはトップ下の中島元彦が下りてくる。またやむをえず大森博が出て対応するが、逆を突かれてはがされてしまう。中島からアンドラーデ、最後は柴山がシュートするビッグチャンス。いかにもセレッソの下で組み立てる良さが出た形。
セレッソいまいい攻撃したなあ中島元彦経由して
— ゼロファジ (@ZeroFagi) May 24, 2026
36:40「白井のファーストタッチが芸術品!」
前半最初にあった決定機と同じような形。右のスローインをポポにぶつけ、落としを白井が外を回って受けて抜け出そう!という形。やはり横山はつききれずに完全に抜け出されてしまう。しかし、ここの白井のファーストタッチはすごいな。ターンして絡んでくる大畑の外を回るんだけど、自分のスピードが落ちないところにバウンドさせて加速して前に出る。たぶん大畑も白井の思惑をわかっていたと思うけど、あまりにも白井の抜け出し方が鋭かったのでやむをえずイエロー覚悟で倒しに行ったように見える。
41:28「スローインから最後にオグのミドル」
最後の最後にまたビッグチャンス。左のスローインを江坂が受けて、2枚に絡まれながらヒールでスルーパス。完全にドフリーになった鈴木喜丈がグラウンダーのクロスを差し込み、宮本・ポポを経由して小倉幸成のミドル。チャンスはしっかり作れているんだが1点が遠いな。
セレッソは序盤岡山のプレスの勢いが落ち着くまではリスクを回避して、SBからタテにロングボールをスペースに流し、チアゴ・アンドラーデなんかが流れて受ける形でプレス回避しましょうという考え方。25分過ぎたあたりからはボールが持てるので形を変えて下で繋いでいこうという構え。
岡山は4つくらいあった決定機をいずれも仕留めきれず。イーブンに戻せるかどうかは話が全く違ってくるので何とかしたかったが。これが後々重たい45分になっていく。前半は0-1でセレッソリードで終了。
46:55「右CKから決定機」
後半の開始早々岡山にビッグチャンス。右CK小倉幸成のキックに鈴木喜丈が合わせてゴチャゴチャっとなる展開。ゾーンで守るセレッソのスキマでピンポイントで合わせるオグのキック精度よ。喜丈のジャンプのタイミングも素晴らしい。キムタカか喜丈かどちらかが押しこめたら、という。
49:51「横山vs大森博」
セレッソのすばやいFK。大きなボールを左サイドへ送って横山夢樹を走らせる形。これを追走する大森博との1on1。横山は鋭いドリブルで大森を振り切ってグラウンダーのクロスを通す。大森は右足を警戒して距離をとっているんだけど、そのままズバッとタテに行かれちゃったな。
ポポではなく木村太哉を55分に代えて、はやめにレオ・ガウショが登場。これにより小倉をアンカーにおいて前は2トップ。岡山は点を取りにいって追いつき追い越せができるか?というチャレンジ。
55:17「致命的なカウンター被弾」
やや岡山の出方を把握するのに時間のかかるセレッソ。クロスボールをはね返したあとのセカンド勝負。小倉幸成がいち早く落下地点に入りボールを触れたんだがコントロールが流れ、セレッソボールに。局面は4対3の圧倒的不利。ここは立田に注目したい。立田は大森に対し、横山につけと指示している。おそらくはスピード差の部分を考えてのことかな。あと、アンドラーデへのスルーパスなら自分の方でなんとかできる感覚があったかもしれない。中島→横山へのスルーパスが出て横山に振り切られて致命的な2点目を奪われてしまった。
0-2になったことでさらにテコ入れを図る岡山は3枚代え。小倉に代えて西川潤。山根に代えて松本昌也。ポポに代えてルカオを投入。
セレッソも63分に櫻川ソロモンと本間至恩が登場。
64:47「いきなりレオ・ガウショ」
右サイドを西川潤が粘ってコーナーフラッグの前で3対3の競り合いのシーン。そこからボールを逃がしてボックス内のレオ・ガウショへ。西川はリターンを欲しがったが、いいところにボールが置けたこともあってかレオ・ガウショが迷わずシュート。これがわずかに枠をそれる。惜しい!
66:18「西川潤が右サイドに落ちるパターン」
ミドルプレスで構えるセレッソに対して後ろ方組み立てていこうという岡山。CB同士のパス交換の最中、右インサイドハーフの西川潤がスルスルとタッチライン際に開いてSBのような位置に。これまであまり見なかったパターン。これに対してセレッソはどうするか迷い、やむなく石渡ネルソンが出るがいまいちハッキリしない。岡山としてはボールの逃がしどころ、前に運ぶとっかかりを作れそうな気配。
70:00「ダメかと思ったけどレオ・ガウショのゴール!」
サイドチェンジで押し込んでボックス内に人を送り込んだ岡山。右サイド大森からのスルーパスをルカオが折り返し、それを拾った松本昌也がなんとかライン割らずに残してルカオが折り返す。するとレオ・ガウショが蹴り込んで岡山が1点を返す!
78:54「いきなりルカオ!」
岡山の得点後はどちらにもチャンスが訪れる展開。岡山は左サイドの奥で、白井がボールをコントロールし西川が裏抜けするのをおとりにしてルカオへ。すると今度はルカオが裏へ抜ける白井をおとりにして、右足で巻いたシュートを狙う。これはね、素晴らしいシュートでしたよ。ファーストタッチのときからシュートを打つと決めていたモーション。これボールがマイナスに止まったからシュートは予想しにくかったと思うな。意外性あるシュート。
セレッソは柴山に代えて吉野、中島元彦に代えて古巣対戦となる上門が登場。おそらく523にしてフォーメーションをマッチアップさせて逃げ切ろうというアイデアじゃないかな。
80:03「いきなり上門が決めるのかよ!笑」
セレッソのGKからのロングボール。これが思ったよりも伸びずに前に出た立田が触れない。櫻川ソロモンには宮本英治もついていたが吹っ飛ばされてソロモンに前向きを作られる。すると、鈴木喜丈と大森博の間で待っていた上門がパスを呼び込む。この受ける位置が絶妙ですね。上門はボディフェイクで左にいくと見せかけて寄せてきた大森博を揺さぶると、その時点で右足のシュートコースはニアもファーもある状態。そうなるともう何が起こるのか?は岡山民のよく知ってのこと。上門はゴールマウスを捕らえる比率において岡山歴代ナンバーワンですから。右足を振らせてはいけなかった。せめてコースは限定したかった。大森博もわずかに触れて食い下がったんだけど、すべてにおいて一枚上手でした。お見事。
岡山は竹内涼を投入して、鈴木喜丈を下げ4バックへ移行
89:15「ガウショ2点目のゴール!」
右サイド深い位置のスローインを江坂がヒールで戻して、松本昌也が完全にフリーでクロス。これをクールズと井上黎生人の間で競ったレオ・ガウショがヘッドで合わせるが、GK中村航輔のナイスセーブ。ガウショにはこれがあるんだよね。決定機。さらにその左CK。ボールを受けた白井が左から真ん中に持ち込んでGK真正面への強烈なブレ玉ミドル。これをこぼしたところをガウショが詰めて岡山が1点差に詰め寄る!
感想・注目ポイント
・決定機は作られるが失点しないセレッソ
いやーーもう、この1点に尽きるかなあ。岡山は0-2になるまでに1点も取れなかったのがずっと響くゲームになってしまったかなあと。セレッソはカウンターが上手いので、リードを与えたくない。少なくとも前半に1-1にしておきたかった。実際に決定機は4つもあったので、せめてそのうち一つが決まっていれば話はだいぶ違ったんだが、という感じでした。後半開始直後にCKで1本ありましたし、全部で5回か。それだけ決定的があって全部外してたらそれは勝てないわ。うーむ。決定機を作られているのでセレッソの守備がうまくいっているとまでは言い難いんですけどね。なんでか失点しないんだよなあ。
・WBを使ったサイドチェンジは効きまくっていた
前半から再三チャンスを作れていたのはサイドチェンジを使ってWBにボールを届ける形。名古屋もしきりに狙っていたように442で守るセレッソの守りにくい攻撃のやり方で、岡山も非常に良く再現できていました。ゲームが落ち着く25分くらいまでの間に3.4本チャンスメイクできていたので、なんとか実を結びたかったところでしたね。
・ミスがらみの失点でずっと追いかける展開に
2点目に関してはオグのボールロストがとっかかりだったし、3点目に関しては立田の目測誤りがきっかけでした。相手に上手く崩されたというよりかは自分たちのミスを着実に点に結び付けられてしまった印象が強いゲームでしたね。こちらがあれだけ決定機積み上げてさっぱり点が獲れない中で、ミスを確実にモノにされてしまってはさすがに苦しい。これは勝てないゲームですよ。セレッソの前節は大勝でしたがあれも名古屋が追いかけなきゃいけない試合展開でした。1点目はまあ仕方ないとしても、2点目・3点目は自ら勝ちを遠ざける致命的なエラーだったかなと。そこの差はまだまだ大きいですね。
・点を取りに行かなきゃ!で2点取れたのはデカい
そうした失点のところのもったいなさはあったものの、交代策で手を打って実際に2点取って詰め寄れた点に関しては非常にポジティブなポイントでしたね!イーブンとかリードした展開からの2得点よりも、ビハインドで2点取る方がやっぱりハードル高いですから。しかもセレッソは失点19で西地区1位ですしね。岡山がそのうち4点も取ってるのは謎ですけど。
・上門知樹の恩返しゴールならしゃーないか
この試合決勝点を決めた上門知樹(うえじょうさとき)選手は岡山からセレッソに移籍していった選手です。ひとまずJリーグ公式のインタビューを見てくれ、
上門知樹(C大阪)
このスタジアムで育ててもらったので、どうしても結果が欲しかった。(岡山の)サポーターの皆さんは悔しいと思う方もいると思いますが、結果で恩返ししたかったので、良かったです。ただ、ゴールセレブレーションは今回はしないと決めていました。それぐらいリスペクトしているクラブですし、感謝しています。
去年大けがをして長期離脱していたので、これが復帰後うれしい初ゴールとなりました。しかし、岡山に対して深い敬意を表してくれてゴールセレブレーションもせず。試合後のインタビューでも語ってくれて。いやー悔しい。悔しいがお見事だったし、上門らしいゴールだったので「まあ、しゃーないか」という感覚になりました。ドライブ回転のかかったパンチあるシュートが魅力の選手で、岡山時代には2年で20点とりました。
・失点には絡んだがオグはこれでいい
この試合のキーポイントはサイドチェンジでした。したがってロングレンジのキック精度に優れる小倉幸成としてはかなり自分の武器でチームを助けられるシチュエーションが多かった。実際に彼のキックで打開してセレッソゴールに迫るシーンは多かったし、キックのクオリティも高かった。ゲームの流れでいくと横山夢樹の2点目のボールロストは絶対にやってはいけないシーンでした。ちょっと欲が出たかな。あそこダブルタッチ気味に江坂に出したかったんだろうか。そこが通れば江坂はドフリーでしたからね。並びが変わってアンカーに落ちたのでもうバックアップがないですからね。安全第一のプレー選択が望ましいシチュエーションでした。ただ、それを言うなら彼起点の展開で1点くらいは獲りたかったなというのが正直なところですよ。いい経験になったと思う。これでいい。
・大森博もまたよい経験を積んだのでは?
大森博も小倉幸成と同じように苦いけど貴重な経験を積んだゲームになったかなと思いましたね。前半の中島元彦どうしたらええんじゃい!?もあったし、横山夢樹には2度もちぎられて点まで取られ。交代して出てくるのが本間至恩でしょ?そして最後の最後で上門知樹とのマッチアップ。たぶん、随所にJ1の選手のクオリティを感じたんじゃないかな。相手もすごい選手たちなので全部が全部止められるわけじゃないけれど、こういう経験を積み上げていけばきっと対応力に幅が出てくるはず。
・白井康介がいる・いないは別物
もう何回言ったかわかりませんが、白井康介のスピードとスタミナはどうなっているのでしょうか。WBがカギを握る試合で前後半通じてチャンスに絡みまくる活躍でさすがの一言でした。正直彼がいるかいないかだけでも得点力のかなりのパーセンテージを左右するんじゃないか?と思うほどチャンスメイクに絡んでる。あと、木村太哉と組んでもいいし、ルカオと組んでもいいし、ポポと組んでも、江坂と組んでも、西川潤と組んでもスムーズなコンビネーションを発揮できるんですよ。たぶん、そこまでの選手他にいないと思うんですよ。ほんとにすごい。もう、もう、あとはFC東京さん何卒・・・!
・西川潤はエレガントだけど身体も張れるな
徐々に試合に絡む時間が伸びている西川潤ですが、彼はおもしろいですね。インサイドハーフに入ることが多いんですけど、もちろん組み立てに関与してボールを中継する技術があること。そして、攻撃ではポケットに突撃して決定機を作っていく動き出し、逆に自分がパサーになって味方を走らせるプレーも当然出来る。あと、いわきを経由したこともあるのかフィジカル的にもかなり戦える選手なんだなと。このポジションではFWっぽい選手もMFっぽい選手も起用することになりますが、西川潤にはそれこそ江坂のように自分でも取るし味方にも取らせる仕事を見たいですね。
・レオ・ガウショの得点ペースがやばすぎるんだが
この試合で後半から出てきて2得点を決めたレオ・ガウショ。移籍金払って獲りにいって大正解なのでは??この時点でもう4点取ってるんですよ彼。しかも全部後半からの途中出場。もともとトルコ2部で交代ででてきてかなりゴールをとったって実績はあったとはいえ、J1でもそれがしっかり出せるのはすごい!彼岡山でゲーム出たの4月25日の福岡戦ですからね?なんと43分に1点のペースでゴールを積み上げている。まだまだ味方とのすり合わせは必要ですが、得点は積みあがっているし、実際クロスに合わせるヘッドとか、足を振ってシュートを打つシーンも増えてきてます。これ完全フィットしたらどこまでいくんだろう??楽しみです!
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